10/07/11 雁の巣  ソフトバンク19回戦(対ソフトバンク8勝10敗1分)

◎松井雅2号2ラン◎

 
中  日
ソフトB

[本塁打]松井雅2号(7回2点大場)
     李杜軒5号(7回1点バルデス)
[勝 投]バルデス (5試合1勝3敗)
[敗 投]大 場  (13試合2勝2敗2セ)

 
中  日
ソフトB

 打率長打率出塁率
右   藤 井 .287 .340 .368
遊二  岩崎恭 .250 .318 .372
二   井 端 .300 .400 .364
  遊    谷  .280 .470 .324
一   中田亮 .265 .368 .301
左   小 池 .280 .440 .296
中   中 川 .318 .491 .375
指   福 田 .303 .437 .320
  走指  西 川 .340 .377 .462
三   柳 田 .299 .371 .380
捕   松井雅 .250 .500 .300
32 .273 .373 .339
 打率長打率出塁率

  防御率 三振率
山本昌 86 21 4.91 2.45
バルデ 29 5.66 6.97
金 剛 2.96 9.62
小林正  1/3 5.19 4.15
矢 地  2/3 1.54 6.17

《相手投手》大場(7回)−神内(1回)−高橋徹(1回)

中  日
右  藤 井(大場)
三振
  二ゴ    二ゴ二ゴ    
遊二 岩崎恭三振  四球    二ゴ  (神内)
左2
  
二  井 端左安  遊ゴ    遊ゴ  二ゴ  
 遊   谷                   
一  中田亮三振    左飛    左飛二ゴ  
左  小 池  三振  右飛    四球左安  
中  中 川  三振  三振    右安  (高橋徹)
二ゴ
指  福 田  二直    中飛  右安    
 走指 西 川                投ゴ
三  柳 田    中安  捕邪  右犠  三ゴ
捕  松井雅    二ゴ  二ゴ  右本    
ソフトB
中   辻 (山本昌)
中安
右飛    右飛  三振    
 捕  清 水                  
遊二 仲 沢二直  中飛  左飛    (金剛)
右飛
  
右  中 村四球  左飛  一邪    中飛  
指  李ボムホ四球  四球    (バルデス)
遊ゴ
  中飛  
三  小 斉左安  二ゴ    右飛    (小林正)
二ゴ
左  村 松左飛    投ゴ          
 遊  今 宮          三振      
 打  立 岡                (矢地)
右安
一左中江 川  右飛  右飛    左飛  中飛
捕  堂 上  三ゴ  捕ゴ    中飛    
 左  中 西                投ゴ
二一 李杜軒  右安    中安  左本    
    (  )内は対戦投手、[  ]は失策出塁

D先発・山本昌

  山本昌が先発。5イニングで86球を投げ、初回の1失点だけに抑えて、1
 軍復活登板に向け大きく前進した。試合は1点を追う7回、福田の同点打に
 柳田の右犠飛で勝ち越し、松井雅の2ランで4点を挙げるなど、逆転勝ちで
 ソフトバンクに3連勝した。

  44歳左腕・山本昌が博多湾で躍動した。海から吹く10メートル近い追い風
 となる強風をものともせず、5イニングを1失点。試合後の山本昌は手応え
 を感じ取っていた。

   山本昌  「立ち上がりは変化球が曲がりすぎてどうなることかと思っ
         たけど、2回以降はまずまず自分のピッチングができまし
         た」

 一般的には逆風の方が変化球がよく切れるが、山本昌にはそれがあてはまら
 ないらしい。かつての女房役・中村バッテリーコーチは

   中村コーチ「追い風が強い時はいいんだよ。ほら、きょうも」

 と山本昌の投球を評価した。

  そこへかつてのチームメート、ソフトバンクの鳥越2軍監督が通りかかる。

   鳥越監督 「マサさんを助けてやったみたいですね。ウチのバッターは
         大振りばかりしちゃって…。でも、マサさんにはできるだ
         け長くやってほしいからね」

 激励のエールを送った。

  初回だけで31球も費やした。山本昌本来の投球ではなく、中村には10球、
 小斉には12球もかけて左前適時打を浴びた。が、ここからがプロ27年目のベ
 テラン左腕の真骨頂。砂ぼこりを目に入れながらも、低めに変化球を集めて、
 終わってみれば4安打1失点に抑えた。

   川相監督 「最初はバタバタしていたけど、後は落ち着いて投げていた
         ね。まずまずでしょう」

  先発で責任回数の5イニングをクリア。

   山本昌  「今度は球数を気にすることなく、行けるところまで行きた
         い」

 山本昌の目が少年のように輝いた。

D3番二塁・井端

  左足痛から1軍復帰を目指す井端が3試合連続「3番・二塁手」でスタメ
 ン出場。初回、左前打で出塁すると、中田亮の3球目に二盗を成功。この3
 試合で10打数3安打2打点1盗塁、守備でも初回仲沢の打球を好捕するなど
 連日の美技。8回の打席を終えて交代したが、順調な回復ぶりを見せた。

  巧打好守、すべて1軍復帰できる要素をアピールしたが、

   井端   「打撃はまずまずですが、まだまだです」

 と口は重い。1軍昇格についても

   井端   「(ファームの)大阪遠征に行きます」

 と言ってナインと一緒にバスに乗り込んだ。

   川相監督 「プレー自体はもう大丈夫でしょう。後は1試合こなせるス
         タミナじゃないですか」

 ファームの遠征に参加させることを口にした。

D9番捕手・松井雅

  3試合連続先発マスクをかぶり、7回には貴重な2号2ラン

   松井雅  「逆風だったので入るとは思わなかった。外のまっすぐを狙
         っていたが、内角にきてとっさにうまく腰を回転させて打
         てた。3試合マスクかぶらせてもらって、勝利に貢献でき
         てうれしい」

                 【7月12日付け中日スポーツより引用】