10/08/22 淡路  オリックス24回戦(対オリックス8勝13敗3分)

◎伊藤2回2安打無失点◎

 
中   日
オリックス

[本塁打]浜 中9号(5回2点赤坂)
[勝 投]山 田  (12試合3勝3敗)
[敗 投]佐 藤  (4試合0勝1敗)

 
中   日 10
オリックス 15

 打率長打率出塁率
遊    谷  .291 .430 .329
二   岩崎恭 .260 .317 .373
三   柳 田 .279 .365 .367
一   福 田 .326 .494 .342
右   平 田 .277 .362 .322
指   沢 井 .273 .314 .346
左   中 川 .278 .386 .359
中   松井佑 .274 .419 .297
  捕   赤 田 .250 .250 .222
捕   吉 田 .257 .400 .316
  中   加 藤 .214 .214 .267
33 10 .268 .365 .336
 打率長打率出塁率

  防御率 三振率
佐 藤 60 15 2.57 7.71
赤 坂 43 11 5.40 6.34
伊 藤 27 0.00 3.00
矢 地 18 3.58 5.79

《相手投手》山田(5回)−光原(2回)−吉野(1回)−阿南(1回)

中   日
遊   谷 (山田)
中安
  左飛  二併  右安  遊ゴ
二  岩崎恭一犠  中安  右安  二ゴ    
三  柳 田遊ゴ  右飛  右安    (吉野)
遊ゴ
  
一  福 田中安    投ゴ三ゴ    左2  
右  平 田三飛    捕邪  (光原)
投ゴ
  二ゴ  
指  沢 井  遊飛  四球  一ゴ  中飛  
左  中 川  四球  左安  遊ゴ    (阿南)
三直
中  松井佑  遊併  三振    四球    
 捕  赤 田                遊ゴ
捕  吉 田    遊ゴ  右安  振併    
 中  加 藤                三安
オリックス
左  一 輝(佐藤)
中飛
  右飛四球  遊併  左安  
遊  山崎浩右安  左安左安  遊ゴ  遊ゴ  
中  由 田左安  右安三振    右安遊ゴ  
三  ラロカ左安  中安  一ゴ        
 三  高 島            遊ゴ    
右  大 村中飛  一ゴ  中安        
 走右 丹 羽            三振    
指  浜 中  四球二ゴ  左本  捕邪    
一  喜 田  三振  (赤坂)
右2
二ゴ    (矢地)
右2
  
捕  伊 藤  三振  投犠          
 打捕  辻         三ゴ    三振  
二  柴 田  遊ゴ  二ゴ  (伊藤)
右安
      
 打  長 田              右安  
 二  塩 崎                  
    (  )内は対戦投手、[  ]は失策出塁

D先発・佐藤

  今季初先発も3イニングを2失点

   佐藤   「多く投げさせてもらいましたが、課題がたくさん見つかり
         ました。同じ打者に続けて打たれてはいけません。もうひ
         と工夫しないと…」

D3番手・伊藤

  今季初先発の佐藤らが失点を重ねる中、光ったのは3番手に登板した伊藤。
 予定の2イニングを無失点に抑え、順調な復調ぶりを見せた。

  準規がまたステップアップしてきた。4月中旬に右ひじの疲労感でファー
 ム調整し、19日に公式戦復活登板を果たした伊藤。出番は6回だった。いき
 なり柴田に右前打されたが、一輝を遊ゴロ併殺打に。7回には由田に初めて
 投げたカーブを右前に運ばれた。1死後には先輩後輩対決も実現した。岐阜
 城北高の1年先輩・丹羽が打席に。フォークを2球続け、ストレートでファ
 ウルを打たせた後、5球目はフォークが鋭く落ちて空振りの三振に取った。

   伊藤   「プロに入って初めての対戦ですよ。高校時代は紅白戦か何
         かで10打席ぐらい対戦しましたが、8安打ぐらいされまし
         たからね。思いっ切り楽しみました」

 2イニングを無失点に抑えた伊藤はベンチ裏でピッチングを振り返っていた。

  そこへ丹羽が偶然、通りかかった。

   伊藤   「すみません。まっすぐで勝負するつもりが、ランナーがい
         たんで(フォークを)使っちゃいました」

 照れ笑いで、直球勝負が真剣勝負に変わった舞台裏を明かした。

  前回の1イニングだけの試運転に続き、投球イニングを2回に延長して無
 失点の好投。それだけに、表情も明るい。

   伊藤   「いい感じで投げられたし、きょうは投げたいボールもあっ
         たんで、サインにも首を振らせてもらいました」

  この日の最高球速は142キロ。 フォーク、スライダー、カーブと変化球に
 も切れが出てきた。右ひじなどを気にすることなく投げている。

   小林コーチ「順調に階段を上がっているね。これからも楽しみだね」

 “巨人キラー”でデビューした姿がぼんやりと見えてきた。

D2番二塁・岩崎恭

  岩崎恭がオリックス投手陣のしつようなけん制をかいくぐり、リーグトッ
 プを独走する26個目の盗塁に成功した。中前打で出塁した3回、柳田の打席
 で3度けん制球を投げられたが、6球目に二盗を決めた。

   岩崎恭  「走れる時は走っておかないとね」

 とにっこり。19日まで16試合連続安打をマークしていた打撃も、ここ2試合
 無安打だったが、この日は2安打。

   岩崎恭  「打つ方も悪くないし、どんどん塁に出てかき回したいです
         ね」

 意欲をのぞかせた。

                 【8月23日付け中日スポーツより引用】