06/03/25 由宇  広島1回戦(対広島0勝1敗)

◎12安打で後半追い上げも届かず◎

 
中  日
広  島

[勝 投]佐 藤  (1試合1勝0敗)
[敗 投]小笠原  (1試合0勝1敗)

 
中  日 12
広  島

 打率
三   沢 井 .500
中   普久原 .500
二   森 岡 .250
遊   柳 田 .250
右   桜 井 .500
左   中村公 .000
一   堂 上 .333
捕   柳 沢 .333
  捕   前 田 .000
投   小笠原 .000
  投   遠 藤 -
  打   中村一 1.00
  投   久 本 -
  投   山 井 -
  打   春 田 1.00
35 12 .343
 打率

  防御率
小笠原 23 9.00
遠 藤 0.00
久 本 0.00
山 井 0.00

《相手投手》佐藤(5回)−仁部(1回)−梅津(1回)−天野(1回)
      −田中(1回)

D先発・小笠原

  1軍の先発ローテーション入りを目指す小笠原が先発したが、5イニング
 で5失点と結果を残すことができなかった。

  先発ローテ入りへ、アピールはならなかった。小笠原は、初回こそ低めを
 ついて3者凡退に。だが、2回は広島打線につかまり、4点を失った。

   小笠原  「(8番・白浜のときは)勝負にいってフォアボールを出して
         しまった。そのあと抑えないといけなかったです」

 2回1死から3連打で1点を失い、なおも二、三塁で8番・白浜。追い込み
 ながらも四球で満塁に。9番の投手・佐藤には、一塁手・堂上の手前で高く
 弾む右前へのタイムリーを許すなど、この回は、四球を挟んで5連打で計4
 失点。

  3、4回はともに3者凡退としたが、5回に再び失点した。

   小笠原  「感覚的には悪くない。今回は球数が(93球と)多かったので
         次回は少なくしたい」
   佐藤監督 「2回はヒットのほとんど(5本のうち4本)がゴロヒットだ
         ったのが救い。まあ、良くなってくるでしょう」

D4番遊撃・柳田

  ルーキーの柳田が「4番・遊撃手」でスタメン出場。第1打席で、あっさ
 りプロ初安打。2死二塁で佐藤のスライダーを左前へ。打点のおまけ付きか
 と思われたが、二塁走者・沢井が本塁で憤死。結局、4打数1安打。

   柳田   「ヒットを何本打っても駄目です。サインミスをするし、チ
         ャンスでも打てなかったから駄目です」

D9番代打・春田

  新人の春田がプロ初打席で初安打だ。9回2死から代打で出場し、田中の
 フォークをバットの先でとらえて中前へ。

   春田   「チームが負けていたので何とかして塁に出たかった」

 チームメートから「初安打のボールもらったか?」と聞かれ、

   春田   「グラブに入れておいたはずなんですけど、無くしちゃいま
         した(苦笑)」

                 【3月26日付け中日スポーツより引用】

◎最強若竜見に来てください−2軍もアツい! ウ・リーグきょう開幕

  セントラル・リーグの開幕に先立ち、ウエスタン・リーグが25日から開幕
 する。中日は1軍と同じく、広島戦(由宇)で2006年の戦いの火ぷたを切る。
 若竜を率いるのは、佐藤監督。1軍の落合監督と同様、今季で就任3年目と
 なるシーズンにかける意気込み、抱負を聞いた。

 −監督にとって3年目のシーズンが開幕する。これまで2年間との違いは

  佐藤監督「今年が選手の層、質が一番いいんじゃないかな。ピッチャーが
       特にね。20人以上が下(2軍)にくるけど、結構質がいいんで、
       楽しみだね。レベルアップしてきたんで。ぽっかり(1軍の)リ
       リーフに穴が空いたところを狙えるかな」

