06/07/01 ナゴヤ  ソフトバンク10回戦(対ソフトバンク2勝5敗3分)

◎中田5イニング無失点−MAX150キロ◎

 
ソフトB
中  日

[本塁打]中 西3号(9回2点ガルバ)
[勝 投]中 田  (4試合1勝0敗)
[敗 投]杉 内  (1試合0勝1敗)

 
ソフトB 11 10
中  日 14 10

 打率
右   藤 井 .182
遊   鎌 田 .171
  打遊  柳 田 .211
二   森 岡 .257
  二   竹 下 .063
一   新 井 .254
捕   小 山 .217
三   堂 上 .292
  投   ガルバ .000
中   中村一 .192
左   普久原 .157
投   中 田 .000
  打   小 川 .269
  投   斉 藤 .000
  投   小 林 -
  投   金 剛 .000
  投   岡 本 .000
  打   沢 井 .196
  投   遠 藤 -
  打三  中 川 .161
36 14 .208
 打率

  防御率
中 田 20 0.75
斉 藤 1/3 4.80
小 林 1/3 3.09
金 剛 1/3 8.10
岡 本 0.00
遠 藤 3.10
ガルバ 4.15

【失策】竹下、堂上

《相手投手》杉内(6回2/3)−甲藤(1/3回)−山村(1回)

D先発・中田

  右足内転筋を痛め、2軍で調整している中田が先発し、5イニングを5安
 打無失点7奪三振の好投を見せた。制球に課題を残したものの、速球は最速
 150キロを計測し、復調をアピール。 1軍復帰に向け、調整は最終段階に入
 った。

  大きな衝撃音を残して、速球がミットに吸い込まれた。ナゴヤ球場のスピ
 ードガンにはじき出された数値は「150キロ」。 中田は、復調以上の手応え
 を感じ取った。

   中田   「収穫は低めの速球で空振りを取れたこと。(故障する)前よ
         りも球が速くなっている気がする」

 21日の広島戦(ナゴヤ球場)以来、故障後2度目の登板で5イニングを無失点
 7奪三振。最速150キロは2度記録された。

  相手ソフトバンクは宮地、松田、江川ら、今季1軍出湯を経験した打者が
 ズラリ。それでも78球中14球の空振りを奪い、うち9球が速球だった。

   中田   「(球速のアップは)1軍にいた時よりも、じっくりトレーニ
         ングを積めたからでしょう」

 実戦復帰を待つ間、ウエートトレや走り込みで、体を鍛え直した。“けがの
 功名”で、投球は一段とスケールアップした。

   中田   「全体的な内容は悪かったのでまだまだ。いつ呼ばれてもい
         いように、今は自分の調子を上げていくことだけです」

 前回は中継ぎで2イニング、今回は先発で5イニングと、完全復活への道を
 着実に進んでいる。

  気になるのは1軍復帰の時期。選択肢としては2つ。3日からの1軍東京
 遠征に帯同させ状態をチェックするか、8日のウエスタン阪神戦(甲子園)で
 再び先発するか…。 好投の報告を受けた1軍首脳陣は、討議に入った。

D5番手・岡本

  2軍で再調整を行っている岡本が、7回から5番手で救援登板。1イニン
 グを投げ、打者3人をきっちり抑えた。直球のMAXは146キロ計測した。

   岡本   「きょうはスライダーでストライクを取れたことがよかった
         です」

 今後は、週明けのウエスタン広島戦(由宇)の遠征に同行し、1軍再昇格に向
 けて調整を行っていく。

D2番遊撃・鎌田

  4月23日のウエスタン広島戦(ナゴヤ球場)で右手首を骨折した鎌田が、約
 2カ月ぶりに実戦復帰を果たした。6月29日のシート打撃で2軍首脳陣から
 高評価を受け「2番・遊撃手」でスタメン出場。2打席で凡退したが、守備
 ではゴロを1回無難にさばくなど元気な姿を披露した。

   鎌田   「痛みもないし、こうやって復帰できたのはうれしいです。
         とにかくやるしかないです」

                 【7月2日付け中日スポーツより引用】