12/06/20 ナゴヤ  広島13回戦(対広島5勝7敗1分)

◎高橋周 右翼でフル出場◎

 
広  島
中  日

[本塁打]鈴 木1号(3回1点辻)
     会 沢2号(4回2点辻)
[勝 投]篠 田  (5試合3勝1敗)
[敗 投] 辻   (12試合2勝4敗)

 
広  島 12
中  日

 打率長打率出塁率
左   堂上剛 .213 .298 .315
三    谷  .263 .316 .335
右   高橋周 .233 .395 .267
二   柳 田 .301 .423 .405
中   松井佑 .304 .392 .335
一   ディアス .247 .403 .333
遊   森 越 .131 .180 .254
  遊   吉 川 .216 .324 .256
  打   岩崎恭 .184 .218 .311
捕   小 田 .500 .500 .500
  打   前 田 .132 .226 .210
  捕   松井雅 .096 .096 .175
投   雄 太 .000 .000 .000
  投    辻  .250 .250 .250
  投   川 崎 - - -
  打   赤 坂 .243 .297 .263
  投   斉 藤 - - -
  打   野 本 .291 .370 .368
  投   久 本 - - -
  打   井 藤 .260 .315 .345
32 .249 .336 .318
 打率長打率出塁率

  防御率 三振率
雄 太 20 0.82 4.09
 辻  41 11 2.25 4.95
川 崎 12 7.36 9.82
斉 藤 32 10 12.00 4.50
久 本 25 4.00 7.00

《相手投手》篠田(7回)−金丸(1回)−梅津(1回)

広  島
二  安 部(雄太)
二ゴ
  三振  (川崎)
一ゴ
一安    左飛
遊  菊 池二ゴ  中飛  三ゴ  一飛  中安
三  バーデン遊ゴ    中安一邪  三振    
 三  庄 司                右飛
右  松 山  遊ゴ  一飛  (斉藤)
左2
一ゴ    
捕一 会 沢  左飛  左本  二ゴ  (久本)
中安
  
一  上 村  中安  中飛  右3  三振  
 左  土 生                  
左  中村真  投ゴ  右安  三ゴ  二飛  
 投  金 丸                  
 投  梅 津                  
中  鈴 木    (辻)
左本
左安  左安  右飛  
投  篠 田    三振遊ゴ  四球      
 捕  白 浜                三振
中  日
左  堂上剛(篠田)
一ゴ
  四球  中飛  一ゴ    
三   谷 左飛  左安  三ゴ    (金丸)
四球
  
右  高橋周左安  二飛    投ゴ  遊ゴ  
二  柳 田三振  三振    三ゴ  中安  
中  松井佑  右安  捕邪  二飛  三併  
一  ディアス  三併  一飛    二飛  (梅津)
三振
遊  森 越  遊直              
 遊  吉 川      左3    三振    
 打  岩崎恭                四球
捕  小 田    遊安中飛          
 打  前 田            四球    
 捕  松井雅                中飛
投  雄 太                  
 投   辻     三ゴ            
 投  川 崎                  
 打  赤 坂        左飛        
 投  斉 藤                  
 打  野 本            二安    
 投  久 本                  
 打  井 藤                一ゴ
    (  )内は対戦投手、[  ]は失策出塁

D3番右翼・高橋周

  スタメンを見て目を疑った。ベンチ内にあるホワイトボードに「3番・右
 翼」とあった。

   高橋周  「マジかよっ、て思いました。人生初です。間違いだと思っ
         て、ライトが二カ所あるか探しました」

  背景には高木監督の“天の声”があった。試合開始2時間前。ナゴヤ球場
 にいた2軍マネジャーの電話が鳴った。主は高木監督。鈴木2軍監督に、高
 橋周の右翼起用の指示が下された。

  鈴木2軍監督「とにかく突然だった。前もって言ってくれれば…」

  4度の守備機会を無難にこなした。1度目は4回2死走者なしの場面。ポ
 テンヒットをていねいに捕球した。6回1死三塁では、上村の打球が右翼線
 を襲った。とっさにクッションボールを処理して遊撃・吉川に送球(三塁打)。
 8、9回はそれぞれ、正面のフライ、ライナーをアウトにした。

   彦野コーチ「深めでいいから慌てずにプレーしなさい、と指示しました。
         最初なので、こんなもんかな」

 6回の上村の打球処理に触れ

   彦野コーチ「内野手だけに、捕ってから投げるのは早い。ビシっと投げ
         たしね」
   高橋周  「外野と言われれば、外野もやります。グラブも用意しなき
         ゃいけないですね」

D7番遊撃(途中出場)・吉川

  フェンス直撃の左越え三塁打

   吉川   「体重2キロ減った分、スタンドに届かなかったですわ。ち
         ょっと上がりすぎたかもしれませんが、インハイのカット
         ボールかな? いい感じでバットが出ました」

  いつもは70キロ台前半をキープしている体重が、この日合宿所の体重計に
 乗ると、前日より2キロ減って69キロまで落ちたという。夏バテで60キロ台
 に落ちることはよくあるそうだが、この梅雨の時季に落ちるのはかつてない。

  これには理由がある。約1カ月前から、川又2軍打撃コーチの発案で、1.5
 キロある重いバットを中日屋内練習場で振り続けているからだ。

   川又コーチ「右手と左手のバランスがよくないから、左で重いバットを
         使ってティー打撃をやらせている」
   吉川   「自分でもいい感じで上からたたけるようになりました」

D先発・雄太

  2イニングを20球、1安打無失点

   雄太   「試合で投げることが重要なので、2イニング投げさせても
         らいました。その後ブルペンでも50球投げて感触はよかっ
         た」

D3番手・川崎

  2試合連続で失点を許していた川崎が5回から登板、上位打線3人を三者
 凡退に抑えた。

   川崎   「調子はあまり良くなかったけど、まっすぐがうまい具合に
         動いてくれて抑えられました。これで吹っ切れました」

                 【6月21日付け中日スポーツより引用】