20/11/14 生目第二  フェニックスリーグ

◎小笠原12安打3失点完投◎

 
ロ ッ テ
中  日

[本塁打]江 村(7回1点小笠原)

 
ロ ッ テ 12
中  日

 打率長打率出塁率
二   溝 脇 .167 .167 .167
一   石 岡 .304 .304 .360
  三   三ツ俣 .188 .188 .409
遊   根 尾 .143 .571 .250
指   郡 司 .400 .500 .538
三   石 垣 .250 .250 .286
  走   滝 野 .250 .250 .400
  三一  石 垣 .250 .250 .286
中   武 田 .143 .286 .250
  中   滝 野 .250 .250 .400
右   岡 林 .211 .211 .304
捕   加 藤 .231 .231 .231
左   伊藤康 .176 .412 .333
28 .221 .274 .302
 打率長打率出塁率

  防御率 三振率
小笠原 39 12 1.20 9.60

【失策】小笠原

《相手投手》古谷(5回)−山本(3回)

ロッテ
左  (小笠原)
宗 接
中飛三振  遊ゴ    右飛  中安
二  西 巻中安  捕邪  三振  二ゴ  三振
右  高 部[投ゴ]  中飛  右安    三邪三振
中  加 藤三ゴ  中安  三併    左飛  
一  山 口三ゴ  三振    右安  中安  
三  福田光  投ゴ  左邪  三振  右安  
遊  松 田  中安  左安  三振  二ゴ  
指  江 村  三ゴ  三ゴ    左本  遊ゴ
捕  吉 田  中3  四球    二飛  左安
中  日
二  溝 脇(古谷)
一安
右飛  中飛    三邪    
一  石 岡四球  中飛  三振    遊飛  
 三  三ツ俣                  
遊  根 尾三振  三振  中飛    三振  
指  郡 司四球  遊安  投ゴ    遊ゴ  
三  石 垣中安  四球    (山本)
右安
      
 走  滝 野                  
 三一 石 垣                  
中  武 田左飛  左2    右飛      
 中  滝 野                  
右  岡 林左飛  左安    遊飛      
捕  加 藤  中飛  二飛    投ゴ    
左  伊藤康  中飛  捕邪    中飛    
    (  )内は対戦投手、[  ]は失策出塁
[得点経過]
1回 溝脇が一塁内野安打、石岡が四球
1死後、郡司の四球で満塁とし暴投で1点
二、三塁となって石垣が中前2点適時打
3回 2死、郡司が遊撃内野安打、石垣が四球
一、二塁で武田が左2点適時二塁打
続く岡林が左前適時打


D先発・小笠原

  9回もマウンドに上がると、最後は2者連続三振で試合を締めた。今季自
 己最多となる147球の熱投で完投勝利を収めた。

   小笠原  「最初から9イニングを投げるつもりでしたので、特別な意
         識はなかったです。基本的には自分の悪い部分が出てしま
         った。あまり納得のいく内容ではなかったですね」

  4回までに78球を費やし、2点を失った。

   小笠原  「前半はまだ上体が元気なだけに、上半身だけで投げている
         自分がいた」

 秋のテーマにしている下半身の体重移動が序盤はうまくいかない。回を重ね
 るごとに自然と力みが抜け

   小笠原  「体のバランスが合ってきた」

   小笠原  「大野さんを見ていてもそうですけど、もう1人、2人でも
         完投できる投手がいれば救援陣は休めるところを休んで、
         もっとフル回転できる」

   小笠原  「いつも先発する時は完投を目指して投げています。分業制
         がはやってますけど、完投したい投手なので。僕は」

D1番二塁・溝脇

  二塁の守備で右へ左へ忍者のごとく動き回り、毎回安打を許してアップア
 ップだった小笠原を懸命に支えた。

   仁村監督 「ここ、というときはやってくれる」

  1番打者に抜てきされた打撃でも1回の先頭で内野安打を放ち、逆転への
 足掛かりをつくった。

   仁村監督 「『絶対、1軍でやってやる』といった欲が出てくるといい
         んだけどね」

D3番遊撃・根尾

  1回無死一、二塁の好機で直球を見逃して三振すると、3回はフルカウン
 トから外角低めの直球を再び見逃し三振。8回の第4打席は空振り三振に倒
 れ、この日は4打数無安打3三振だった。

   仁村監督 「前みたいに変な三振はしていないので、いいんじゃないで
         すか」

D5番三塁→一塁・石垣

  適時打を含む2安打で連日のマルチ安打。

   石垣   「フェニックス・リーグに来てから試していることができる
         ようになってきた」

  初回、同点に追い付いた後の1死二、三塁で、ロッテ・古谷の速球をすか
 さず中前に弾き返す勝ち越しの2点適時打。6回は先頭で左腕・山本の高め
 の速球を無理なく右前に運んだ。

  これまではやや強引なスイングが目立っていたが、宮崎に来てからは

   石垣   「球の待ち方、力の加減が自分の中でしっくりきてる」

 以前は

   石垣   「タイミングを早く取って投手に入っていく感覚だった」

 今は

   石垣   「遅めに取って、少ない動きでその場で打つ」

  今季の1軍では4年間で最多の25試合に出場した。

   石垣   「いろいろ観察して、勉強できて良かった」

   石垣   「来シーズンはレギュラー」

D6番中堅・武田

  3−2の3回2死一、二塁で武田が左翼へ適時二塁打。チーム唯一の長打
 で貴重な2打点を挙げた。

   仁村監督 「軸がしっかりしていない。本来はもっと打てる打者。体幹
         を鍛えてメリハリを出してほしい」

   仁村監督 「三拍子そろった選手。もっとできるはず」

                 【11月15日付け中日スポーツより引用】