10/06/03 ナゴヤ  ソフトバンク14回戦(対ソフトバンク4勝9敗1分)

◎小川2回完全デビュー◎

 
ソフトB
中  日

[本塁打]岩崎恭1号(7回2点川原)
     福 田2号(7回2点川原)
[勝 投]矢 地  (19試合2勝0敗)
[セーブ]斉 藤  (19試合0勝1敗1セ)
[敗 投]川 原  (3試合0勝1敗)

 
ソフトB
中  日 14

 打率長打率出塁率
遊    谷  .337 .571 .377
二   岩崎恭 .259 .341 .387
中   中 川 .319 .521 .366
左   堂上剛 .341 .541 .397
一   福 田 .310 .450 .317
  投   斉 藤 - - -
三   堂上直 .247 .365 .309
右   藤 井 .281 .328 .333
捕   前 田 .173 .231 .313
投   岡 田 .000 .000 .000
  投   山本昌 .000 .000 .000
  打   中 村 .261 .364 .316
  投   小 川 - - -
  投   矢 地 - - -
  打一  柳 田 .310 .414 .400
36 14 .278 .393 .344
 打率長打率出塁率

  防御率 三振率
岡 田 44 10 7.94 1.59
山本昌 24 0.00 4.50
小 川 17 0.00 9.00
矢 地 24 2.00 4.50
斉 藤 30 4.74 8.53

《相手投手》ダービン(6回)−川原(1回)−金無英(1回)

ソフトB
中  長谷川(岡田)
左2
遊ゴ    三振  右安    
遊  今 宮右安  (山本昌)
遊ゴ
    三振三併    
三  李ボムホ左2  三振    中飛  (斉藤)
四球
  
一  小 斉四球  遊飛    二ゴ  二併  
右   辻 一犠    右安    (矢地)
死球
死球  
左  中 原右犠    中安    中飛三振  
二  李杜軒一飛    三併    中安  中飛
捕  猪 本  中飛    (小川)
三ゴ
  四球  三振
投  ダービン  捕飛    一邪        
 打  村 松            四球    
 投  川 原                  
 投  金無英                  
 打  中 村                遊ゴ
中  日
遊   谷 (ダービン)
中飛
  死球遊ゴ    中安右安  
二  岩崎恭中安  三振  左安  左本四球  
中  中 川右飛    右安三ゴ  三振三ゴ  
左  堂上剛一ゴ    右安中犠  右2右飛  
一  福 田  遊ゴ  三振三振  左本    
 投  斉 藤                  
三  堂上直  中飛  三ゴ  遊飛左安    
右  藤 井  左2  投安  二ゴ遊ゴ    
捕  前 田  三振  左安  三振  (金無英)
中飛
  
投  岡 田                  
 投  山本昌    三振            
 打  中 村      四球          
 投  小 川                  
 投  矢 地                  
 打一 柳 田            (川原)
二ゴ
中安  
    (  )内は対戦投手、[  ]は失策出塁

D先発・岡田

  岡田が公式戦初先発。1回に3安打1四球などで4点を奪われたが、2回
 は3者凡退に抑え、予定の2イニングでマウンドを降りた。4月21日の社会
 人・ヤマハとのプロ・アマ交流戦以来となる登板に

   岡田   「打たれたけど、ストライクが入ったことがよかった」

 その上で

   岡田   「追い込まれてからが課題。結果を出したい」

 次戦を見据えた。

D2番手・山本昌

  左肩肩甲骨付近の張りから2軍調整を続けている山本昌がで今季初登板。
 3回から中継ぎ登板し、2イニングを2安打、無失点に抑えた。

  山本昌は健在だった。やっとたどり着いた今季初登板で2イニングを2安
 打無失点。44歳の大ベテランが“土俵際”で見事に踏ん張ってみせた。

   山本昌  「時期的にはギリギリ徳俵だったんだろうけど、何とか頑張
         ったね。まだオープン戦の初登板のようなもの。いろいろ
         やることはあるけど、体が何ともないのが一番だから。こ
         れから状態を上げてチャンスを待ちたい」

