07/05/05 長良川  ベーブルース杯・予選リーグ

◎完敗で予選リーグ敗退◎

 
新日本石油
中   日

[本塁打]池 辺(3回3点長峰)
     春 田(3回1点清見)
     平 田(4回2点清見)
[勝 投]清 見
[敗 投]長 峰

 
新日本石油 18 12
中   日

 
指   沢 井
遊   岩 崎
二   森 岡
三   堂上直
中   平 田
左   堂上剛
右   中村一
  右   普久原
捕   前 田
一   春 田
35
 

 
長 峰 32/3 20 11
金 剛 11/3
山 井
斉 藤
小 林

【失策】春田2

《相手投手》清見(6回)−斉賀(1回)−広瀬(1回)−田沢(1回)

D2番遊撃・岩崎

  出身チームの打力に、驚きを隠せなかったのが岩崎だ。

   岩崎   「こっちはプロだから、勝って当たり前だと思っていたけど、
         あんなに打力がいいとは…」

 元チームメートの成長ぶりにビックリ。

  岩崎も、左翼フェンス直撃の二塁打を含む4打数2安打。

   岩崎   「負けたのは悔しいけど、自分の変わった姿も見せられたと
         思います。次は負けないように頑張ります」

D5番中堅・平田

  2ランを含む4打数2安打2打点と、一矢報いる活躍の平田は

   平田   「打撃の調子は良くなってきているけど…。きょうは自分た
         ちが全然劣っていたと思う。この悔しさを糧に、頑張って
         いきたいです」

D6番左翼・堂上剛

  プロの意地を見せたのが堂上剛だ。7回にマウンドに上がった相手投手の
 斉賀は、愛工大名電高で2年後輩のセンバツ優勝投手。先頭打者として対戦
 し、後輩の投げ込んだ140キロの速球を右前にクリーンヒットだ。

   堂上剛  「回の先頭だったし、何が何でも出塁しようと思っていた。
         相手がたまたま斉賀だっただけです」

 後輩との勝負には勝ったが、チームの敗戦に言葉少なだった。

D9番一塁・春田

  昨季7本塁打を放ち、2軍のチーム本塁打王となった春田に待望の1発が
 飛び出した。3回2死から、チーム初安打となる本塁打を左翼へ。

   春田   「プロに入って、初めて逆方向に打てました」

 この一撃には喜びを隠さなかったが、

   春田   「とりあえず、守備を鍛えていかないと…」

 2失策を記録した守備に反省しきりだった。

D辻2軍監督

  中日投手陣が打ち込まれ、被安打18の8失点。打線は春田のソロと、平田
 の2ランの本塁打による得点のみ。3−8の完敗で、予選リーグで敗退した。

  試合後の一塁側ベンチ。辻2軍監督の怒声が響き渡った。

   辻2軍監督「覇気が表に出ないやつは(今後)使わない。 すべて向こう
         の方が上だった。金もらってやってるんだろう? 気持ち
         を前に出さないでいたら、本当に大事なときに力なんかで
         るか」

  どちらがプロなのか? 出て行く投手がことごとく打ち込まれ、野手陣は
 記録に表れないエラーを頻発。打線はつながりを欠き、凡打の山を築いた。
 そんな試合内容もさることながら、試合に勝とうという“気”が伝わってこ
 なかったことを嘆いた。

   辻2軍監督「試合の中で悔しさを持たない人間は力が出ない。選手にど
         う響いたか分からないが、明日から気持ち切り替えて、ま
         た、練習していくしかないですね。まあ、選手にはいい薬
         だったんじゃないですか」

 辻2軍監督は悔しさを押し殺し、苦笑いを浮かべた。

                 【5月6日付け中日スポーツより引用】