06/06/21 ナゴヤ
広島7回戦(対広島3勝3敗1分)
◎中田、山井が復帰登板◎
| |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
| 広 島 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
1 |
0 |
3 |
| 中 日 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
2 |
[本塁打]吉 田2号(2回1点チェン)
吉 田3号(8回1点中田)
[勝 投]相 沢 (2試合1勝0敗)
[敗 投]石 川 (15試合0勝2敗)
| |
安 |
二 |
三 |
本 |
振 |
球 |
犠 |
盗 |
併 |
残 |
失 |
暴 |
捕 |
ボ |
| 広 島 |
9 |
1 |
0 |
0 |
9 |
0 |
1 |
1 |
1 |
6 |
1 |
2 |
1 |
0 |
| 中 日 |
7 |
0 |
0 |
0 |
5 |
1 |
2 |
1 |
0 |
4 |
1 |
0 |
0 |
0 |
| | 打 | 安 | 二 | 三 | 本 | 点 | 盗 | 打率 |
| 1 |
右 |
藤 井 |
4 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
.191 |
| 2 |
二 |
森 岡 |
3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.242 |
| |
打 |
中 川 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.157 |
| 3 |
一 |
堂 上 |
4 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.308 |
| 4 |
中 |
井 上 |
4 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.571 |
| |
走 |
普久原 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.147 |
| 5 |
捕 |
小 田 |
2 |
2 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
1.00 |
| 6 |
三 |
新 井 |
4 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.233 |
| 7 |
遊 |
柳 田 |
3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.204 |
| 8 |
左 |
中村一 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.176 |
| 9 |
投 |
チェン |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.000 |
| |
投 |
金 剛 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.000 |
| |
打 |
清 水 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.071 |
| |
投 |
石 川 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
- |
| |
投 |
中 田 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.000 |
| |
打 |
沢 井 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.189 |
| |
投 |
山 井 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
- |
| 計 |
30 |
7 |
0 |
0 |
0 |
1 |
1 |
.203 |
| | 打 | 安 | 二 | 三 | 本 | 点 | 盗 | 打率 |
| |
回 |
打 |
安 |
責 |
暴 |
ボ |
防御率 |
| チェン |
3 |
12 |
3 |
1 |
0 |
0 |
5.75 |
| 金 剛 |
2 |
7 |
1 |
0 |
0 |
0 |
8.31 |
| 石 川 |
1 |
6 |
3 |
0 |
0 |
0 |
1.72 |
| 中 田 |
2 |
8 |
2 |
1 |
0 |
0 |
1.29 |
| 山 井 |
1 |
3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0.00 |
【失策】中村一
《相手投手》今井(3回)−相沢(2回)−梅原(1回)
−青木(1回)−長谷川(1回)−マルテ(1回)
D4番手・中田
