07/03/06 ナゴヤ  教育リーグ

◎14安打3本塁打10得点の猛攻◎

 
ソフトB
中  日 10

[本塁打]田 上 (1回2点斉藤)
      辻 2(3回1点石井、7回2点石川)
     新 井 (6回1点大田原)
     平 田 (6回3点大田原)
     中村一 (7回2点西山)
[勝 投]菊 地
[敗 投]大田原

 
ソフトB
中  日 14

 打率
遊   柳 田 .417
二   森 岡 .538
左   井 上 .333
  走左  藤 井 .000
三   堂上直 .316
一   中村紀 .231
  一   春 田 .111
指   新 井 .500
  打指  堂上剛 .500
右   中村一 .250
捕   田 中 .250
  捕   小 川 .000
中   平 田 .118
35 14 10 .306
 打率

  防御率
斉 藤 12.00
石 井 4.50
金 剛 0.00
菊 地 0.00
石 川 4.50
高 橋 6.75

【盗塁】中村一
【失策】森岡、堂上直

《相手投手》大田原(6回)−西山(2回)

【注】防御率は失点で計算しているので正確ではありません。

D2番二塁・森岡

  森岡が攻守に活躍だ。3回の第2打席から4打席連続安打(二塁打2本、
 単打2本)を放ち、 4日の教育リーグ・サーパス戦の3安打に続いて2試合
 連続の“猛打賞”。守っては2回に中堅に抜けそうなゴロを横っ跳びする美
 技も。

   森岡   「打撃も守備も結果じゃなくてどういう形で、できているか
         が大事ですから。ケガで出遅れた分をこれから取り戻した
         いと思います」

D3番左翼・井上

  井上が2軍の教育リーグで調整した。これまでのオープン戦6試合、チー
 ム事情で打席はわずかに5度。 「打席に多く立たせるため」(高代野手総合
 チーフコーチ)、期間未定でファームに帯同する。

  この日は3番・左翼で4打席に立ち、3打数1安打2打点だった。

   井上   「4打席立ててよかった。走者をかえしたい場面でどう打つ、
         とか、打席の状況に応じた打撃を試合の中でやるのが大事
         だね」

 井上は試合後も屋内練習場で居残り特打を行った。

D4番三塁・堂上直

  地元ナゴヤでも、いきなり打った!! 堂上直はナゴヤ球場での初打席で左
 前安打を放った。その後は凡退したが、さすがの“黄金”ぶりをみせた。

  地元デビュー戦。節目で、また魅せた。堂上直が本拠地・ナゴヤ球場に初
 登場し、1回の第1打席にあいさつ代わりのヒットを痛烈なライナーで左前
 に運んだ。

   堂上直  「とにかく思い切っていくことだけを考えて打席に入りまし
         た」

  2死一塁。カウント2−1と追い込まれてから左腕・大田原のストレート
 をしばく。これで2月25日のオープン戦・横浜戦から5試合連続安打をマー
 クした。守備では8回に、吉本の三ゴロをはじき初の失策を記録したが、

   堂上直  「気にしないようにしました」

 その後は気持ちを切り替えてプレーに集中した。

  この日、学生時代を含めナゴヤ球場では初めての試合だった。中学時代の
 同級生も応援に駆けつけ、観客席からは、打席に入るたびに、ほかのどの選
 手よりも大きな声援を受けた。また、オープン戦、教育リーグで試合に出場
 している姿を見るのが初めてという昇竜館館長でもある父・照さんの前で、
 元気ハツラツとしたプレーを披露し喜ばせた。

   堂上直  「やっぱりファンの方が応援してくれるのでうれしいです。
         楽しくやることができました」

 地元ファンからたっぷりと声援を受けた堂上直は、7日からの教育リーグで
 もその期待に応える。

D5番一塁・中村紀

  らしい当たりは見せられなかった。1日限りとなりそうな育成選手・中村
 紀のナゴヤ球場見参。

   中村紀  「初めてのナゴヤ球場ということで、名古屋の地に立って、
         ちょっと力が入ったのかなと思います」

 客席から拍手と「ナカムラ、頑張れ」と声援が飛ぶ。いいところを見せたい
 男心は逆に働いた。6日の教育リーグ、ソフトバンク戦で遊ゴロ、四球、左
 飛、三ゴロと3打数無安打だった。

  久々のナゴヤ球場は様変わりしていた。

   中村紀  「ボクが来ていたころは外野スタンドがあった。広く感じた
         し、室内練習場もすごくきれいでいい施設」

 試合後は屋内で特打。並んで打った井上には、打撃フォームの助言もした。

   中村紀  「ちょっと気づいたことがあったので。あまり偉そうなこと
         は言えませんが」

 井上も「アイツ、いいところを見てる」と感心した。

  季節外れの雪にまで迎えられたナゴヤ球場。7日からはナゴヤドームヘ。
 支配下登録されれば、もうナゴヤ球場の2軍戦に戻ってくることもなさそう
 だ。

D6番DH・新井、7番右翼・中村一、9番中堅・平田

  期待の若手3人がアーチ競演した。6回には新井が左翼ヘソロ。

   新井   「1本でてよかった。調子に乗らずに頑張ります」

 同じ6回に平田が左翼へ3ランで続いた。

   平田   「まだ1本。もっといい当たりを打ちたい」

 7回にはこの日から2軍降格した中村一。

   中村一  「昨日(5日)の打撃練習でいい感じをつかめた」

 左翼へ2ランを放った。

D4番手・菊地

  ナゴヤ球場でのデビュー戦で、ルーキー左腕の菊地が2イニングを2安打
 3奪三振の無失点に。これで対外試合はオープン戦を含み3試合(2イニング
 1/3)で無失点を続けているが

   菊地   「(球が)低めに集まらなかった」

 と気を引き締めるように、まずは反省の弁。

   菊地   「これからもっと低めを意識して投げたいと思います」

 次回の登板を見据えていた。

※浅尾、きょう初登板です

  ルーキーの浅尾が、7日の教育リーグ、ソフトバンク戦でデビューする。
 中継ぎで1イニングを投げる予定だ。

   浅尾   「初めて(の試合)なんで思い切っていきます。3人で抑えて
         点をやらないようにしたいです」

 初登板への意気込みを語った。

                 【3月7日付け中日スポーツより引用】