07/07/05 北神戸  サーパス10回戦(対サーパス4勝5敗1分)

◎堂上直2号2ラン&3号ソロ◎

 
中  日
サーパス

[本塁打]堂上直2号(1回2点中山)
     堂上直3号(6回1点清水)
     相 川4号(2回1点吉見)
[勝 投]阿部健  (10試合2勝1敗)
[セーブ]香 月  (4試合0勝0敗1セ)
[敗 投]吉 見  (9試合4勝3敗)

 
中  日
サーパス

 打率
二   森 岡 .324
遊   鎌 田 .230
一   新 井 .265
三   堂上直 .229
左   堂上剛 .392
指   渡 辺 .000
  打指  上 田 .267
中   平 田 .284
右   中村一 .156
捕   田 中 .208
33 .247
 打率

  防御率
吉 見 42/3 23 2.48
高 橋 1/3 0.00
川 井 10 2.37

《相手投手》中山(3回)−阿部健(2回)−清水(1回)
      −軒作(1回)−小松(1回)−香月(1回)

D4番三塁・堂上直

  堂上直がプロ入り初の1試合2本塁打を記録した。チームは3−4で負け
 たが、全得点を堂上直がたたき出した。

  梅雨の晴れ間の青空に、白球が鮮やかな放物線を描く。1回表2死二塁。
 左腕・中山の真ん中高めのボール球を、堂上直がコンパクトに振り抜く。高
 々と上がった打球は滞空時間の長い先制2号2ランとなった。

  実に久々の号砲だ。4月14日の広島戦(由宇)での初アーチ以来、約2カ月
 半ぶり。しばらく左ひざ痛に悩まされ、ベンチ待機を余儀なくされたが、完
 治後の初スタメンで、いきなり会心の一撃。

   堂上直  「ひざを痛め一週間ぐらい休めました。それで疲れがとれス
         イングに切れがでてきたと思います」

 2打席目は三振に終わったが、3打席目には、左腕・清水のフォークを十分
 に引きつけ、こちらも左翼へ軸回転した3号ソロ。パワーとテクニックを存
 分に見せつけた。

   辻2軍監督「今までやってきたことが間違っていなかったということで
         す。まだまだですけど着実に進歩はしているね」

 まだ全能力を発揮していないという思いからだろう。辻2軍監督はちょっと
 辛口に成長ぶりを評価した。

  守りの機会は一度だけ。それでも入団当時に比べ、スローイングの安定感
 もアップ。今まではラッキーな安打が多かった。しかし、この日の2本塁打
 はキッチリした形で打ったもの。

   堂上直  「今日だけでは駄目です」

 と本人は慎重でも、レベルアップは確実だ。

D先発・吉見

  2年目の吉見が先発。 4イニング2/3で7安打4失点ながら収穫はあった。
 今まで高めに抜ける球が多かったが、この日は低めに投げれたのだ。ただ、
 カウント2−1と追い込みながら、打たれたり四球を与えることも。

   吉見   「詰めが甘かったと思います」

D3番手・川井

  3年目の川井が最近、安定した投球をしている。この日も3イニングを1
 安打3三振と力を発揮。直球がナチュラルにスライド。 球速は135キロぐら
 いでも、打者は少しずつポイントを外される。

   川井   「今日もうまくいきました」

 本人も無失点投球に手応えを感じていた。

                 【7月6日付け中日スポーツより引用】