右足内転筋痛のため、2軍で調整をしている中田が登板。7回から2イニ
ングを投げ、本塁打で1点を失ったが、最速149キロと力のある球を投げ、
順調な回復ぶりをアピール。
ネット裏で見ていた中日の選手から驚きの声が上がった。7回から登板し
た中田が早速、1軍レベルの投球をみせてくれた。この回の先頭打者、山崎
への2球目に最速149キロを記録。
石井 「速いですねえ。いい球を投げてます」
5月18日のウエスタン・リーグ阪神戦(ナゴヤドーム)で2イニングを投げて
以来、約1カ月ぶりの登板だったが、 2イニングで149キロを3度記録した
投球には、中田白身も驚いていた。
中田 「あれだけ投げられるとは思わなかったです。投げる前は体
が重くてどうかなと思ったけど、腕が振れました」
8回に147キロの速球を吉田に右中間スタンドヘ運ばれ、 制球には課題を
残した。ここまで、ブルペンでしか投げておらず、実戦はこの日がぶっつけ
本番。2安打1失点だが、いきなり速い球を投げられたのは大きい。
昨年は走れないほど症状が悪かったが、今回は普通に走れるほど軽い症状
が幸いした。ブルペンで投げても痛くならない。今回の登板は志願してのも
のだった。
佐藤監督 「(症状が)出るか出ないかだけど、何ともなければ、それか
ら次の予定を決めたい。良ければ、イニングを延ばすなり、
先発へ回すなりね」
再昇格の時期についての検討はまだ、されていないが、このまま順調に回
復すれば、投手陣の疲労が蓄積される7、8月には復帰となる可能性が大き
い。
中田 「不安は何もないです。無理な投げ方をしないで、しっかり
ウエスタンで結果を残したい」
この先ヘメドが立ったことで、中田の表情は明るい。昨年同様、優勝争いが
佳境となるころ、背番号20がフル回転する。
D5番手・山井
右肩痛に苦しんでいた山井も9回から5番手で登板。1イニングを無安打、
2奪三振でピシャリと抑え、復調への手応えをつかんだ。
好投にも、厳しい表情は崩さなかった。右肩痛に悩まされ続けてきた山井
が、1イニングをパーフェクトに抑えながらも、笑顔を見せようとはしなか
った。
山井 「やっと投げられただけ。きょうは結果を出すことにこだわ
って、結果は出せたけど、内容が良くなかった。自分の納
得できるボールもあったけど、結果オーライで抑えた感じ
がある」
6月7日のプロアマ交流戦(一光戦、ナゴヤ球場)で、3月25日の2軍開幕
戦以来の実戦復帰したが、1イニングを投げ被安打3の1失点と精彩を欠い
ていた。復帰2戦目。調整段階を抜け出すために、とことん結果にこだわり
マウンドに上がった。
山井 「結果を求める段階までこれた。後は細かい部分を調整して
いくだけです。投げるからには結果を残して、早く1軍に
上がれるようにしたい」
長くつらいトンネルは抜けた。自分に厳しい山井が、自分に納得できる投
球を目指して、再び走り出した。
※中里も全力投球−シート打撃登板「来月頭には実戦に」
午前9時、眠そうな目をこすりながら、ドラ番の山本と生駒がナゴヤ球場
に着いた。でも、ウエスタン・リーグの試合があるときの2軍の練習開始時
刻は午前8時40分。早出選手は9時には練習を始めている。打撃練習をネッ
ト裏でひと目見た2人は、急いでグラウンドに飛び出した。
マウンドでは中里が投げていた。打撃投手役としてではなく、カウントを
設定したシート打撃形式の投球だ。4月8日のウエスタン・リーグサーパス
戦(北神戸)で3イニングを投げてから、実戦では投げていない。右肩の違和
感が出て、これまで大事を取って様子を見ながら調整していたためで、この
日は久々の全力投球だった。
堂上と育成選手の竹下相手に43球。コントロールにばらつきはあったが、
直球の速さや伸びはなかなかのもの。久々の登板に中里は手応えを感じてい
た。
中里 「思い切り腕を振れる状態になりました。いいボール、悪い
ボールははっきりしていましたが、ストレートはいい感じ
でした」
春の1軍キャンプを初めて無事乗り切った中里だが、3月12日の楽天との
オープン戦での登板を最後に2軍落ちした。暖かくなればと、本人も、周囲
も期待したが、思わぬ遠回りになった。
中里 「長いイニングだけでなく、短いイニングで連投できるよう
にもしたいです。肩の不安は全然ないし、ひじも問題ない
です。7月の頭をメドに実戦で登板できるようにしたい」
力強く中里は話した。もう回り道はしたくない。1軍へのスタートライン
に立った。あとは前へ向かって走るだけ。しびれるようなすごいストレート
が試合で見られる日は近い。
※5月月間賞に春田
中日の2軍選手を対象とした「中日スポーツ・ファーム月間賞」の5月月
間賞に春田が選ばれ、21日のウエスタン・リーグ広島戦(ナゴヤ球場)の試合
前、高島中日スポーツ総局長から表彰され、金一封が贈られた。
今季、水戸短大付高から高校生ドラフト3巡目指名で入団した春田は5月
に2本塁打を放ち、社会人大会のベーブルース杯では、決勝トーナメント進
出への原動力となりチームの勝利に貢献した。
春田 「この賞をもらったことを励みに、しっかり練習に取り組ん
でいきたい。(左太ももの)ケガを治して、一日でも早く試
合に出たいです」
【6月22日付け中日スポーツより引用】