10/08/06 由宇  広島14回戦(対広島6勝7敗1分)

◎中村一時は勝ち越しの2ラン◎

  10
中  日
広  島

[本塁打] 迎 3号(1回1点長峰)
     会 沢5号(2回1点長峰)
      丸 1号(5回1点長峰)
     中 村1号(6回2点伊東)
      迎 4号(7回2点久本)

 
中  日
広  島

 打率長打率出塁率
遊    谷  .294 .452 .330
  投   バルデ .000 .000 .000
二遊  岩崎恭 .254 .319 .370
一   中田亮 .247 .365 .320
三   新 井 .205 .219 .301
右   セサル .256 .302 .360
中   藤 井 .254 .310 .321
  投   金 剛 - - -
  二   柳 田 .289 .364 .372
左   中 村 .240 .342 .284
捕   小 山 .167 .500 .444
投   長 峰 .000 .000 .000
  投   久 本 .000 .000 .000
  中   中 川 .266 .399 .331
35 .265 .360 .332
 打率長打率出塁率

  防御率 三振率
長 峰 78 24 2.76 6.44
久 本 24 5.12 9.09
金 剛 11 3.10 9.31
バルデ 28 4.39 6.41

【失策】新井

《相手投手》伊東(5回2/3)−広池(1回1/3)−横山(1回)
      −武内(1回)−森(1回)

中  日 10
遊   谷 (伊東)
右安
  三振    中安三振  三振  
 投  バルデス                    
二遊 岩崎恭中飛    三振  三安三飛    (森)
一ゴ
一  中田亮振併    死球  三振二ゴ    中飛
三  新 井  二飛  三ゴ  右飛  (横山)
二ゴ
  右飛
右  セサル  右邪  [遊ゴ]  四球  中安    
中  藤 井  三振  三振  [一ゴ]  右安    
 投  金 剛                    
 二  柳 田                    
左  中 村    遊ゴ  遊ゴ左本  中飛    
捕  小 山    四球  四球(広池)
右3
    (武内)
中飛
  
投  長 峰    投犠  投併投ゴ        
 投  久 本                    
 中  中 川                左飛  
広  島 10
右   迎 (長峰)
左本
  [三ゴ]  三ゴ  左本    右安
 走  中 東                    
中   丸 二ゴ  捕犠  右本  三振    敬遠
左  井 生遊ゴ  右飛  三振          
 左  フィオ              (金剛)
三振
  二併
三  栗 原中飛  四球    左飛        
 三  堂 林              三ゴ    
捕  会 沢  左本三振    左飛  左飛    
一  田 中  三ゴ  一邪  遊ゴ        
 打一 中 谷                (バルデス)
中飛
  
二  松 本  右飛  二ゴ    (久本)
三振
  投ゴ  
遊  安 部  右3  二ゴ    左安  三振  
投  伊 東  二ゴ    三ゴ          
 投  広 池                    
 打  上 村            二ゴ      
 投  横 山                    
 投  武 内                    
 投   森                     
 打  末 永                  遊ゴ
    (  )内は対戦投手、[  ]は失策出塁

D1番遊撃・谷

  チームでただ1人マルチ安打

    谷   「2本ともうまく打てたと思います。調子は悪くないと思う
         ので、この調子をずっと続けていきたいですね」

D7番左翼・中村

  打った瞬間、本塁打と分かる打球が左翼芝生席で大きく弾んだ。6回2死
 二塁。同点に追い付いた直後、中村のバットから飛び出した勝ち越し2ラン。
 好投していた広島のルーキー伊東に強烈なダメージを与えた。

   中村   「チェンジアップでした。会心というより、うまくバットに
         引っ掛かってくれたという感じかな? 思ってたよりよく
         飛んでくれました」

 中村から笑みがこぼれた。

  5回まで初回先頭・谷の安打1本だけに抑え込まれていたが、6回2死満
 塁から藤井の一ゴロを田中が悪送球、ベースカバーに入った伊東がはじく間
 に3人の走者が一気に生還して同点。これに追い打ちをかけた一発だった。

  川相2軍監督も中村の打撃をたたえる。

   川相監督 「きのうから凡打にしても可能性のある凡打になっていたか
         らね。スタメンで起用して良かった」

  最近は半月以上ヒットがなく、打撃不振に悩んでいたが、前日(5日)から
 バットをひと握り短く持って打席に立っている。それが前日のヒットに続く
 本塁打となって結果が出た。7月26日には待望のベビーが誕生。幸運なこと
 に練習を終えて出産にも立ち会えた。「恵茉(えま)」と名付けた長女の顔を
 見ると、疲れも吹っ飛ぶという。誕生からなかなかヒットも出なかったが、
 この日はホームランのプレゼントだ。

   中村   「神様、いや、娘が打たせてくれたことにしましょうか?」

 この時ばかりは父親の顔に戻っていた。

                 【8月7日付け中日スポーツより引用】