06/08/08 ナゴヤ  阪神18回戦(対阪神5勝8敗5分)

◎平田9回2死からタイムリー◎

 
阪  神
中  日

 
阪  神
中  日

 打率
遊   鎌 田 .188
二   森 岡 .270
  打   中 川 .168
右   上 田 .200
  打   柳 田 .217
三   新 井 .269
一   堂 上 .275
  打   小 山 .232
  走   普久原 .168
中   平 田 .271
捕   小 川 .256
  打   春 田 .226
  捕   柳 沢 .158
左   中村一 .229
  打左  中村公 .239
投   川 井 .000
  投   金 剛 .000
  投   山 井 -
  打   沢 井 .197
  投   ガルバ .000
33 .217
 打率

  防御率
川 井 51/3 23 3.62
金 剛 2/3 5.79
山 井 2.08
ガルバ 3.86

【失策】川井

《相手投手》オクスプリング(3回)−橋本(1回)−田村(2回)
      −相木(2回)−中林(2/3回)−伊代野(1/3回)

D6番中堅・平田

  ルーキー・平田が、0−2で零封負け寸前の9回2死一、二塁から、技あ
 りの左前適時打。勝負強さを発揮して、チームの同点劇を呼び込んだ。

  勝負どころは見逃さない。平田が一振りでチームに流れを引き寄せた。敗
 色濃厚の9回2死一、二塁。簡単に2ストライクと追い込まれても、動じる
 気配は全くない。打席で堂々と構え、4球目の低めのスライダーを、巧みに
 左前に運んだ。

  打席では常に「試合に勝つんだ」という意識を持って臨んでいる。たとえ
 3安打しようと、ここぞという場面で凡打していたら「きょうはダメです」
 と言い切る男が、この一打には笑顔を見せた。

  7月30日の広島戦(由宇)から5打席連続三振を喫するなど、疲れからか、
 打撃は下降線を描いていた。8月4、5日のサーパス戦(神戸遠征)ではスタ
 メンを外れ「体力強化」のミニキャンプも。その効果もあって、この日は2
 安打。

   平田   「連続三振が途切れたのもうれしかった」

 ホッとした表情だ。

  夏の甲子園大会では、母校の大阪桐蔭が横浜とのV候補同士の戦いを制し
 た。

   平田   「後輩から頑張ってくださいと、逆に勇気づけられている。
         一日も早くボクが活躍する姿を見せて、後輩たちを勇気づ
         けたいですね」

D8番代打→左翼・中村公

  中村公が、約2カ月ぶりに実戦復帰。8回の代打と、同点となった9回2
 死一、二塁のサヨナラ機を含め、2度打席に立った。ただ、結果はいずれも
 三振に。

   中村公  「ホント悔しいです。そんなに甘くはなかった。でも、やっ
         と悔しさを感じられるところに戻れた。もっと振り込んで、
         次、頑張ります」

  中村公は6月2日に左手親指の靭帯断裂で手術を受け、リハビリと調整を
 続けていた。

D先発・川井

  投球のコツをつかみかけている。 先発の川井が5イニング1/3を被安打5
 の1失点。立ち上がりに自らの失策も絡んで先制されたが、その後はきっち
 り要所を締めた。

   川井   「前回の広島戦から良かった。八、九分の力で投げるように
         なって、制球力と球のキレがよくなってきました。これを
         継続できれば…。後は立ち上がりが課題ですね」

 6回途中で中指のつめに小さなヒビが入り、大事を取って降板したが、まず
 まずの投球内容に表情は明るかった。

                 【8月9日付け中日スポーツより引用】