06/03/13 由宇
教育リーグ
◎佐藤充−久本−石川、完封リレー◎
| |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
| 中 日 |
0 |
0 |
1 |
1 |
7 |
0 |
0 |
0 |
0 |
9 |
| 広 島 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
| |
安 |
二 |
三 |
本 |
振 |
球 |
犠 |
盗 |
併 |
残 |
失 |
暴 |
捕 |
ボ |
| 中 日 |
11 |
5 |
1 |
0 |
4 |
9 |
2 |
3 |
1 |
8 |
1 |
0 |
0 |
0 |
| 広 島 |
4 |
1 |
0 |
0 |
10 |
2 |
0 |
1 |
0 |
6 |
1 |
0 |
0 |
0 |
| | 打 | 安 | 二 | 三 | 本 | 点 | 打率 |
| 1 |
二 |
沢 井 |
4 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
.333 |
| 2 |
指 |
中 川 |
4 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
.154 |
| 3 |
遊 |
森 岡 |
4 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
.111 |
| 4 |
三 |
新 井 |
3 |
1 |
0 |
0 |
0 |
2 |
.333 |
| 5 |
左 |
桜 井 |
5 |
2 |
1 |
0 |
0 |
1 |
.294 |
| 6 |
右 |
中村公 |
5 |
3 |
3 |
0 |
0 |
2 |
.333 |
| 7 |
中 |
中村一 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.182 |
| 8 |
捕 |
小 川 |
4 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
.125 |
| 9 |
一 |
堂 上 |
3 |
1 |
0 |
1 |
0 |
1 |
.214 |
| 計 |
34 |
11 |
5 |
1 |
0 |
9 |
.255 |
| | 打 | 安 | 二 | 三 | 本 | 点 | 打率 |
| |
回 |
打 |
安 |
失 |
暴 |
ボ |
防御率 |
| 佐藤充 |
3 |
15 |
4 |
0 |
0 |
0 |
4.50 |
| 久 本 |
3 |
9 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0.00 |
| 石 川 |
3 |
9 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0.00 |
【失策】森岡
《相手投手》玉山(4回)−小島(1/3回)−丸木(2回2/3)−田中(2回)
【注】防御率は失点で計算しているので正確ではありません。
D先発・佐藤充
小雪が舞う悪コンディションの中で先発した佐藤充が、3イニングを無失
点に抑える好投を見せた。2回は2死から不運な当たりなどもあって3連打
を許したが、福地を得意のフォークで投ゴロに仕留めた。
佐藤充 「今日は全体的に良かった。ストレートも良かったけどフォ
ークが良かった。しっかり腕を振って打者に向かっていく
投球ができた」
D2番手・久本
1軍の中継ぎ定着を目指す久本が、広島打線を翻弄した。先発・佐藤充の
後を継いで2番手で4回からマウンドヘ。3イニングをパーフェクトに抑え
て、最高気温5度の寒さを吹き飛ばす快投をみせた。
久本 「きょうはチェンジアップのコントロールが良かったですね。
ブルペンで多めに投げたので、練習の成果を出すことがで
きて良かったです」
反省点は、立ち上がりにコースを狙いすぎてカウントを悪くしたこと。
久本 「スライダーがいいところに決まりすぎて、ストライクを取
れなかった。欲しいときにカウントを取れるようにしたい」
佐藤監督 「(相手を)見下ろして投げたときの久本は強い。コントロー
ルがよかったし落ち着いていた。 ただ、先頭打者で(カウ
ント)1−3までいっちゃねぇ。 でも、あとは完ぺきだっ
た」
久本 「調子は維持できているので、あとは緩急をしっかり使える
ようにしたい」
久本は、左のセットアッパーの座をつかむために結果を出す。
D3番手・石川
3番手で7回からリリーフ登板した石川が3イニングをピシャリ。先頭・
吉田を味方の失策で出塁させた以外は、ひとりも走者を出さない完ぺきな投
球だった。
石川 「シュートも良かったと思うけど、外の真っすぐとスライダ
ーをコーナーにしっかり投げられたことが良かった。あと
初球の入り方も良かったです」
佐藤監督 「シュートがキレていた。低めに制球されていた」
D6番右翼・中村公
3年目の中村公が5打数3安打と大活躍。しかもすべてが二塁打だった。
4回は左翼線に、5回は1死満塁から中堅越えに2点タイムリー。9回は左
翼線に。
中村公 「(5回のチャンスでは)インコースの真っすぐをセンター方
向にうまくもっていけた」
久しぶりの3安打にうれしそうだった。
※吉見19日実戦デビュー
ようやくデビューの舞台が決まった。19日の日曜日、教育リーグ・サーパ
ス戦。場所は2軍の本拠地・ナゴヤ球場。ルーキー吉見が白い歯をこぼした。
吉見 「自分では、試合に投げてナンボだと思ってるので。そろそ
ろ投げないとヤバイです」
社会人出の希望枠入団。即戦力として自分自身ネジを巻いていた。やっと実
戦に移れるうれしさが、顔ににじみ出た。
再三ブレーキがかかってきた。右ひじを一昨年11月に手術しており、首脳
陣は慎重。読谷2軍キャンプでも、右ひじの張りから投球禁止を命じられた
期間もあった。
定着していた“壊れやすい”イメージは、徐々に一掃してきた。ブルペン
では少しずつ投球数を増やし、 この日は、プロ入り最多となる138球の投げ
込みを行った。
吉見 「ヒジは大丈夫です」
14日も150球ほどの投げ込みを予定している。
プロで生きていくための武器も、ひっそりと磨いてきた。全体練習の後、
2軍の高橋投手コーチとの個別練習で習得したチェンジアップだ。
吉見 「自分は球速の速い変化球しかなかった。緩急をつけるため
に、遅い球が欲しかった」
投げ初めたばかりだが、ブレーキの利いた変化に手応えアリだという。
近い将来のエース候補がベールを脱ぐ19日。くしくも背番号「19」と重な
った。記念の日を、吉見にとっての吉日にする。
【3月14日付け中日スポーツより引用】