09/09/24 北神戸
オリックス23回戦(対オリックス15勝8敗)
◎川井7イニング無失点◎
|
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
中 日 |
0 |
0 |
6 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
8 |
オリックス |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
1 |
3 |
[本塁打]木 元3号(8回2点斉藤)
[勝 投]川 井 (4試合3勝0敗)
[敗 投]伊 原 (12試合3勝5敗)
|
安 |
二 |
三 |
本 |
振 |
球 |
犠 |
盗 |
併 |
残 |
失 |
暴 |
捕 |
ボ |
中 日 |
9 |
2 |
0 |
0 |
3 |
5 |
1 |
1 |
2 |
7 |
0 |
0 |
0 |
1 |
オリックス |
8 |
1 |
1 |
1 |
6 |
3 |
0 |
0 |
0 |
6 |
1 |
1 |
0 |
0 |
| 打 | 安 | 二 | 三 | 本 | 点 | 振 | 球 | 犠 | 飛 | 盗 | 打率 | 長打率 | 出塁率 |
1 |
二 |
沢 井 |
3 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.331 |
.376 |
.409 |
|
打二 |
西 川 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.205 |
.303 |
.297 |
2 |
遊一 |
柳 田 |
3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
.325 |
.481 |
.403 |
3 |
右 |
野 本 |
3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
.276 |
.352 |
.408 |
|
捕 |
田 中 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.293 |
.362 |
.379 |
4 |
一 |
新 井 |
4 |
1 |
0 |
0 |
0 |
2 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.299 |
.496 |
.426 |
|
遊 |
岩崎恭 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.288 |
.364 |
.355 |
5 |
指 |
福 田 |
4 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
.304 |
.527 |
.333 |
6 |
中右 |
中村一 |
5 |
2 |
1 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
.307 |
.372 |
.337 |
7 |
左中 |
中 川 |
3 |
1 |
1 |
0 |
0 |
2 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
.274 |
.370 |
.353 |
8 |
三 |
堂上直 |
4 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.245 |
.394 |
.328 |
9 |
捕 |
小 川 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.139 |
.222 |
.200 |
|
打右 |
堂上剛 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.300 |
.445 |
.365 |
|
打左 |
加 藤 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
.080 |
.080 |
.207 |
計 |
36 |
9 |
2 |
0 |
0 |
7 |
3 |
5 |
0 |
1 |
1 |
.274 |
.399 |
.350 |
| 打 | 安 | 二 | 三 | 本 | 点 | 振 | 球 | 犠 | 飛 | 盗 | 打率 | 長打率 | 出塁率 |
|
回 |
投 |
打 |
安 |
振 |
球 |
失 |
責 |
暴 |
ボ |
防御率 |
三振率 |
川 井 |
7 |
86 |
24 |
4 |
5 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1.33 |
5.00 |
斉 藤 |
1 |
20 |
6 |
3 |
0 |
0 |
2 |
2 |
0 |
0 |
5.23 |
6.10 |
平 井 |
1 |
25 |
6 |
1 |
1 |
2 |
1 |
1 |
0 |
1 |
1.96 |
8.35 |
《相手投手》伊原(3回)−梶本(2回)−山口(1回)
−山崎正(1回)−延江(1回)−梅村(1回)
2年ぶり15度目のウエスタン・リーグ優勝を決めた中日は24日、オリック
スと今季最終戦(北神戸)を行い、8−3で勝った。先発の川井が7イニング
を4安打、5奪三振、1四球の無失点に抑え、1軍再昇格をアピールした。
同リーグはこの試合で今季の全日程を終了。個人タイトル争いでは中日から
は新井が最高出塁率、山井、長峰が最多勝利、金剛が最多セーブのタイトル
を獲得。山井は最多勝のほかに最優秀防御率と勝率1位も獲得した。
D先発・川井
生命線となる制球力と、右打者のインコースを強気に攻める川井本来の投
球が戻ってきた。不調から2軍で調整を続けている球団新記録の開幕11連勝
