10/07/10 雁の巣  ソフトバンク18回戦(対ソフトバンク7勝10敗1分)

◎中田亮4打数4安打5打点◎

 
中  日 13
ソフトB

[本塁打]李ボムホ7号(2回1点岩田)
[勝 投]岩 田  (12試合4勝3敗)
[敗 投]高橋秀  (10試合0勝2敗1セ)

 
中  日 15
ソフトB

 打率長打率出塁率
中右  藤 井 .300 .356 .382
遊二遊 岩崎恭 .249 .312 .370
二   井 端 .333 .500 .429
  遊三   谷  .280 .470 .324
一   中田亮 .281 .391 .319
右   小 池 .273 .455 .261
  中   中 村 .261 .345 .313
左   中 川 .321 .500 .379
  打左  井 藤 .000 .000 .000
指   西 川 .346 .385 .469
  打指  福 田 .302 .439 .319
三   柳 田 .299 .372 .383
  二   沢 井 .298 .337 .368
捕   松井雅 .240 .400 .296
  捕   前 田 .200 .257 .313
40 15 12 .274 .373 .341
 打率長打率出塁率

  防御率 三振率
岩 田 117 34 3.72 5.45

【失策】谷

《相手投手》高橋秀(3回2/3)−大西(1/3回)−二保(2回)
      −有馬(1回)−佐藤(1回)−水田(1回)

中  日  
中右 藤 井(高橋秀)
中飛
  死球死球右安  一ゴ  中飛  
遊二遊岩崎恭左飛  右安左犠四球    (有馬)
中飛
  (水田)
三振
二  井 端四球  投ゴ二直右2          
 遊三  谷               左飛  一邪
一  中田亮四球  中安(大西)
中安
中安    死球  中安
右  小 池右邪  三振三振三ゴ          
 中  中 村              三ゴ  遊ゴ
左  中 川  中安  四球(二保)
中安
一直        
 打左 井 藤                (佐藤)
二ゴ
  
指  西 川  遊直  四球右安          
 打指 福 田            一ゴ  左安  
三  柳 田  遊ゴ  右安右飛  中安  右飛  
 二  沢 井                    
捕  松井雅  一直  四球中安  三振      
 捕  前 田                左2  
ソフトB  
左  村 松(岩田)
右安
  二ゴ      左飛      
 遊  今 宮                三ゴ  
遊二 仲 沢捕邪  二直      中飛      
 打一 江 川                遊ゴ  
中  中 村遊飛    左安    右飛  三振  
指  吉川元遊飛    左飛      三振    
 打指  辻                   遊ゴ
三  李ボムホ  中本  右飛      捕邪    
 左  中 西                  一邪
一三 小 斉  三振  二ゴ      四球  中安
二左三二李杜軒  三振    三ゴ    中安  三ゴ
右  中 原  一飛    二飛    三振    
捕  猪 本    遊ゴ  遊ゴ      三振  
 捕  荒 川                    
    (  )内は対戦投手、[  ]は失策出塁

D3番二塁・井端

  10日も「3番・二塁手」でスタメン出場した井端は4打席目の5回1死二、
 三塁で右中間へ復帰後初打点となる2点適時二塁打を放った。まさに井端ら
 しい打球に、井端も満足そう。中日のワンサイドゲームになったため、この
 回でベンチに下がった。2試合出場して実戦感覚は戻ったようだが、井端は
 「変わらないですよ」とさらり。

  前日に送球を右腕に受けたが、この日は試合前の守備練習で打球を左腕に
 受けるハプニング。「これでバランスが取れていいじゃないか」と川相2軍
 監督に冷やかされていたが、きっちりと試合で結果を出して準備完了。後は
 落合監督からの声を待つだけとなった。

D4番一塁・中田亮

  ドラの“ブーちゃん”が大暴れ。中田亮が2試合連続4番に座り、プロ入
 り初めての猛打賞、4安打5打点の大活躍でチームの大勝に貢献した。

  ドラゴンズのブーちゃんは、4番打者が一番よく似合っているのかもしれ
 ない。前日(9日)の2安打2打点に続き、この日はヒットのオンパレード。
 6打席全出塁の4安打5打点2四死球、4安打すべてセンター返しの会心の
 当たりだった。

   中田亮  「4番なんてとんでもない。似合ってなんかいませんよ」

 中田亮はしきりに照れ笑いを浮かべるが、

   中田亮  「センター中心に打つのは基本だし、それが結果として出て
         良かった」

 満足いく打撃を振り返った。3回は1死二、三塁、4回は2死二、三塁、5
 回は1死二塁と5打点とも得点圏の走者をすべて返した。さらに驚きは逆転
 となる中前への2点適時打で出塁した4回、小池の初球に果敢に二盗を試み
 た。クロスプレーでアウトになったが、

   川相監督 「ああいう積極性が4本のヒットにつながったと思うよ」

 中田亮の姿勢をたたえた。

  4安打。

   中田亮  「そんなの、大学時代もそうそうありませんよ」

 この日、いつもより遅く川相監督の前に姿を現した中田亮を見て、「ずいぶ
 んゆっくりだね。1時間ぐらい宿舎で振り込んできたのか?」と同監督が声
 を掛けると、バツの悪そうな顔つきで「ハイ」と答えたそうだ。それをきっ
 ちり試合で出すあたり、ただ者ではない。

  福岡入りする前には、2割1分4厘だった打率も、4番に座って以来、2
 割8分1厘にまで跳ね上がった。4番復帰を目指すブランコさん、ファーム
 にも“4番候補”はいますぞ−。

D先発・岩田

  中日投手陣2番目の完投勝利投手はまたも岩田だった。5安打1失点の好
 投で、4月17日の広島戦(由宇)以来今季2度目の完投勝利。川相2軍監督か
 ら「監督賞」がプレゼントされた。

   岩田   「ブルペンの時からボールが走っていたし、一発食らっても
         打たれる感じはしなかった。すべてのボールが良かった」

 岩田は最高の投球を振り返った。6月17日に2軍へ降格後、これで2試合連
 続好投。

   岩田   「この好調をキープして、また1軍に呼んでもらえるようア
         ピールしたい」

 1軍再昇格に意欲をのぞかせていた。

                 【7月11日付け中日スポーツより引用】