08/07/04 甲子園  阪神13回戦(対阪神7勝6敗)

◎長峰8回6安打1失点◎

 
中  日
阪  神

[勝 投]長 峰  (6試合2勝1敗)
[セーブ]中 里  (5試合0勝1敗1セ)
[敗 投] 鶴   (11試合3勝4敗)

 
中  日 10
阪  神

 打率長打率出塁率
右   藤 井 .304 .536 .339
二   森 岡 .242 .318 .311
遊   井 端 .375 .375 .444
  三   堂上直 .200 .380 .257
中   森 野 .222 .333 .364
左   堂上剛 .243 .362 .304
一   柳 田 .257 .349 .336
三遊   谷  .346 .538 .375
捕   前 田 .189 .351 .231
  打   上 田 .200 .218 .279
  捕   田 中 .257 .297 .336
投   長 峰 .333 .333 .333
  打   西 川 .140 .300 .267
  投   中 里 - - -
34 10 .243 .364 .310
 打率長打率出塁率

  防御率 三振率
長 峰 116 30 1.42 5.21
中 里 13 3.38 3.38

《相手投手》鶴(5回1/3)−桟原(2/3回)−筒井(2回)−辻本(1回)

D先発・長峰

  長峰が先発。8イニングを投げて、被安打6、奪三振6、与四球1、失点
 1と好投。試合は中日が3−1で勝った。

  長峰はどちらかというと打たせて取るタイプ。ところがこの日は、ちょっ
 と違っていた。奪三振6が示すように力で抑え込む場面が多々あった。

  初回、2死一塁から今岡をスライダーで空振り三振。4回、先頭打者の桜
 井にもスライダーで空振り三振と、スライダーの切れが鋭かった。5回1死
 からは清水を140キロのストレートで空振り三振に仕留めた。

   長峰   「セットからノーワインドアップにして球が速くなりました。
         指によく引っ掛かります」

 フォームを変えての手応えを感じていた。 140キロ超えのストレートがたく
 さん投げられたのには驚いた。

   長峰   「きょうは配球の甘さもあったので、次は配球も良く考えて
         投げます」
   小林コーチ「ひじを少し上げてボールが良くなった。確かに収穫はあっ
         たが、打たれなくてもいい安打が3本ぐらいあった」

 1球の大事さを頭に置いて、もう一皮むけてほしい。

D3番遊撃・井端
D4番中堅・森野

  故障で戦列を離脱していた井端と森野が、5日の巨人戦(ナゴヤドーム)で
 1軍に復帰する見通しとなった。2人は、そろって出場。故障の不安がほと
 んど消えたことから首脳陣が昇格を決めた。竜のセンターラインを固める2
 人が、いよいよラインアップに戻ってくる。

  ドラゴンズファン誰もが首を長くして待っていた復帰が実現する。日本を
 代表する遊撃手の井端とチーム屈指の勝負強さを誇る森野。虎追撃には絶対
 欠かせない2人の男が、傷の癒えた万全の体でナゴヤドームに姿を現す。

  4日の阪神戦では、そろって攻守にはつらつとした動きを披露した。左足
 ふくらはぎ肉離れの森野は、故障以来約2カ月ぶりとなるフル出場。右翼線
 へ強烈な二塁打を放つ一方で、守備でも左中間、右中間へ何度も全力疾走。

   森野   「全部のプレーを全力でやれている。故障の恐怖? それは
         全くない」

  左足太もも痛の井端は完ぺきな盗塁を決めて見せた。6回、

   井端   「どんなもんかと思って走ってみた」

 自らの判断で盗塁を試みると、故障以前と同じようなトップスピードで悠々
 成功。7回の攻撃でベンチへ退くまで、打席では4打数1安打、守備でも随
 所に好プレーを披露した。

   井端   「2軍戦ではフル出場にこだわっていない。いつでも1軍で
         プレーできる」

 回復具合に自信たっぷり。一方の

   森野   「できれば内野守備を2軍で試したい」

 ユーティリティープレーヤーならではの一抹の不安ものぞかせていたが、セ
 ンターの守りと打撃に関しては“OKサイン”を出していた。

  2人は4日夜に名古屋へ帰った。5日からチームに合流するとみられる。
 甲子園での3連敗で沈滞ムードが漂いかけたチームにとっては、これ以上な
 い追い風。

   高代コーチ「良い方向にいっていると聞いている」

 開幕時のベストメンバーがようやくそろい、反転攻勢をかける時がきた。

◆小田、打つ方もう大丈夫

  6月21日のロッテ戦(ナゴヤドーム)の守備中のブロックで左ひざを痛め、
 翌22日に出場選手登録を抹消されていた小田が4日、ナゴヤ球場で行われた
 2軍残留組の練習で、故障後初のフリー打撃を行った。左ひざの状態につい
 て「打つ方はもう大丈夫」と小田は太鼓判。6割程度だが、すでにランニン
 グも再開しており、「順調に回復しています」と話した。

                 【7月5日付け中日スポーツより引用】