06/06/20 ナゴヤ  広島6回戦(対広島3勝2敗1分)

◎佐藤亮1失点完投で初勝利◎

 
広  島
中  日

[勝 投]佐藤亮  (5試合1勝2敗)
[敗 投]仁 部  (6試合0勝1敗)

 
広  島
中  日

 打率
中   藤 井 .188
二   森 岡 .254
右左  上 田 .227
左右  井 上 .667
捕   小 山 .214
一   新 井 .232
三   堂 上 .310
遊   中 川 .159
投   佐藤亮 .000
29 .202
 打率

  防御率
佐藤亮 37 2.25

【失策】佐藤亮

《相手投手》佐藤(5回)−仁部(1/3回)−梅津(2/3回)−苫米地(2回)

D先発・佐藤亮

  新人左腕、佐藤亮が先発し、9イニングを被安打8、奪三振9、与四死球
 2の1失点。116球の熱投で、待望のプロ初白星を初完投で飾った。

  最後の打者中谷の力のない飛球が左翼手のグラブに収まるのを見届けると、
 マウンド上の佐藤亮から満面の笑みが浮かんだ。 116球の粘投。ピンチにも
 動じることなく、自分の投球を貫き通した末につかんだプロ初白星の瞬間だ
 った。

   佐藤亮  「低めに丁寧に投げることが、9イニング全部できました。
         自分の持ち味である打たせて取るという本当の意味が、き
         ょう分かった気がします」

  前回の登板(13日、雁の巣でのソフトバンク戦)では、結果を求め過ぎるあ
 まり投球のリズムを崩して、1イニング0/3を5失点。プロ入り最短KOで、
 その日のうちに名古屋に強制送還された。同じ過ちを繰り返すわけにはいか
 なかった。自分の投球を強く意識して臨んだマウンドだった。

   佐藤亮  「結果を出さなきゃいけないという思いが強過ぎて、内容が
         ついてこなかった。ボクは真っすぐが速くない、緩急で勝
         負するタイプの投手。きょうの投球を自信にして、結果で
         はなく、いい内容の投球を続けたい」

 自分の生きる道は“緩急”。その術を見いだせたのが、何よりの収穫だ。

D7番三塁・堂上

  堂上が貴重な追加点をたたき出した。6回1死二、三塁で、左腕の仁部か
 ら左中間へ2点適時二塁打。4回にも左前打を放っており2安打2打点の活
 躍だった。

  これで8試合連続安打、6月は11試合で34打数14安打の打率4割1分2厘
 と好調。今季の通算打率も3割1分に上げた。

   堂上   「(6回は)真っすぐに絞って狙い通り打つことができました。
         この調子を続けていきたいですね」

 規定打席到達まであと6打席。好調をキープして、ウエスタン・リーグの打
 撃ベスト10入りを狙う。

                 【6月21日付け中日スポーツより引用】