05/07/13 ナゴヤ  阪神11回戦(対阪神3勝7敗1分)

◎山井5回3安打も3ラン浴びる◎

 
阪  神
中  日

[本塁打]桜 井6号(山井)
     葛 城4号(樋口)
[勝 投]能 見  (7試合2勝0敗)
[敗 投]山 井  (3試合1勝1敗)

 
阪  神
中  日

 打率
一   堂 上 .347
  打捕  清水清 .236
二   鎌 田 .258
  打   中村一 .132
遊   森 岡 .319
右    森  .305
中   土 谷 .331
  左   中村公 .216
左   玉 野 .239
  投   小笠原 .083
  打   田 上 .131
  投   川 岸 .500
  投   樋 口 -
三一  仲 沢 .208
捕   前 田 .193
  打三  都 築 .274
投   山 井 .500
  打中  幕 田 .226
29 .256
 打率

  防御率
山 井 20 2.76
小笠原 3.38
川 岸 2.41
樋 口 5.87

【失策】森岡

《相手投手》太陽(3回)−能見(3回)−前川(2回)−ダーウィン(1回)

D先発・山井

  3日に登録抹消された山井が降格後、初めて先発登板した。5イニングを
 投げ場外3ランを含む3安打、6三振、2四死球の投球内容だった。

   山井   「悪いところといいところがでた。同じミスを繰り返してい
         たら上にも上がれないので…」
   佐藤監督 「下半身、軸足がもう一つ使えていない。右足を使う方法は
         いろいろあるんでね。それをやらせるよ」

 山井再生に意欲を燃やしていた。

D4番手・樋口

  軽度のヘルニアで別メニュー調整を行っていた樋口が約3カ月ぶりに実戦
 登板した。9回からリリーフで1イニングを投げ、1本塁打を打たれたが、
 平日にもかかわらず詰め掛けた719人の観客に元気な姿を披露した。

  久しぶりに味わうマウンドの感触を確かめながら、樋口は1球1球丁寧に
 腕を振った。

   樋口   「とにかく投げられたことがよかった。久々に打者との対戦
         を感じることができたのでうれしいです」

  先頭の6番・林を138キロの真っすぐで二ゴロに打ち取ると、続く代打・
 葛城には、カウント1−2から真ん中よりのスライダーを右翼スタンドまで
 運ばれた。しかし、後続を左飛、右飛に仕留め、打者4人に計10球を投げた。

   樋口   「カウントを悪くしてホームランを打たれたのが…。次は、
         ピッチングらしいピッチングができるように頑張ります。
         キレとコントロールに磨きをかけたいですね」

 この日は、4月12日のウエスタンのソフトバンク戦(雁の巣)でリリーフで3
 イニングを投げて以来、約3カ月ぶりの実戦登板だった。

  樋口は、プロ入りして低めに投げようと意識しすぎて左ひじの位置が下が
 っていた。しかし、故障する前に左ひじの高さを社会人時代の位置まで戻し、
 今では本来のフォームを取り戻しつつあるという。

   樋口   「マウンドに上がったときは意識しないように心掛けていま
         す。無意識にできるようになりたい」
   佐藤監督 「樋口は投げられただけでいい」

  中日では初の自由獲得枠ルーキーが、復活への第一歩を踏み出した。同期
 入団投手より出遅れた分まで取り戻すために全力で立ち向かう。

D2番代打・中村一

  6月上旬に右ひじを痛めてリハビリを行っていたルーキーの中村一が、約
 1カ月ぶりに実戦復帰し、 9回代打で登場。ダーウィンの152キロの速球に
 バットは空を切り三振。

   中村一  「思ったよりは球の速さは感じなかった。野球ができてうれ
         しいです」

 三振にも笑顔だった。

                 【7月14日付け中日スポーツより引用】