02/03/15 鳴尾浜
阪神
◎朝倉5回完全5連続K、MAX150キロ◎
| |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
| 中 日 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
2 |
0 |
3 |
| 阪 神 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
| |
安 |
二 |
三 |
本 |
振 |
球 |
犠 |
盗 |
併 |
残 |
失 |
暴 |
捕 |
ボ |
| 中 日 |
10 |
0 |
0 |
0 |
7 |
2 |
0 |
1 |
1 |
9 |
0 |
0 |
0 |
0 |
| 阪 神 |
1 |
0 |
0 |
0 |
7 |
4 |
0 |
0 |
0 |
4 |
1 |
0 |
0 |
0 |
| | 打 | 安 | 二 | 三 | 本 | 点 | 打率 |
| 1 |
中 |
蔵 本 |
5 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.125 |
| 2 |
遊 |
善 村 |
5 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.400 |
| 3 |
左 |
森 |
5 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.222 |
| 4 |
指 |
高橋光 |
4 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.286 |
| 5 |
二 |
神 野 |
4 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.250 |
| 6 |
右 |
幕 田 |
2 |
2 |
0 |
0 |
0 |
1 |
.417 |
| 7 |
三 |
筒 井 |
4 |
1 |
0 |
0 |
0 |
2 |
.182 |
| 8 |
一 |
藤 井 |
4 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.286 |
| 9 |
捕 |
鈴 木 |
3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.143 |
| |
捕 |
田 上 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.125 |
| 計 |
37 |
10 |
0 |
0 |
0 |
3 |
.279 |
| | 打 | 安 | 二 | 三 | 本 | 点 | 打率 |
| |
回 |
打 |
安 |
失 |
暴 |
ボ |
防御率 |
| 朝 倉 |
5 |
15 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1.13 |
| 福 沢 |
2 |
8 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0.00 |
| 岡 本 |
2 |
8 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0.00 |
【注】防御率は失点で計算しているので正確ではありません。
D先発・朝倉−−−投球フォーム改造で化けた−5回完全5連続K
虎を驚かせた。うなりをあげる朝倉の剛球は最速150キロ。
阪神・平塚2軍打撃コーチ
「はえぇなあ。ストレートは松坂級だよ。遜色ない。ホント
に」
社交辞令ではない。ホメ殺しでもない。西武でルーキー時代の松坂を間近
に見てきた男は、朝倉の雄姿が怪物とダブって見えたというのだ。
2軍相手だからと言うなかれ。1軍経験のある高波、吉田、松田、山田が
いる。阪神・星野監督がテストした関本も。そんな虎の弟分を相手にして、
まさに快刀乱麻を断つ。5イニングで56球。打者15人と対して、1人も走者
を出さなかった。
朝倉 「球数が少なかったのは、テンポ良く投げることができた証
拠。自分の思ったところへ投げられましたよ」
こんなセリフが朝倉から聞けようとは。制球を課題としていた若者が無四
球。その上で直球の平均球速が145.3キロだから恐れ入る。
圧巻だったのは、初回から3回にかけての5連続奪三振だ。1回の吉田に
は、フォークを内角低めに落として空振り三振。2回の桜井は外角低めのス
ライダーでバットを振らせなかった。しっかりと制球された変化球も進歩の
証しだ。
朝倉 「スピードは関係ないんですが、切れはあったと思います。
ストライクを先行できたから気持ちが乗っていきました」
投球フォームの改造が吉と出ている。沖縄キャンプは1軍スタートも風邪
で2軍落ち。業を煮やした高橋コーチが荒療治を施した。1000球の投げ込み。
右手人差し指にマメができたため、500球で挫折したが、 リリースポイント
を安定させるための苦行は無駄にならなかった。
朝倉 「今のフォームはたぶん変わらないと思う。慣れてきたら足
を高く上げるかもしれませんが」
体重移動をスムーズにするため、左足を高く上げずに、すり足で踏み込む。
いわば“クイック・ワインドアップ投法”が思わぬ副産物となったのだ。
朝倉 「開幕1軍を目指しているので、呼ばれたら頑張るだけ」
朝倉の愛知・東邦高の先輩にあたる阪神・山田もビックリの“大変身”だ
った。3回に2年ぶりの対戦。144キロの速球で遊ゴロに打ち取られた。
阪神・山田「朝倉がウエスタン・リーグで初登板したときに対戦してデ
ッドボール。そのイメージが強かったんだけど…。良くな
ったね。いい球を投げてた。これが自信になるんじゃない
かな」
敵だけに複雑な心境。しかし、後輩の成長を素直に認め、1軍での再対決
を望んでいた。
2軍首脳陣が1軍首脳陣に要望を出した。朝倉の投球フォームの維持だ。
大橋監督 「上(1軍)であのフォームは見栄えがよくないだろう。でも、
強い球を投げられているし、結果も残しているのだから、
このままで見守ってほしいね」
高橋コーチ「ストライクは先行するし、テンポもいい。今までのイメー
ジを覆している。 前回の登板(10日の教育リーグ対ダイエ
ー戦)でも無四球。 しっかりと自分なりの投球ができるよ
うになった」
※朝倉の投球内容
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打 者 結 果
----------------------
【1回】高 波 遊ゴロ
梶原康 左 飛
吉 田 三 振
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【2回】桜 井 三 振
関 本 三 振
松 田 三 振
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【3回】喜 田 三 振
山 田 遊ゴロ
斉 藤 二ゴロ
----------------------
【4回】高 波 三 直
梶原康 左 直
吉 田 三ゴロ
----------------------
【5回】桜 井 三邪飛
関 本 右 飛
松 田 三 振
----------------------
【3月16日付け中日スポーツより引用】