10/07/20 ナゴヤ  トヨタ自動車

◎中川 逆転3ラン◎

 
トヨタ
中  日

[本塁打]中 川(8回3点久保地)

 
トヨタ 10
中  日 11

 
遊    谷 
  遊   岩崎恭
二三  西 川
一   福 田
  一   新 井
指   小林高
三   柳 田
  左   中 川
右中  中 村
中   加 藤
  右   小 池
左   井 藤
  二   沢 井
捕   赤 田
  捕   吉 田
  捕   田 中
32 11
 

 
佐 藤
ヘスス
小 熊 17
サンタ
高 島

【失策】ヘスス

《相手投手》祖父江(3回)−田辺(2回)−川尻(2回)
      −久保地(2/3回)−岩崎(1/3回)

トヨタ
右  秋 田(佐藤)
二直
三振  遊ゴ          
 右左 保 良          右飛    三振
左  亀 谷中飛[投犠]  二ゴ  一ゴ      
 右  引 本                死球
二  佐 野右安右飛    左安        
 二  福 田            (サンタマリア)
投ゴ
  四球
指  田 中左飛  (小熊)
二安
  中安  二ゴ    
 打指 山 木                捕邪
一  的 場  (ヘスス)
中安
左飛  一犠        
 一  川 端            三振    
三  坂 田  右飛三振  右2        
 三  高 阪              遊ゴ  
中  藤 原  四球三振  中飛        
 中  小 島              左安  
捕  二 葉  左2  三振左飛        
 捕  渡 辺              左飛  
遊   秦   中2  中安  二飛      
 遊  乗 田                (高島)
三ゴ
中  日
遊   谷 (祖父江)
右安
三振    三併        
 遊  岩崎恭              (久保地)
中安
  
二三 西 川右安一ゴ    中安    三犠  
一  福 田三ゴ  中飛  遊ゴ        
 一  新 井              左安  
指  小林高二安  二飛    (川尻)
三ゴ
  三振  
三  柳 田四球  中飛    遊ゴ      
 左  中 川              左本  
右中 中 村中安    (田辺)
中安
  二ゴ  中安  
中  加 藤三振    右併    一ゴ死球  
 右  小 池                  
左  井 藤三振    二ゴ    三ゴ    
 二  沢 井              (岩崎)
遊ゴ
  
捕  赤 田  二ゴ              
 捕  吉 田        中安        
 捕  田 中            右飛    
    (  )内は対戦投手、[  ]は失策出塁

D先発・佐藤

  中日2軍は20日、ナゴヤ球場で、都市対抗野球に出場するトヨタ自動車と
 プロアマ交流戦を行い、6−5で逆転勝ちした。右ひじ手術から復活を目指
 す佐藤が先発して約10カ月半ぶりの実戦登板を果たし、育成選手の中ではサ
 ンタマリアが2イニングを無失点に抑え、8回2死一、三塁から中川の逆転
 3ランで勝ち星が転がり込んだ。

  右ひじ手術からの復活マウンドを、佐藤は喜びをかみしめるように踏んだ。
 昨年9月1日、ウエスタン・リーグの広島戦以来の実戦登板。2006年、セ・
 パ交流戦で5連勝して一気にブレークしたときの腕の振り、球の切れこそい
 まひとつだが、予定の1イニングを1安打無失点に抑えて、復活のスタート
 を切った。

   佐藤   「投げられただけでも良かったかな? まだ腕の振りはイマ
         イチですが、ブルペンでのピッチングがマウンドでできた
         んじゃないかと思います」

 佐藤は満足そうに投球を振り返った。

  昨年10月、右ひじにメスを入れ、今年2月のキャンプではブルペンで投球
 練習ができるほど順調な回復ぶりを見せたが、そこからなかなかペースが上
 がってこないジレンマに悩まされた。この日も登板前には「投げられるんだ
 ろうかという怖さがあった」と言うが、その不安を払しょくするピッチング
 だった。

   稲葉コーチ「オールスター前に実戦のマウンドを踏ませて、状態を見て
         8月のウエスタンで投げるスケジュールを決めていきたい」
   佐藤   「焦らずに、とは思うけど、そんなにのんびりとはできない
         ですから。ちょっと無理してでも、という気持ちはありま
         す」

 佐藤は自らの心境を吐露。もう後戻りはできない。復活のスタートラインに
 立った佐藤の挑戦がこれから始まる。

D4番手・サンタマリア

  ドミニカ共和国からの育成選手サンタマリアが、“世界の企業”トヨタ自
 動車から勝利投手をもぎ取った。屋内練習場で行う投球練習では、まともに
 ストライクが入らず、一向に“ノーコン病”が解消しなかったが、この日は
 別人。打者6人で3ボールになったのは1度だけ。MAX145キロのストレート
 主体の投球。

  8回には胸を張ってマウンドを降りると、その裏、中川の逆転3ランが飛
 び出して勝ち投手になった。一方、ベンチでがっかりしていたのは、左腕ヘ
 スス。2回に珍しく制球を乱して3失点。明暗を分けた。

D5番左翼(途中出場)・中川

  8回2死一、三塁で逆転の左越え3ラン

   中川   「あそこで点を取らないときついので、何とかつなごうと打
         席に入った。ストレート狙いだったが、スライダーが真ん
         中にきた。入るとは思わなかった」

                 【7月21日付け中日スポーツより引用】