10/07/30 ナゴヤ  オリックス21回戦(対オリックス8勝10敗3分)

◎山本昌7回5安打無四球無失点◎

 
オリックス
中   日 0X
         (7回裏途中降雨コールド)

[勝 投]山本昌  (7試合1勝1敗)
[敗 投]梶 本  (14試合6勝2敗)

 
オリックス
中   日

 打率長打率出塁率
二    谷  .282 .455 .323
遊   岩崎恭 .247 .307 .363
右   藤 井 .264 .311 .342
一   新 井 .214 .232 .333
三   柳 田 .300 .378 .379
中   中 村 .243 .316 .290
左   中 川 .277 .423 .343
捕   田 中 .238 .286 .340
投   山本昌 .000 .000 .200
23 .266 .361 .333
 打率長打率出塁率

  防御率 三振率
山本昌 107 24 2.35 3.91

【失策】谷

《相手投手》梶本(4回)−阿南(2回)−菊地原(0/3回)

オリックス
中  下 山(山本昌)
右飛
  左安    三ゴ  
 中  由 田              
遊  バイナム中安  投ゴ    [二ゴ]  
一  セギノール三振    遊ゴ  三併  
 一  土 井              
三  ラロッカ  遊ゴ  三振    三振
 三  高 島              
左  浜 中  三振  遊飛    遊安
捕  日 高  右2    三振  二併
 捕  前田大              
右  丹 羽  三振    左飛    
投  梶 本    二飛        
 打  田 口        投ゴ    
 投  阿 南              
 投  菊地原              
二  柴 田    二ゴ    遊安  
中   日
二   谷 (梶本)
左2
  中安三振    (菊地原)
[遊ゴ]
遊  岩崎恭三振  一安左飛      
右  藤 井二ゴ  右犠  (阿南)
三振
    
一  新 井三ゴ  四球  中飛    
三  柳 田  二安右2  中飛    
中  中 村  捕犠三振    二ゴ  
左  中 川  投ゴ遊ゴ    二ゴ  
捕  田 中  四球  中飛  右安  
投  山本昌  三振  四球  三振  
    (  )内は対戦投手、[  ]は失策出塁

D先発・山本昌

  完全復調を目指し2軍で調整中の山本昌が先発し、今季自己最長となる7
 イニングを投げ、5安打、6奪三振、無四球の無失点の好投。試合は7回裏
 の中日攻撃途中に雨脚が強まり、そのまま降雨コールドゲーム。山本昌は2
 軍で今季初勝利。

  1軍復帰へ、ベテラン左腕が臨戦態勢だ。8月11日に45歳となる山本昌が、
 大好きな夏に完全カムバックしてきそうだ。

   山本昌  「(1軍昇格は)タイミングだからしょうがないね。上(1軍
         投手陣)も調子いいし。1カ月前だったらよかったんだけ
         どね」

 山本昌は、タイミングを恨めしがるほど自らの状態が良化したことをアピー
 ルした。

  本来の直球も変化球のキレも戻った。低めかつコーナーに丁寧に投げ込み、
 セギノール、ラロッカ、浜中の重量クリーンアップで臨んだオリックス打線
 に付け入るスキを与えなかった。

  得点圏に走者を背負ったのはわずかに2度(1度は失策絡み)。しかもクリ
 ーンアップに対しては9打数1安打、4奪三振、1併殺と完ぺきに抑え込ん
 で、スコアボードに「0」を7つ横並びさせた。試合は降雨コールドゲーム
 となり、107球投げた山本昌は“完封勝利”となった。

  これには敵将の新井2軍監督も脱帽だ。

   新井監督 「横から見てて、低めに制球されているのが分かった。うち
         の梶本(この日の先発で最速141キロ)より速かった」

 キレを絶賛した。もっともスピードガンの計時では山本昌は136キロどまり。
 好調時の球が戻ってきた証しだ。

   新井監督 「例えば(1軍で)先発だったら、6イニングぐらいなら全然
         OKだろう」

   小林コーチ「どんどん状態上がってる。変化球も(打ち取れる)自分の高
         さに投げられるようになった。スタンバイOKと報告する
         よ」

 完全復調に太鼓判を押した。

  もっとも

   山本昌  「これでいい、と言うところはない。もっともっと調子を上
         げていくよ」

 どん欲に話した。春先の左肩肩甲骨付近の張りから始まり、復帰後初先発で
 左足をひねっての1球降板など、ここまで大きく遠回りした名球会左腕が、
 エンジン全開で巻き返しを図る。

D1番二塁・谷

 後半戦3試合連続のマルチ安打

    谷   「前半戦の終わりごろから(打撃の)調子は上がってきていた
         けど、ようやく感じが出てきました」

D5番三塁・柳田

  柳田が3回の2点適時時二塁打を含む3打数2安打2打点。後半戦初スタ
 メンで打撃好調をアピールした。

   柳田   「結果を出さないと(1軍には)上がれない。出たときは全部
         打つつもりで打席に入ってます」

 この日の2安打で打率を3割に戻し、

   柳田   「(打率)1位が3割2分台なんで、(首位打者を)取れるモノ
         は取るつもりでいきます」

                 【7月31日付け中日スポーツより引用】