左腕が、完全復調への手応えをつかんだ。
川井 「(2軍へ)落ちてきたころよりは、感覚を取り戻せてきた。
もうちょっとのところまで来ていると思う。後はインコー
スを狙ったボールが抜けて、甘いコースに入ったりするよ
うなミスをなくしていきたい。手応えは感じてます」
不調のため3日に出場選手登録を抹消された後は、1週間ほど投球練習は
行わず、走り込み中心のミニキャンプを張って下半身強化に努めた。そのか
いあってか、降格後初登板となった15日の阪神との首位攻防戦(鳴尾浜)では、
6イニングで9安打されながらも粘りの投球で2失点に抑えて勝ち投手とな
り、この日の好投につなげた。
小林コーチ「明るい兆しが見えたね。カーブもしっかり腕が振り切れて
いるから、川井本来のボールになってきた。まだシーズン
もCSも残っているし、このままいけば、いい手駒になる
と思うよ」
と川井の復調気配を喜んだ。
川井 「1球に泣かないように調整していきたい。このままでは終
わりたくない。もう一度、大事な試合で投げるんだという
強い気持ちを持って取り組んでいきたい」
シーズンはまだ終わっていない。さらにはクライマックスシリーズも控えて
いる。川井がそう言って、表情をぐっと引き締めた。
D4番一塁・新井
4番の新井が先制の2点適時打を放つなどチームを勢いづける4打数1安
打2打点の働きで、最終戦勝利の立役者となった。
新井 「最近5試合の打撃の感覚がいい。こういう感覚がもう少し
早くあったら、もっといい数字が残せたと思います」
出塁率のタイトル獲得には
新井 「辻監督がいつも言われている、『追い込まれてから粘る』
ことができたたまものだと思っています。シーズンはまだ
終わっていない。もっとできると自分では思っている。C
Sもあるし、決して(1軍昇格を)あきらめていないです」
決意を新たにしていた。
◆金剛、1軍昇格アピール
今季最終戦での登板こそ無かったが、13セーブで2年ぶり2度目となる最
多セーブのタイトルを獲得した金剛は
金剛 「一昨年もこのタイトルを取っているし、今年取れたことで
自信にもなります」
と笑顔。
金剛 「納得できるボールも投げられているし、投球も安定してき
た。(1軍の)シーズンは残り少ないけど、投げられるチャ
ンスがあれば、気負わずに、自然体で投げて結果を残した
い」
1軍昇格をアピールしていた。
◆中日選手の個人タイトル
最優秀防御率 山井大介=2.38
最多勝利 山井大介=7
長峰昌司=7
最多セーブ 金剛弘樹=13
勝率第1位 山井大介=1.000
最高出塁率 新井良太=.426
【9月25日付け中日スポーツより引用】
◎優勝コメント
◆若竜優勝−2位阪神敗れ2年ぶり15度目美酒
ウエスタン・リーグは23日、2位の阪神がソフトバンクに3−5で敗れた
ため、優勝へのマジックナンバーを「1」としていた中日の2年ぶり15度目
の優勝が決まった。中日は10月3日に富山市民球場で行われるファーム日本
選手権でイースタン・リーグ優勝チームと対戦する。イ・リーグでは、巨人
が現在首位で、2007年以来、2年ぶりに中日VS巨人の対戦の可能性がある。
歓喜の輪の中心で、辻2軍監督が高々と3度、宙に舞った。ナゴヤ球場で
のチーム練習を終えたあと、選手たちは球場の施設内で待機していると、2
位・阪神が敗戦したという連絡が入った。この日試合のなかった中日のウ・
リーグ制覇が決定。若竜を率いて3年目の指揮官が、就任1年目の07年以来
2度目となる胴上げに酔いしれた。
辻2軍監督「投手事情が2年前より苦しかったけど、その分、野手陣が
頑張ってくれた。野手の方の頑張りで結束力ができて、一
つ一つ勝つことが自信になっていった。チーム力で勝った
(優勝した)年だった」
シーズンの出だしは苦闘続きだった。 最後までし烈な優勝争いを繰り広
げた阪神とのウ・リーグ開幕3連戦(3月27日、鳴尾浜)では2連敗スタート
(2敗1分け)。4月終盤までは最下位に低迷し、5、6月に入っても、成績
は思うように上がらなかった。だが、6月28日から今季2度目となる4連勝
で2位に浮上すると、チームのムードは一変する。
辻2軍監督「チームの調子が悪い時も、常にチームを鼓舞しながら、若
手の手本となってやってくれた」
と辻2軍監督が今季のMVP的存在に掲げる新井を筆頭に、
辻2軍監督「1軍の方に呼ばれた中村一や中川、福田らが、ヒットやホ
ームランを打って自信になったんじゃないかな」
という若手の力が結束し始める。
8月に入ると、自信を得た若い力が一気に爆発。9連勝を含む月間11勝2
敗3引き分けの、勝率8割4分6厘。8月5日時点での首位・阪神との5ゲ
ーム差を一気に縮めて、25日には一時首位に立つ驚異的な“力”を発揮。
辻2軍監督「迷った時は(選手任せで)サインを出さなかった。選手たち
の成長が見えた。最後まで試合をあきらめないし、精神的
にも強くなった」
と辻2軍監督をうならせるほど成長した力は、9月に入っても衰え知らずで、
そのままゴールまで突き進んだ。
◆谷、最高の景気付け
“ドミニカ組”にとってはうれしい優勝決定になった。長峰、山内、谷の
3選手はドミニカ・ウインターリーグ参戦のため、24日以降はチームを離れ
ることが決まっていた。23日が優勝の喜びを味わう“ラスト・チャンス”だ
った。
谷 「きょう決まって本当によかったです。決まらなかったら、
『(24日に試合が行われる)神戸に来い』と言われるかと思
っていました(笑)」
武者修行へ向かう前に、ウ・リーグ優勝が最高の“景気付け”になった。
◆野本、初体験に感激
ルーキー・野本にとってはウ・リーグ制覇が“初体験”の優勝になったよ
うだ。
野本 「高校(岡山南)でも、大学(駒大)でも優勝したことがありま
せん。うれしいものですね」
後半戦は3番に定着し、4番・新井との“駒大出身コンビ”で優勝へ導いた。
野本 「明日(24日)勝って喜びます」
リーグ最終戦を勝利で飾ることを誓った。
【9月24日付け中日スポーツより引用】