09/08/29 ナゴヤ  阪神20回戦(対阪神8勝9敗3分)

◎山本昌4安打無四球完封◎

 
阪  神
中  日

[本塁打]デラロサ6号(8回1点石川)
[勝 投]山本昌  (17試合6勝3敗)
[敗 投]小 嶋  (15試合5勝5敗)

 
阪  神
中  日 10 11

 打率長打率出塁率
二   沢 井 .333 .377 .412
中左  中 川 .280 .364 .358
左   中村公 .287 .380 .374
  打   福 田 .308 .549 .338
  右   野 本 .256 .299 .385
一   新 井 .296 .487 .420
遊   デラロ .231 .473 .278
右中  中村一 .305 .365 .336
三   堂上直 .264 .430 .336
捕   田 中 .204 .224 .278
投   山本昌 .000 .000 .318
25 10 .270 .394 .343
 打率長打率出塁率

  防御率 三振率
山本昌 94 30 3.12 6.15

《相手投手》小嶋(6回)−鶴(1回)−石川(0/3回)−横山(0/3回)−吉岡(1回)

D先発・山本昌

  山本昌が4安打無四球の完封勝ちをやってのけた。今月11日に44歳の誕生
 日を迎えたベテラン左腕は1軍の戦力になろうと調子を上げている。試合は、
 中日2軍が首位攻防戦第2ラウンドで4−0の勝利、首位・阪神とのゲーム
 差を再び0.5差とした。

  敗れれば対戦相手の阪神に優勝マジックが点灯してしまう負けられない試
 合で、ベテラン左腕が貫禄の投球を披露した。 昨季200勝を達成した百戦錬
 磨の山本昌が、阪神2軍打線を翻弄。老練さを発揮して、わずか94球で9イ
 ニングを投げ切り、涼しい顔で今季初完封を記録した。

   山本昌  「(捕手の)田中もいいリードをしてくれた。まあ、大事な試
         合だったんで、いい形で投げられて良かったよ」

  立ち上がりからテンポ良く投げ込んでいった。生命線の制球力もさえ渡り、
 阪神打線にまったく付け入るスキを与えない。5回1死から林威助に初安打
 となる二塁打を許すまではパーフェクト。ピンチらしいピンチはこの回だけ
 で、あとは三塁を踏まさない投球で、スイスイと9イニングを投げ切った。

   小林コーチ「ここにきて、すごく安定している。この充実した内容なら
         (1軍でも)大丈夫だと、上(1軍に)に報告したよ。すごく
         集中して投げてた。あの年でこれだけの投球は、あっぱれ
         と言うしかないね」

 ベテランの快投を絶賛した。

   山本昌  「(1軍で投げる)チャンスをもらえるまで、頑張って投げて
         いくよ」

  2軍優勝への望みをつないだ山本昌が、次は1軍をリーグ優勝に導くべく、
 その登板チャンスをうかがう。

D2番中堅→左翼・中川

  中川が3打数2安打2打点と活躍し、チームの勝利に貢献した。阪神と首
 位攻防戦で3回に先制の中前適時打。8回にダメ押しとなる犠飛。

   中川   「大事な試合と分かっていたので、硬くならないように、普
         段通りを心掛けました。先取点を取れたのが良かった。明
         日(30日)も勝ちたい」

                 【8月30日付け中日スポーツより引用】