10/05/14 由宇  広島6回戦(対広島3勝3敗)

◎吉田 初安打&初本塁打◎

 
中  日 13
広  島

[本塁打]吉 田1号(7回2点中田)
[勝 投]山 井  (3試合2勝1敗)
[敗 投]ジ オ  (4試合2勝1敗)

 
中  日 17 10
広  島

 打率長打率出塁率
二   沢 井 .263 .316 .317
  二   柳 田 .264 .403 .376
遊   岩崎恭 .273 .352 .366
一   中田亮 .261 .435 .261
  一   福 田 .306 .435 .306
右   堂上剛 .364 .610 .417
  投   清水昭 - - -
中   中 川 .190 .357 .261
  中   加 藤 .250 .250 .250
三   西 川 .429 .464 .529
  三   堂上直 .196 .217 .245
左   中 村 .288 .394 .338
  左   小林高 .000 .000 .000
捕   吉 田 .286 .714 .375
  打右  平 田 .214 .232 .313
投   山 井 .429 .429 .429
  捕   赤 田 .500 .500 .500
40 17 11 10 .261 .366 .329
 打率長打率出塁率

  防御率 三振率
山 井 109 27 3.50 8.00
清水昭 23 0.00 9.00

《相手投手》ジオ(3回)−長谷川(1回)−大島(2回)
      −中田(2回)−宮崎(1回)

中  日  
二  沢 井(ジオ)
中安
  左安  三犠左飛  遊飛    
 二  柳 田                    
遊  岩崎恭中飛  左安  左2三振    三振  
一  中田亮遊ゴ  右安  中安  三振  左飛  
 一  福 田                    
右  堂上剛遊ゴ  右安  左安  中安  左飛  
 投  清水昭                    
中  中 川  二ゴ三振  四球  一直      
 中  加 藤                  (宮崎)
一ゴ
三  西 川  二ゴ左安  中安    (中田)
中安
    
 三  堂上直                  左安
左  中 村  三振右3  三振    捕犠    
 左  小林高                  投ゴ
捕  吉 田    遊安三振遊飛    右本    
 打右 平 田                  三振
投  山 井    投犠  (長谷川)
左安
(大島)
三振
  三振    
 捕  赤 田                    
広  島  
中   丸 (山井)
遊安
  遊ゴ      中飛    (清水昭)
投ゴ
遊  松 本遊安  左安      遊ゴ      
 投  中 田                    
 三  申成鉉                  三ゴ
右  末 永投ゴ  三振              
 投  長谷川                    
 投  大 島                    
 打右一松 山            一ゴ    四球
一  ヒューバー三ゴ      遊ゴ    三ゴ    
 右  山本芳                  三振
左  喜 田一ゴ      二ゴ    四球    
三  堂 林  三振    三振    遊併    
 投  宮 崎                    
二  庄 司  二ゴ      二ゴ    中飛  
捕  白 浜  三振      二ゴ        
 捕  山本翔                三振  
投  ジ オ                    
 打右 山 内    三振    三振        
 遊  安 部                一ゴ  
    (  )内は対戦投手、[  ]は失策出塁

D先発・山井

  山井が先発、8イニングを3安打1失点に抑え、ベーブルース杯優勝を挟
 んで8連敗のチームに白星をもたらせた。打線も大爆発。ジオ、長谷川から
 大量点を奪い、今季最多の13得点で大勝した。

  10日に32歳の誕生日を迎えたばかりの山井が、チームの連敗ストッパー役
 を果たした。立ち上がり、不運な内野安打2本などで1点を失ったが、2回
 以降は落ち着き払ったピッチング。女房役を務めたルーキー・吉田との“奈
 良産大バッテリー”の息もピッタリ。MAX147キロのストレートを主体にスラ
 イダー、シュートなど変化球を低めに集めて、4回以降は無安打に抑えた。

   山井   「まっすぐも変化球もすべて良かった。ゴロが多かったとい
         うことは、低めに行っていたということでしょう」

 山井は満足そうに振り返った。

   川相監督 「中盤からは、完全試合をやりそうになった日本シリーズの
         ピッチングをほうふつさせるようだったなあ」

 5回まで外野に飛んだ打球は1本。内野ゴロの山を築き、結局、外野に飛ん
 だのは3本。

  しかし、完全主義者の山井は

   山井   「初回の失点もボクのフィールディングのミスからだし、喜
         田の四球も悔しい」

 と反省。1軍の舞台での投球を見据えて、山井の限りなき挑戦は続く。

D打線

  連敗中のうっぷんを一気に晴らす猛打大爆発だった。3回、岩崎恭が同点
 打を放つと、中田亮が勝ち越し打など7安打で6点。4回にも攻撃の手を緩
 めず、山井の安打から始まり5安打を集中させて5点。あまりの猛攻に、中
 日球団のスピードガンまで故障するハプニングのおまけ付き。

   川相監督 「みんながセンター中心のバッティングを心掛けたのがいい
         形でつながった。甘い球だけでなく、低めの難しいボール
         にも対応できていたね」

 川相2軍監督は連敗を脱出して安堵の表情を浮かべた。

  10点リードの7回無死一塁で中村に送りバントのサイン。

   川相監督 「ちょうど無死一塁の場面がつくれたので」

 それが新人・吉田のプロ初本塁打を呼ぶからたまらない。同監督ならではの
 さい配に、ネット裏からうなり声が上がっていた。

D8番捕手・吉田

   吉田   「2ストライク後の打撃を課題にやってきたので、2本とも
         それが結果に出て良かった。初安打は山井先輩が投げてい
         る試合で打ちたかったのでうれしい。でも盗塁を刺せなか
         ったのが悔しいです」

◆山本昌、シート登板近し

  2軍で調整中の山本昌が近くシート打撃に登板する。ナゴヤ球場での練習
 後「マメが良くなれば、投げます」と語った。今月6日にブルペン投球再開
 後最多の122球を投げた。 まずは2軍戦での実戦登板に向け、一つずつステ
 ップアップしていく。

                 【5月15日付け中日スポーツより引用】