10/04/27 ナゴヤD  広島4回戦(対広島2勝2敗)

◎岩田6回4安打1失点◎

 
広  島
中  日
     (規定により8回コールドゲーム)

[本塁打]松 山1号(8回2点斉藤)
[勝 投]宮 崎  (4試合1勝0敗)
[セーブ]広 池  (13試合0勝0敗1セ)
[敗 投]久 本  (12試合0勝3敗1セ)

 
広  島 11
中  日

 打率長打率出塁率
遊   岩崎達 .250 .250 .250
  投   久 本 .000 .000 .000
  投   斉 藤 - - -
二   岩崎恭 .260 .338 .367
三   柳 田 .278 .463 .418
  三   堂上直 .194 .222 .256
一   福 田 .340 .468 .340
  一   中田亮 .167 .167 .167
  打一  新 井 .200 .200 .360
左   堂上剛 .333 .593 .390
  打   平 田 .234 .255 .345
中   セサル .000 .000 .000
  遊    谷  .302 .491 .333
右   藤 井 .269 .346 .269
  打   中 川 .205 .385 .244
捕   松井雅 .667 1.000 .667
  中   中 村 .273 .345 .333
投   岩 田 .222 .333 .300
  打   沢 井 .308 .359 .378
  捕   前 田 .154 .192 .324
33 .255 .361 .328
 打率長打率出塁率

  防御率 三振率
岩 田 116 27 3.18 5.29
久 本  2/3 19 6.55 8.18
斉 藤 11/3 25 6.75 9.00

【失策】福田

《相手投手》今井(4回)−宮崎(2回)−ベイル(1回)−広池(1回)

広  島
中   丸 (岩田)
中安
  四球  四球      
 打  井 生            (久本)
三振
  
 左  鞘 師              死球
二一 中 谷遊ゴ  中飛  二ゴ  中安三振
一  喜 田三振    一ゴ一ゴ      
 投  宮 崎                
 打  田 中            三振  
 投  ベイル                
 打二 庄 司              四球
右  岩 本三ゴ    投安四球  左2三邪
左  フィオ  二ゴ  中安中飛  右安  
 走中 鈴 木                
三  堂 林  二ゴ  死球  遊ゴ(斉藤)
二ゴ
  
遊  木 村  四球  遊ゴ  三ゴ  左2
捕  白 浜  三振  三振  中3  三振
投  今 井    三振二ゴ        
 一  松 山          右飛  右本
 投  広 池                
中  日
遊  岩崎達(今井)
左安
三ゴ  遊ゴ  右飛    
 投  久 本                
 投  斉 藤                
二  岩崎恭遊ゴ二ゴ    (宮崎)
四球
  (ベイル)
三振
  
三  柳 田中安  三飛  一ゴ  投ゴ  
 三  堂上直                
一  福 田一邪  三振          
 一  中田亮        三振      
 打一 新 井            三振  
左  堂上剛二ゴ  左安  三振      
 打  平 田              (広池)
右飛
中  セサル  二ゴ三振    右飛    
 遊   谷               三ゴ
右  藤 井  三邪  一ゴ  中安    
 打  中 川              右安
捕  松井雅  右安  右2  左飛    
 中  中 村              三ゴ
投  岩 田  右2  投ゴ        
 打  沢 井          四球    
 捕  前 田                
    (  )内は対戦投手、[  ]は失策出塁

D先発・岩田

  岩田が先発。6イニングを4安打、4奪三振、5四死球の1失点(自責点
 0)と要所を締める粘りの投球でゲームをつくった。試合は勝利投手の権利
 を得て降板した岩田の後続の投手が崩れ、2−5の逆転負け(ゲーム3時間
 制の規定により8回コールドゲーム)。チームは再び借金1となった。

  公式戦初となる1軍の本拠地・ナゴヤドームでの登板で、岩田がしっかり
 と自身の成長の跡をマウンドに刻んだ。味方の失策や、自らの与四死球で毎
 回走者を許す苦しい展開にも、根気強く低めに制球し、緩急を使って再三の
 ピンチを切り抜けた。

   岩田   「ピンチで点を取られなかったのは良かった。去年はそうい
         う場面で自滅するケースが多かったけど、今日は崩れずに
         ゲームがつくれたことが収穫です」

  岩田がこの日の数あるピンチの中で“収穫”だったと振り返ったのは4回
 の投球だ。先頭打者・喜田を失策で出塁させると、続く岩本の投ゴロで、ま
 たも味方のミスが絡んで(記録は安打)無死一、二塁。フィオには中前適時打
 を許し、堂林に死球、無死満塁というこの日最大のピンチを迎えた。昨季ま
 での岩田ならここで手痛い一打を浴びて降板を余儀なくされるケースが目立
 ったが、この日は違った。マウンド上で落ち着き払い、気持ちを前面に押し
 出して後続を切って取った。

   小林コーチ「左打者の外へのシュートで簡単にストライクが取れればも
         っと楽に投球できた。その辺が課題だけど、粘ることがで
         きたのは良かった」

 岩田の粘りを評価。チームトップとなる4勝目は逃したが、次につながる手
 応えはしっかりとつかんだ。

D3番三塁・柳田

  25日の阪神戦(甲子園)で久保田にバットを2本折られた5年目の柳田が、
 “親子ゲーム”として出場したウエスタン・リーグの広島戦でもバットを折
 られてしまった。

   柳田   「折れてもいいということはありませんが、まだバットはあ
         りますので大丈夫です」

 ちなみに、折れたバットは箱に集められ、再利用されるという。

D4番一塁(途中出場)・中田亮

  オープン戦以来のナゴヤドームで守備から途中出場して、1打数1三振に

   中田亮  「実戦感覚がまだまだ。1打席に集中して、その中で感覚を
         つかんでいくしかないですね」

D6番中堅・セサル

  25日に出場選手登録を抹消されたセサルが、降格後初めて2軍戦に出場。
 「6番・中堅」でスタメンに名を連ねたが、3打数無安打で途中交代。

   セサル  「自分本来のスイングを早く取り戻すしかない。メンタル的
         にもリフレッシュしなくちゃ。今は本来のバッティングが
         できるように頑張るしかないね」

D8番捕手・松井雅

  松井雅はナゴヤドームでの“ダブルヘッダー”で奮闘した。午前中はウエ
 スタン・リーグの広島戦にスタメン出場すると、4回に痛烈な右翼線二塁打
 を放つなど3打数2安打。1軍では出場機会になかなか恵まれないが、実戦
 勘はさび付いていないことを証明した。

   松井雅  「少ないチャンスを生かすためには、いい準備をしないとい
         けないですから」

 夜は1軍の巨人戦でベンチ入りした。

                 【4月28日付け中日スポーツより引用】