05/10/21 ひむか  フェニックス・リーグ

◎中川が勝ち越しの2点適時三塁打◎

 
中  日
巨  人

 
中  日
巨  人 13

 打率
左   英 智 .357
一三  中 川 .208
三   森 野 .269
  打一  堂 上 .333
指   高橋光 .429
  走   普久原 .250
遊   森 岡 .385
中   中村一 .235
右   桜 井 .083
捕   小 山 .375
  走   普久原 .250
二   鎌 田 .333
31 .302
 打率

  防御率
中 田 19 1.80
川 岸 4.50
長 峰 3.38
遠 藤 5.14

【失策】中田

《相手投手》内海(6回)−伊達(1回)−姜(1回)−酒井(1回)

【注】防御率は失点で計算しているので正確ではありません。
   特別ルールで指名代走を使う。

D先発・中田

  中田が先発。5イニングで4安打1失点と格の違いを見せつけたものの、
 投球動作が途中で停止したとして2度「反則投球」と判定され、今後に課題
 を残した。

  中田が「反則投球」を宣告されたのは、1回裏1死。2番の岩舘に2球目
 の投球動作に入った際、原一塁塁審から「イリーガルピッチ(反則投球)」が
 宣告され、投球は「ボール」と判定された。

  試合後、中田の反則投球について

   三塁塁審・友寄審判員
        「投球動作に入ってプレートから左足を引いた時、胸の位置
         でグラブが止まっている時間が少し長かったので反則投球
         となりました」

  公認野球規則は、投手の項で、「打者への投球に関連する動作を起こした
 ならば、中途で止めたり、変更したりしないで、その投球を完了しなければ
 ならない」(八・〇一aの(1))と規定している。

   中田   「こんなに厳しいとは思わなかったですね。ゲーム前に小林
         コーチから気をつけろと言われていたんですけど、マウン
         ドに上がったら忘れてしまいました(苦笑)」

  2回のマウンドでも1死走者なしで、6番・三浦に2球目を投げようとし
 た際に2度目の反則投球をとられてしまった。

  来シーズンからは「2段モーション」と「反則投球」の禁止が徹底される
 ことから、今回の教育リーグでも徹底“取り締まり”が実施され、12球団で
 数多くの投手が引っかかっている。

   森コーチ 「2段モーションのことは聞いてるけど、反則投球は聞いて
         ないよ。こっち(宮崎)に来てる若い投手は早めに(反則が)
         分かるけど(名古屋に)残っている1軍クラスの投手が心配
         だ。みんな引っかかっちゃうよ」

  貫録の投球を披露したが、思わぬ指摘を受け

   中田   「言われたからには直さないといけないですから。キャンプ
         でしっかりやります」

 今後も竜投に大きく影響を及ぼしそうだ。

D4番手・遠藤

  遠藤が宮崎でフォームを改良している。これまでの足を上げて1度止める
 フォームから止めないフォームに変更。セットポジションも試したが、しっ
 くりこないためこの日はワインドアップで投球。2イニングを1安打無失点
 に抑える好投をみせた。

   遠藤   「練習して3日目だけど、前回(18日インボイス戦)よりも良
         かった。コーチも良かったと言ってくれたんでね」

D2番一塁→三塁・中川

  2年目の中川が7回2死二、三塁で、勝ち越しとなる2点適時三塁打を左
 中間に放った。6回にも得点に結びつく安打を右翼線に放ち勝利に貢献。

   中川   「(三塁打は)スライダーを狙い打ちしました。6回はランナ
         ーを進めたかったんで。いいところに飛んでくれました。
         (残り2試合?)課題であるセンターから右方向の打撃を心
         掛けたい」

D3番三塁・森野

  森野が6回表、右ひざに自打球を当てて負傷退場した。関係者の話を総合
 すると、宮崎市内の病院でレントゲン検査を受けたが、骨には異常がなかっ
 たという。

D3番代打→一塁・堂上

  6回2死一、三塁の森野の負傷退場で急きょ代打に指名された堂上が、左
 腕・内海から同点適時打を中前に放った。

   堂上   「真っすぐを狙っていて変化球が来たけど、うまく反応でき
         ました。ちょうど準備をしていたんですぐゲームに入れま
         した」

 18日のインボイス戦に続いて今リーグ2本目の安打に堂上は喜んでいた。

※負傷組ナゴヤで汗−中村公&小川

  ナゴヤ球場の秋季練習は休養日だったが、秋季教育リーグ「フェニックス
 ・リーグ」で負傷して宮崎から戻ってきている中村公と小川が顔を出して体
 を動かした。左足とひざを負傷した小川は

   小川   「できる練習をするだけです。これ以上悪くなってもいけま
         せんから…」

 渋い表情。ウオーキングやキャッチングに取り組んでいた。

                 【10月22日付け中日スポーツより引用】