前田新、汗にまみれ打撃向上目指す
           <2003年6月15日付け「中日スポーツ」より引用>


 プロ2年目の前田新が2軍で泥まみれになって練習している。

 開幕1軍スタートと幸先は良かった。スタメンで2試合出場したが、ほと
んどは守備要員に終わり、無安打で2軍落ち。しかし、2軍でも結果が出な
い。打てないためにスタメン落ちすることが多くなった。

 昨年は、打っても打たなくても遊撃のポジションを与えられた。ところが、
今年は森岡が入り仲沢、善村が好調。打てなければ試合に出られない。くや
しいけれど仕方がない。

  大橋監督 「ワンパターンの打撃しかできない。ひざの使い方が悪い。
        打てなければ試合に出られないよ」

 守りの方はだいぶ安定した。昨年までのように捕球するときに頭が突っ込
まなくなった。

 問題は打撃だ。

  前田新  「とにかく打てるようにならなくてはどうしようもないです。
        指摘されている“ひざ”の使い方を自分のものにしたいで
        す」

 ティーバッティングに汗だくで取り組んでいる。