09/06/18 鳴尾浜  阪神12回戦(対阪神4勝5敗3分)

◎中田8イニング無四球3失点◎

 
中  日
阪  神

[勝 投]蕭一傑  (10試合4勝1敗)
[セーブ] 鶴   (8試合1勝0敗2セ)
[敗 投]中 田  (8試合2勝3敗)

 
中  日 10 10
阪  神

 打率長打率出塁率
左   西 川 .222 .292 .325
中   中 川 .274 .342 .329
右   李炳圭 .325 .467 .369
一   新 井 .296 .491 .425
三   福 田 .337 .542 .368
遊   堂上直 .181 .289 .227
二   岩崎達 .216 .255 .310
捕   清水将 .143 .143 .250
  打   沢 井 .353 .379 .406
投   中 田 .000 .000 .000
  打   井 上 .146 .195 .271
31 10 .264 .375 .329
 打率長打率出塁率

  防御率 三振率
中 田 92 33 4.09 7.36

【失策】福田、堂上直、中田

《相手投手》蕭一傑(6回)−石川(2回)−鶴(1回)

D先発・中田

  中田が先発し、8イニングを7安打の3失点で完投した。黒星はついたが
 “暴れ馬”からの変ぼうを示す無四球投球だった。

  不利なカウントになっても歩かせない。0−3で迎えた8回1死一、三塁。
 代打の森田に1−3としながらも、最後はフォークで空振り三振に仕留めた。
 続く庄田を左飛に打ち取り、追加点を与えない。全92球で無四球。勝敗を度
 外視すれば、この安定性を小林2軍投手コーチは評価する。

   小林コーチ「セットポジションになると上下のバランスが悪くなるとこ
         ろを、修正できている内容。球数も少なかったから、本人
         も手応えをつかめたのではないか」

  2軍落ちして2カ月半近くになる。中田は小林コーチと話し合い、暴れ馬
 と称される“荒れ球”からの脱却を課題に取り組んでいる。それでも最速は
 148キロ。

   中田   「最近いい形の投球ができていなかった。きょうの感覚はだ
         いぶ良いです」

 2回の2失点は一塁カバーの遅れ、バント処理の悪送球が絡み「あれでは勝
 ちを拾えない」と猛省する。

  1軍昇格へ、ほんのりと光は見えてきたのか。

   小林コーチ「あと2回ぐらい、これぐらいの投球をしてくれれば推薦の
         対象になる」

 中途半端な変身で送り出すつもりはない。

                 【6月19日付け中日スポーツより引用】