 −層が厚くなった分、やりくりが大変。1軍との入れ替えが激しくなるので
  は

  佐藤監督「ピッチャーのほうは、どこのチームも(入れ替えは)あると思う
       けどね。野手のほうは(一昨年みたいに)バタバタしないと落合
       監督も言っていたんで。投手は、鍛えるのと2つあるから難し
       い。あまりやり過ぎると誰かいないって言う時にバテてるケー
       スがあるから、トレーニングコーチと相談しながらやっていき
       たい」

 −成長株ナンバーワンの選手は

  佐藤監督「投手は徐々にって言うか、伸びしろが結構ある選手が多くなっ
       てきたね。(キャンプの)読谷組では、金剛が去年と違って安定
       してきた。練習の取り組み方もいい。投手全体で言えることは、
       低く投げなきや駄目なんだという意識がでてきたとは思う。た
       だ投げてりゃいいっていうんじゃないレベルにはなってきたと
       思う。いつもの通りピッチャーは、低く低く投げたら、給料は
       高く高くなるという反比例のことなんで(笑)」

 −野手では

  佐藤監督「沢井の動きが良くなってきたね。毎日1時間、朝練でオレもノ
       ックしているけど、やっていると捕ってからも投げるのが速く
       なるね。ただ、中村ダブル(中村公、中村一)がもうちょっと伸
       びてくれないと困るなと。逆に桜井なんかはスローイングが安
       定してきたね。バッティングも思いっきりがよく振れるように
       なってきた。(新人の)新井が一時期、こっち(2軍)に来たんだ
       けど、やっぱり思いっきりがいい。振るんだということを心掛
       けてやっている選手が入ってくると、思い出させてくれるよう
       なところがあると思うんだよね。デカイ選手(中村公、中村一)
       には、いい刺激になるんじゃないかな」

 −新人選手の印象は

  佐藤監督「吉見のピッチングが、早く見たいなっていう気がしますよね。
       やっぱりピッチャーらしいボールを投げる、伸びのあるという
       かね。(野手では)春田と平田は遠征にずっと連れて行きたいよ
       ね。やっぱり元気がいいし、声のかけ方うまい。どっちみち上
       (1軍)に行ったら“声出せ”なんだから、コーチには声の出し
       方を教えてやれと言っている。それが春田なんかは『初球大事
       にいきましょう』とか言うんだよね、うちのピッチャーが投げ
       ている時に。『入り方ですよ』と(笑)。だから面白いんだよね」

 −今年は勝てるゲームは勝ちにいきますか

  佐藤監督「負けるゲームはつくりたくないんだけど。負けるっていうこと
       はピッチャーが打たれるっていうことだから。でも、イニング
       投げさせないかん、球数投げさせなかんというと、やっぱりボ
       ロボロになっても投げさせなければいけないケースがあるんで
       ね。バッターには、6点取られたら7点取れ、という言い方を
       するんだけどね(笑)」

 −“1軍予備軍”としての選手の自覚は?

  佐藤監督「メンバーが代わってるからね。ただ、そういう意識は毎年、毎
       年持たさないとね」

 −若手を育てるのもそうだが、故障者や、不振の選手を1軍に戻すのも2軍
  の指導者の仕事

  佐藤監督「2軍とは育成と再生だからね。(1軍から)落ちてきた選手を何
       とかしようと思ったら、話し合いをしっかりしないと。分から
       ないことがいっぱいあるんでね、技術以外に。心技体の心だと
       思うよ、やっぱりスポーツはね」

 −教育リーグもそうだったが、名古屋のファンは熱心。ウエスタン・リーグ
  の試合にも熱心に足を運ぶファンが多い。そんなファンにメッセージを

  佐藤監督「本当に、熱い熱い叱咤激励をお願いしたいですね。オレがよく
       ヤジられるけど。『何やっとんやー』『監督しっかりせー』っ
       てね(笑)。特に社会人の時にね。でも、いつも見に来ていただ
       いて、ありがたいことですよね。今年も7イニングか9イニン
       グか分からないけど、無料紅白戦をやらせていただきます。喜
       んでくれればいいんじゃないですかね」

                 【3月25日付け中日スポーツより引用】