08/10/09 西都  フェニックスリーグ

◎中田5回4安打6四球4失点◎

 
楽  天
中  日

[本塁打]西 谷(3回1点中田)
     横 川(9回2点高江洲)

 
楽  天 12 12
中  日

 打率
二   沢 井 .125
  二   岩 崎 .375
指   森 岡 .143
  打指  福 田 .500
一   柳 田 .455
右   堂上剛 .417
中   中村一 .222
三   中 川 .143
遊    谷  .000
捕   小 川 .200
  捕   小 山 .167
左   普久原 .667
  打   西 川 .286
32 .292
 打率

  防御率
中 田 7.20
赤 坂 9.00
山 井 3.00
高江洲 18.00

【盗塁】西川
【失策】中村一、中川

《相手投手》寺田(5回)−松崎(3回)−石川(1回)

【注】防御率は失点で計算しているので正確ではありません。

D先発・中田

  中田が先発したが、5イニングを4安打6四球4失点(自責1)でMAXは148
 キロ。クライマックスシリーズ第2ステージの先発要員として期待されてい
 るが、結果を残せず“追試”となった。

  宮崎でも“中田劇場”だった。制球が定まらず四球でピンチをつくっては
 痛打を食らう…。楽天の2軍相手に5イニングで4失点(自責1)。ただし、
 赤点ではなかった。CSに向けての実戦テスト、評価は“追試”だった。

   小林コーチ「追試ってとこかな。いいボールはあったよ」

  この日は立ち上がりから大乱調。初回先頭から2者連続四球、内野安打で
 無死満塁のピンチを招いた。4番以下、3人を抑えて無失点とはいえ、相手
 が巨人や阪神と考えるとゾッとする展開。さらに3回は先頭の楽天・西谷に
 右越えソロ、2死から失策絡みでピンチを迎えると連打を浴びて計4点を失
 った。 5イニング113球中、ボール球が半数近い53球。ただ、その中に力の
 あるボールがうなっていたのも事実だった。

   中田   「いいボールはあったと思います。ただ、何球かに1球です
         けど。きょうはフォームを確認しながら投げました。まだ
         バラバラですね。それでも、ようやく指にボールがかかっ
         たというか、こうすれば、というのは見えてきたと思うん
         です」

 苦悩したまま終わったレギュラーシーズン。今回は3イニング1/3 3失点で
 KOされた2日の横浜戦(横浜)以来の登板となったが、復調への方向性は見
 えてきたようだ。

   中田   「キャッチボールでも確認していますが、日に日によくなっ
         ていると思います。短期間で何とかしたい」

 目標は決まっている。CS第2ステージでの先発となると、もう1試合、同
 リーグでの先発が可能。“第5の先発”へ、悩める右腕はまだあきらめてい
 ない。

D3番手・山井

  右ひじ痛からの復活を狙う山井が、中1日でリリーフ登板。8回から登板
 すると、先頭打者に左前打、味方の失策、自らの暴投で1点を失ったが1イ
 ニング23球で1安打1失点自責0。中1日でも問題ないことを証明した。

   山井   「前回よりストレートは思ったところに投げられましたね」

 直球のMAXは前回より速い145キロ。階段を一歩ずつ上がっている。

D5番中堅・中村一

  のどかな球場に中村一の応援団が集結? 一塁側に「パワー炸裂! 中村
 一生」という横断幕が張られると、それを取り囲むように中日の選手たちが
 …。まるで応援団のような光景だった。

  実はこの横断幕は少年野球の監督だった恩師の黒木渡さん(60)が帰省を兼
 ねて訪問。たまたま張った位置に登板機会のない選手たちが見ていた。ちな
 みに主役?の中村一は犠飛を含む3打数1安打2打点も痛恨の落球にション
 ボリ。

   中村一  「無回転のボールで。特守です」

 と肩を落としていた。

                 【10月10日付け中日スポーツより引用】