10/08/28 ナゴヤ  阪神20回戦(対阪神6勝10敗4分)

◎朝倉6安打無四球◎

 
阪  神
中  日

[本塁打]岩崎恭2号(1回1点小嶋)
[勝 投]朝 倉  (10試合4勝3敗)
[敗 投]小 嶋  (13試合3勝5敗)

 
阪  神
中  日 11

 打率長打率出塁率
二   岩崎恭 .264 .330 .376
  打二  沢 井 .276 .325 .348
中   大 島 .250 .278 .364
三   柳 田 .275 .358 .363
一   新 井 .222 .289 .314
左   平 田 .279 .364 .320
  走左  中 川 .274 .376 .351
右   松井佑 .276 .408 .304
遊    谷  .287 .422 .323
捕   前 田 .224 .282 .343
投   朝 倉 .231 .308 .231
30 11 .267 .364 .335
 打率長打率出塁率

  防御率 三振率
朝 倉 105 33 2.06 5.68

《相手投手》小嶋(5回)−横山(1回)−高田(1/3回)
      −吉岡(2/3回)−金村暁(1回)

阪  神
右  田 上(朝倉)
二ゴ
  二ゴ    中飛      
 投  横 山                  
 投  高 田                  
 投  吉 岡                  
 打左 庄 田              三飛  
中  柴 田三振    三振  左安  左飛  
遊   坂 三振    一ゴ  中飛  三飛  
 投  金村暁                  
三遊 野原将  三振  投ゴ    中飛  三ゴ
一  葛 城  三振    三振  右2  二ゴ
左三 野原佑  二ゴ    中飛  左安  三振
二  大 城    一ゴ  一ゴ  右飛    
捕  岡 崎    中安    中安左安    
投  小 嶋    捕犠            
 打右 甲 斐          中飛二ゴ    
中  日
二  岩崎恭(小嶋)
左本
四球    中安        
 打二 沢 井            (高田)
左2
    
中  大 島遊ゴ遊ゴ    三犠  捕犠    
三  柳 田三振  中飛  右安  (吉岡)
三振
    
一  新 井四球  三飛  左2  遊飛    
左  平 田三安  左2  遊ゴ    (金村暁)
遊安
  
 走左 中 川                  
右  松井佑二飛  左飛  左飛    投併  
遊   谷   左2  右飛  (横山)
左安
  三ゴ  
捕  前 田  右安  三振  三振      
投  朝 倉  振併  三振  三ゴ      
    (  )内は対戦投手、[  ]は失策出塁

D先発・朝倉

  1軍復帰を目指す朝倉が伸びのある直球と変化球をコーナーに決める投球
 で阪神打線を1失点に抑え、無四球での完投勝利。打線は初回、岩崎恭の先
 頭打者本塁打で先制、2回には前田の右前適時打、5回にも柳田、新井の連
 続適時打で加点して、連敗を5で止めた。

  最後の打者は内角低め、141キロのストレートでズバッと決めた。見逃し
 三振。マウンドの朝倉には最後まで投げ終えた充実感が満ちあふれていた。

   朝倉   「久しぶりにいい感じで投げられました。四球も出さなかっ
         たし、ストレートにも力強さがあったと思います」

 大粒の汗をかきながら、105球、無四球の“省エネ投球”を振り返った。

  好投の予感はマウンドに上がる前からあったという。25、26日と2日連続
 でブルペンに入っての投球練習。これまでストレートがシュート回転してい
 たのを矯正。頭が突っ込まないようにして、軸足から左足へうまく重心移動
 ができるようチェックして投げた成果がボールに伝わってきた手応えを感じ
 ていたのだ。

  7月15日に2軍落ちして、2試合は好投しても1軍からのお呼びがかから
 ない。そのうちに調子を落として、ここ2試合は先発しても結果が残せない
 ままでいた。遠征にも参加せず、自分の投球を見つめ直した結果がこの日の
 完投勝利へとつながっていった。

   朝倉   「あとは気持ちと体を一体化させるだけですね(笑)」

 1軍の先発投手陣は充実しており、自分が調子のいい時に1軍からお呼びが
 かかるとは限らない。常に好調を維持することの大事さを今回の2軍生活で
 味わった。

   小林コーチ「やっと朝倉らしいピッチングを見せてくれた。これをきっ
         かけにしてくれれば」

 小林投手コーチは一回り成長した朝倉に期待を寄せていた。

D1番二塁・岩崎恭

  岩崎恭が自身公式戦初めてとなる初回先頭打者本塁打を放った。

   岩崎恭  「外角低めのストレート。まっすぐにヤマを張って打ちまし
         た。まさか入るとは」

 ビックリした表情。6月3日のソフトバンク戦以来、今季2本目の本塁打。
 第2打席は粘って四球を選び、3打席目にはダメ押し点の口火となるヒット
 を放ち、打撃は好調。盗塁も26個でこの日の相手、田上に6個差をつけてお
 り、自分の目指すいやらしい打者に成長中だ。

D3番三塁・柳田

  5回1死二塁でダメ押しとなる適時右翼線二塁打

   柳田   「一、二塁間を狙っていたが、ちょっと差し込まれてしまっ
         て一塁線に行った。飛んだコースが良かったですね」

                 【8月29日付け中日スポーツより引用】