10/08/14 ナゴヤ  プロアマ交流戦

◎伊藤 復帰1回3人斬り◎

 
ヤ マ ハ
中  日

[本塁打]ブランコ(8回1点広岡)

 
ヤ マ ハ
中  日

 
一   ブラン
  二   沢 井
捕   吉 田
  打   セサル
  捕   田 中
二三  西 川
三一  柳 田
指   福 田
右   松井佑
  左   中 川
中右  藤 井
左   平 田
  中   中 村
遊    谷 
28
 

 
小 熊 21
伊 藤
岡 田
高 島

《相手投手》戸狩(3回)−安永(2回)−吉岡(2回)−広岡(1回)

ヤマハ
一  石 野(小熊)
遊ゴ
  二ゴ  一直  三飛    
 一  石 塚                  
遊  永 田遊ゴ  四球  四球    三振  
右  高 橋左2  中安  三振        
 捕  井 上              一飛  
二  佐 藤三振  遊併    (伊藤)
三振
  中飛  
 二  町 田                  
三  嶋 岡  左2  中飛  二ゴ      
 三  鳥 谷                (高島)
遊ゴ
中  マガリ  一邪  一邪  投ゴ    左安
指   柳   左飛  左飛    (岡田)
左飛
    
 打指 藤 田                四球
左  小 粥  中安    遊ゴ  中飛    
 打  武 谷                三邪
捕  松 尾  中飛    中2        
 右  池 田            四球  右安
中  日
一  ブランコ(戸狩)
左2
  二飛  遊飛    左本  
 二  沢 井                  
捕  吉 田三犠  二ゴ            
 打  セサル          (吉岡)
一邪
      
 捕  田 中              三ゴ  
二三 西 川死球  三ゴ    遊安  二安  
三一 柳 田三ゴ    (安永)
右安
  三振  二飛  
指  福 田左安    遊併  遊ゴ      
右  松井佑二飛    四球    二飛    
 左  中 川                  
中右 藤 井  左安  一ゴ    中飛    
左  平 田  三振    遊ゴ  捕邪    
 中  中 村                  
遊   谷   中飛    左飛    (広岡)
左飛
  
    (  )内は対戦投手、[  ]は失策出塁、マガリはマガリャエス

D1番一塁・ブランコ

  復活への号砲を自ら上げた。不振と右ひざ違和感のため、7日に出場選手
 登録を抹消されていたブランコ。初実戦でいきなり一発を放った。同点の8
 回1死。1ボールからの2球目を完ぺきにとらえると、打球は一瞬で左翼の
 防球ネットを直撃。決勝ソロになった。

   ブランコ 「打ったのはスライダーです。感じとしてはよかったですね。
         ファームで調整してきて、状態はよくなってきました」

  より多くの打席に立てるように「1番・一塁」でスタメン出場。初回には
 左翼線二塁打を放ち、マルチ安打にもなった。守備も無難にこなした。

   ブランコ 「下半身をしっかり鍛えてきたのがよかった」

 再調整を命じられた直後は約3日間、バットを握らず、走り込みなどで土台
 をつくり直した。その後も通常の練習に加え、下半身を強化するトレーニン
 グをこなしてきた。

   川相監督 「結果も出たし、問題なく動けていた」
   ブランコ 「あした(15日)からナゴヤドームに行きます」

 この日の動きを首脳陣が判断した結果、1軍練習への合流が決まったようだ。
 再登録は最短で17日の巨人戦(ナゴヤドーム)から。

   ブランコ 「もし試合に出ることになったら、神様の力を借りて活躍し
         たいですね」

 反攻を誓っていた。

D3番二塁→三塁・西川

  2安打2盗塁とハッスル

   西川   「1つ目はサインだったけど、2つ目は自分の判断で走った。
         しっかりアピールしておかないとね」

D7番中堅→右翼・藤井

  藤井の“レーザービーム”が試合を決着させた。8回にブランコの本塁打
 で勝ち越し、9回表2死一、二塁から池田に右前打され、二塁からマガリャ
 エスが本塁へ突入したが、右翼手・藤井が本塁へノーバウンドのストライク
 返球でアウトにしてゲームセットとなった。3回には1死二塁で高橋の中前
 打にセンターを守っていた藤井が本塁へ送球したが、間一髪セーフになって
 いた。

   藤井   「スローイングとしては最初の方が良かったけど、アウトに
         できて良かった」

D2番手・伊藤

  しっかりとした足取りでマウンドに行く伊藤の顔には心なしか不安がのぞ
 いていた。4月11日の巨人戦(東京ドーム)で2イニングを3失点でKOされ
 て以来、約4カ月ぶりの登板。右ひじなどの疲労感と闘ってきた日々は、19
 歳の少年にはあまりに長すぎた。だが、その不安も初球、ストライクを取っ
 たストレートの球速「140キロ」で一気に払しょくされた。

   伊藤   「いい感じで初球から腕を振れて投げられたので、乗ってい
         けました。140キロも出るとは思ってなかったですからね」

 伊藤は満足そうな笑顔を浮かべた。

  登板前から腕の振りを考えて、ストレートとフォークしか投げないつもり
 でマウンドに上がったという伊藤。最初の打者・佐藤の5球目に投げたフォ
 ークの感触もいい。佐藤をストレートで空振りの三振に取ると、嶋岡を二ゴ
 ロ、マガリャエスも投ゴロ。予定の1イニングを3人で片付けた。MAXは144
 キロを計測していた。

   伊藤   「調子は良かったと思います。(故障も)気にしないで投げら
         れたし、これからもこの調子で頑張りたい」

 復活登板への手応えを口にした。ボールを握りたくても握れない日々が続い
 ていただけに、喜びも格別。

   川相監督 「久しぶりに準規らしい腕の振りを見せてもらった。後は徐
         々にイニングを伸ばせていくだけだな」

 今後の伊藤に期待を寄せた。

◆小池に贈呈−ファーム月間賞

  7月の「中日スポーツ ファーム月間賞」の表彰式が14日、ナゴヤドーム
 で行われ、小池に、トロフィーなどが贈られた。7月のウエスタン・リーグ
 で、打率3割6分1厘で6盗塁を記録し1軍再昇格につなげ

   小池   「練習していることを結果として出せたことはうれしい。継
         続してやっていきたい」

  プレゼンターは中日ドラゴンズ公式ファンクラブから抽選で選ばれた岐阜
 県可児市の酒向峻平君(13)と、祖母の房子さん(63)が務めた。

                 【8月15日付け中日スポーツより引用】