06/06/27 香川オリーブスタジアム  四国アイランドリーグ選抜(交流戦)

◎高江洲5イニング2安打無失点◎

 
中  日
四国選抜
(中)高江洲、斉藤、小林、金剛、石川−小山、清水
(四)伊藤秀、深沢、松尾、小山内、相原、高梨、小林−堂上、上ノ下、宮本
【三塁打】堂上(中)

D先発・高江洲

 中日2軍は27日、四国アイランドリーグ(選抜チーム)と初の交流戦を行っ
た。中日は新人の高江洲がプロ入り初先発。5イニングを2安打無失点に抑
える好投でゲームをつくった。また、6回から2番手で登板したご当地高松
市出身の斉藤も2イニングを1安打無失点。凱旋登板でプロの意地を見せた。
試合は両チーム拙攻が重なり、0−0で引き分けた。

 プロ初先発は、収穫と同時に反省点も多かった。高江洲が四国選抜打線に
対して、5イニングを2安打無失点に抑える投球を披露しながら、不満顔を
のぞかせた。

  高江洲  「しっかり腕も振れなかったし、相手と勝負する前に、自分
        で自滅しかけてしまった。先頭打者の四球とか、大量点を
        取られてもおかしくない展開にしてしまいました」

 失点こそ許さなかったが、練習でしっかり取り組んできたものを、実戦の
マウンドで生かせなかった自分を悔いた。

  佐藤監督 「きょうは、今までで1番コントロールが悪かったね。でも、
        失点を許さなかったし、次がある」

ピンチにも踏ん張り抜いた投球に「先々が楽しみだ」とルーキーをかばった。

※小川、独り面目の一発−本塁打競争

 試合前に行われた本塁打競争で、プロとしての面目を保ったのが小川だ。
中日から堂上、新井とともに参加。それぞれ5スイングずつの計15スイング
で、本塁打は小川が放った1本のみ。四国選抜も1本にとどまり、勝負は何
とか引き分けに持ち込んだが、

  小川   「1本なんで、何とも言えないです。寂しいっす」

小川はしきりに頭をかきながら、照れ笑いを浮かべるのがやっとだった。

                 【6月28日付け中日スポーツより引用】