07/04/30 ナゴヤ  広島9回戦(対広島6勝2敗1分)

◎引き分け挟み5連勝で単独首位◎

 
広  島
中  日 10

[本塁打]上 田2号(8回2点丸木)
[勝 投]中 里  (7試合1勝0敗)
[敗 投]佐 藤  (5試合0勝1敗)

 
広  島
中  日 15

 打率
中   藤 井 .283
  打右  上 田 .400
遊二  鎌 田 .241
左   井 上 .167
  左   普久原 .125
三   堂上直 .280
二   沢 井 .192
  投   金 剛 -
  投   小 林 -
  投   クルス -
右中  平 田 .306
一   春 田 .333
  打   福 田 .000
  一   柳 田 .211
捕   田 中 .256
  捕   前 田 .111
投   中 里 .000
  打   堂上剛 .267
  投   山 井 -
  遊   岩 崎 .167
38 15 10 .247
 打率

  防御率
中 里 17 3.18
山 井 10 0.00
金 剛 1/3 1.08
小 林 2/3 0.00
クルス 0.90

【失策】春田

《相手投手》佐藤(3回)−森(1回)−宮崎(2回)
      −広池(1回)−丸木(1回)

D先発・中里

  2軍で調整を続けている中里が今季初先発。5イニングを1安打無四球の
 無失点に抑える完ぺきな投球内容で、今季初勝利を挙げた。

  本来の球のキレ、独特の球の伸びが戻ってきている。中里が今季初先発で
 初勝利を挙げた以上に、この日、自らの指先に感じた好調時に近い感覚を喜
 んだ。

   中里   「指にかかったボールが投げられました。低めの真っすぐは、
         勝負できるだけの球が戻ってきているので、それが収穫で
         すね」

 手応えを感じ取り、満足げな表情を浮かべた。

  開幕1軍から漏れた右腕は、ここまでウ・リーグで6試合に登板。主に中
 継ぎで6イニング1/3を投げ4失点で、防御率5.68。球速も140キロ前後にと
 どまり、剛球は鳴りをひそめていた。なかなか上向かない調子に、復調への
 糸口をつかむきっかけとなればと、2軍首脳陣が用意した先発マウンドだっ
 た。

   小林コーチ「状態が上がってこなかったんで、何かきっかけをつかんで
         ほしいというのが目的だった。100点とはいかないけど、
         目的は達成したかな。きっかけをつかむ5イニングになっ
         たね」

  1軍先発陣に11試合白星がつかない現状で、中里の今季初先発初勝利の快
 投劇。直球のMAXも147キロをマークした。今後の状況次第では、先発転向案
 が再び飛び出すかもしれない。

D1番中堅・藤井

  打線を引っ張るのは、リードオフマン・藤井。この日も3打数3安打2得
 点の活躍でチームの勝利に貢献するなど、ここ5試合で16打数7安打5四球
 と打率4割3分5厘の働きぶり。

   藤井   「追い込まれても、いい待ちかたができている。意識してい
         ることが実践できています」

D9番遊撃(途中出場)・岩崎

  この日はルーキーの岩崎も大勝に便乗。プロ入り初安打となる適時二塁打
 も飛び出し

   岩崎   「やっと出ました。これから乗っていけると思います」

※単独首位

  中日2軍が首位タイで並んでいたソフトバンクを抜き、ウエスタン・リー
 グの単独首位に躍り出た。広島戦で、近年最多となる4575人の観客の声援に
 応える形で、若竜打線が大爆発。15安打の猛攻で10−1の大勝だ。19日のサ
 ーパス戦(ナゴヤドーム)から数えて、今季初となる5連勝(1引き分け挟む)
 と波に乗っている。

  好調さの源は何と言っても豊富な投手力。11試合先発に白星がつかない1
 軍投手陣とは対照的に、2軍は5連勝中すべてで先発が白星を挙げている。

                 【5月1日付け中日スポーツより引用】