09/08/25 ナゴヤ  オリックス21回戦(対オリックス13勝8敗)

◎佐藤充7イニング1失点◎

 
オリックス
中   日

[本塁打]相 川3号(8回1点斉藤)
[勝 投]佐藤充  (9試合5勝1敗)
[敗 投]鴨志田  (25試合1勝4敗)

 
オリックス 10 11
中   日 11

 打率長打率出塁率
二   沢 井 .344 .390 .410
中左  中 川 .270 .357 .354
右   野 本 .255 .300 .390
一   新 井 .296 .480 .422
遊   デラロ .217 .410 .270
  走遊  岩崎恭 .290 .371 .361
左   中村公 .301 .398 .390
  中   中村一 .310 .370 .335
三   堂上直 .263 .439 .333
捕   田 中 .196 .217 .245
  打   井 上 .184 .289 .315
  走   井 藤 - - -
  捕   小 川 .100 .200 .176
投   佐藤充 .143 .143 .143
  投   斉 藤 - - -
  投   菊 地 - - -
  投   鈴 木 - - -
  打   福 田 .305 .550 .336
  投   伊 藤 - - -
31 11 .269 .394 .343
 打率長打率出塁率

  防御率 三振率
佐藤充 122 29 2.40 5.75
斉 藤 0/3 4.58 6.62
菊 地 2/3 19 5.97 6.59
鈴 木 1/3 4.41 8.27
伊 藤 19 0.00 0.00

《相手投手》鴨志田(3回)−延江(1回)−西(2回)−山崎正(2回)

D先発・佐藤充

  佐藤充がチームの窮状を救った。新型インフルエンザがチーム内にまん延
 しつつあるなか行われた25日のウエスタン・リーグのオリックス戦に先発し、
 7イニングを7安打、6奪三振、1四球の1失点に抑える好投で勝利に貢献。
 試合は7−2で中日が勝ち、首位阪神が引き分けたため、中日が0.5ゲーム
 差をつけ、トップに立った。

  新型インフルエンザなんてどこ吹く風。左ひざ手術から復帰後は好調を持
 続している。この日も佐藤充は立ち上がりからエンジン全開。強気かつ低め
 を丁寧につく投球で、公式戦復帰後4連勝と上昇気流に乗っている。

   佐藤充  「いまは強く低めに投げて、ゴロを打たせることを意識して
         いるけど、きょうはもうひとつ投げ切れていない部分があ
         った」

  2回には3者連続奪三振、3イニングをパーフェクトの完ぺきな立ち上が
 り。多少疲れの見えた7回に、3安打を許して1点を失うものの、結果的に
 は申し分のない投球を披露しながら、佐藤充からは真っ先に反省の弁が口を
 ついた。

   佐藤充  「打たれ方が悪かった。後半は甘いボールがあった。しっか
         りと投げきってゴロを打たせる精度を高めていきたい」

 ひざは完治した。状態は良化の一途をたどっている。1軍登板が視野に入る
 状態になってきたからこそ、好調さに浮かれることなく、常に高いレベルの
 課題を自分に課している。

   佐藤充  「投げる試合は全部勝つつもりでやりたい」

  佐藤充がきっぱりと言い切り、前を見据えた。

D5番手・伊藤

  ルーキーの伊藤が9回に抑えとして登板し、1イニングを1安打、1四球
 の無失点に抑えた。プロ入り初被安打と初四球を与えて、1死一、二塁のピ
 ンチを招いた投球に

   伊藤   「球自体は良かったと思うけど、制球力が全然ダメでした。
         高め高めに浮いてしまったのが反省です。まだまだ、これ
         からですね」

◆さらに3選手、新型インフル

  中日は25日、さらに2軍3選手の新型インフルエンザ感染が判明したと発
 表した。これで感染者は2軍選手5人、同トレーナー2人、スコアラー1人
 の計8人。21日に最初に感染が分かったトレーナーは回復傾向にあり、近く
 復帰しそうだという。ほかの感染者も重篤な状況にはなっていない。

  中日2軍はこの日、ナゴヤ球場で行われたウ・リーグのオリックス戦に7
 −2で勝ち、ソフトバンクと引き分けた阪神を勝率で4毛上回って首位に立
 った。27日までは試合がないが、28日からはナゴヤ球場で阪神との直接対決
 3連戦が予定されており、感染がさらに拡大するようだと優勝争いへの影響
 も心配される。だが西脇球団代表によれば、25日になって新たに発熱や体調
 不良を訴えている選手、関係者はおらず「沈静化してきている」という。

                 【8月26日付け中日スポーツより引用】