  間に合った、そう感じる初登板だ。3回から登板すると先頭の今宮を宝刀
 ・スクリューで遊ゴロ。 さらに続く李ボムホは糸を引くような133キロの内
 角直球で見逃し三振に仕留めた。 4回こそ先頭の辻に右前打を許し、盗塁
 で刺した直後も中原に中前打を許したが、李杜軒を三ゴロ併殺打。全24球、
 MAXは134キロも“速球”で中原から空振りを奪うなどらしさは健在。見守っ
 た川相2軍監督も「さすが名球会は違うね」とうなった。

  長い道のりだった。2月中旬に左肩肩甲骨付近を痛めたが、なかなか治ら
 ない。しかも“背水イヤー”だから慎重にもなった。焦りと不安の中で、何
 とかこの日を迎えたが、結果は上々。今後は6日の阪神戦(姫路)で再度リリ
 ーフ登板して、3度目、4度目は2軍戦で先発を予定。結果を残して1軍か
 らの連絡を待つ。

   山本昌  「次はもっと手が振れると思う。真っすぐもあと3キロは速
         くしたいね。いまは焦りはない。次のチャンスは最後のチ
         ャンス。しっかり調整して準備していきたい」

  目標は22日の横浜戦(浜松)から始まる6連戦。エース・吉見が抹消される
 など、不安だらけの先発陣だけにつけいるスキは十分。引退をかけて戦う44
 歳が土俵際からうっちゃってみせる。

D3番手・小川

  小川がプロ初登板。2イニングパーフェクトの満点デビューを果たした。

  緊張感を味わいながら登ったデビュー戦のマウンド。小川が2イニング続
 けて3者凡退に抑えた。入団当初から「今中2世」と期待がかかる黄金ルー
 キー。その看板にふさわしい、最高のデビューだ。

   小川   「とても緊張しました。でも自分がやるべきことはできまし
         た。バッターが打ち損じてくれたと思うけど(2イニング
         を)3人ずつで抑えることができたのでよかったです」

  立ち上がりから、能力の高さを存分に見せつけた。猪本を内角高めの直球
 で三ゴロに斬ると、続くダービンを一邪飛。さらに1軍でも結果を残してい
 る長谷川から、外角低めの直球で空振り三振に仕留めた。

  6回は同じく高卒新人・今宮を内角低めの直球で空振り三振に。李ボムホ
 は直球を詰まらせ、最後の小斉はボテボテの二ゴロに仕留めた。打者6人を
 すべて直球で打ち取り、直球はMAX142キロを計測した。

   稲葉コーチ「ブルペンから緊張してたけど本番に強いタイプだね。キレ
         のいい球を投げていた。これからが楽しみ」
   川相監督 「昨日のブルペンではどうなるかと思ったけどナイスピッチ
         ング。ストライクが入るだけでも大したもの。それが何よ
         り」
   小川   「これからは先発で投げさせてもらえるように頑張りたい」

 次回は9日の独立リーグ・三重スリーアローズ戦に中継ぎで3〜4イニング
 を投げる予定だ。

D2番二塁・岩崎恭

  岩崎恭が7回に逆転への足掛かりとなる1号2ランを放つなど3安打2打
 点1盗塁と勝利に貢献した。本塁打は左腕・川原の外角直球をたたき、左翼
 ポール際へ運んだ。

   岩崎恭  「風にも乗った。狙い球が絞れました」
   川相監督 「読みの中でのホームラン。成長の跡が見られる」

D5番一塁・福田

  左翼ネット中段へ、特大の逆転決勝2ラン

   福田   「いい場面で打てました。真っすぐが多かったので。狙い通
         りです。それまでタイミングが合っていなかったけど思い
         っきり振れました」

                 【6月4日付け中日スポーツより引用】