09/09/05 ナゴヤ  ソフトバンク23回戦(対ソフトバンク15勝6敗2分)

◎谷サヨナラ打含む3安打2打点◎

 
ソフトB
中  日 1X

[本塁打]立 岡2号(2回3点山本昌)
     江 川13号(8回1点中里)
[勝 投]鈴 木  (21試合1勝0敗)
[敗 投]山 田  (13試合0勝4敗1セ)

 
ソフトB
中  日 10 12 13

 打率長打率出塁率
二   沢 井 .335 .382 .415
遊    谷  .272 .426 .327
右   野 本 .278 .353 .398
  打   柳 田 .313 .469 .391
  左   中村公 .293 .391 .377
一   新 井 .285 .472 .413
中右  平 田 .341 .642 .410
左   堂上剛 .292 .443 .355
  打   福 田 .301 .537 .336
  左中  中 川 .262 .354 .340
三   堂上直 .265 .434 .346
捕   田 中 .268 .339 .359
投   山本昌 .000 .000 .304
  打   李炳圭 .328 .484 .387
  投   中 里 .167 .167 .214
  投   鈴 木 - - -
  打   小林高 .333 .389 .400
  走   岩崎恭 .292 .369 .360
33 10 12 .272 .398 .348
 打率長打率出塁率

  防御率 三振率
山本昌 79 19 3.44 6.09
中 里 59 14 4.50 7.77
鈴 木 21 3.72 7.91

【失策】沢井、谷、田中

《相手投手》高橋徹(3回)−内田(2回)−森福(1回)
      −神内(2回)−山田(2/3回)

D2番遊撃・谷

  2年ぶりのウエスタン・リーグ優勝に向けて、首位・阪神を追う中日2軍
 は5日、ナゴヤ球場でソフトバンクと対戦。同点の9回裏2死一、二塁から
 谷が右前にプロ初となるサヨナラ適時打を放ち、3時間57分の激戦に終止符
 を打った。阪神も勝って、マッチレースはさらにヒートアップだ。

  味方が演出してくれた絶好の舞台に奮い立った。阪神とのし烈な首位争い
 を演じるなか、チーム内にまん延する新型インフルエンザ禍に自身も巻き込
 まれていた谷が、8月23日の巨人戦(豊橋、交流戦)以来7試合ぶりとなった
 スタメン出場に燃えた。

    谷   「エラーもしてたし、インフルエンザで休んでたんで、コイ
         ツを(スタメンで)使ったから負けたと思われたくなかった。
         いい場面で回ってきたので、絶対打つんだという気持ちだ
         った」

  7−7の同点で迎えた9回裏。簡単に2死を取られた直後からドラマは始
 まった。代打の小林高が中前安打すると、続く沢井が四球を選んでつないで
 くれた。

    谷   「みんながつないでくれたチャンスだったので、絶対打ちた
         かった。逆方向しか狙ってなかった」

 2ストライクと追い込まれた後の4球目の148キロの速球に食らいついた打
 球が、一塁手の左横を際どくゴロで抜けていった。

    谷   「(サヨナラ打は)小学校以来かな? (打球が)抜けた時は、
         勝ちたかったんで本当うれしかった」

 谷がプロ入り初のサヨナラ安打を興奮気味に振り返った。

    谷   「いい緊張感の中で野球ができてる。あと5試合全部勝つつ
         もりで行きたいし、いい仕事がしたいですね」

 優勝へ向けてさらなる意気込みを見せた。

D9番代打・小林高

  9回2死から代打で登場した小林高が、 ソフトバンク・山田の150キロの
 速球をはじき返し、サヨナラのおぜん立てをした。

   小林高  「大事な試合で使ってもらったので、気持ちで打とうと思い
         ました。左ピッチャーは好きなので、積極的に打っていこ
         うと思ってました。こういう場面で打てたことは自信にな
         りますね」

 笑顔を見せていた。

                 【9月6日付け中日スポーツより引用】