朝倉すり足やめた−足を上げて成績も上げる
           <2003年9月3日付け「中日スポーツ」より引用>


 すり足投法とも決別だ。朝倉が2日、ナゴヤ球場で約3カ月ぶりに投球練
習を再開。“フォーム改造”で復活へ新たなスタートを切った。

 6月5日に右ひじ骨棘の除去手術を受けてから順調にリハビリをこなして
きた朝倉が、ついにブルペン入りするまでに回復。鹿島2軍投手コーチを相
手に立ち投げで30球。

  朝倉   「キャッチボールの時とは全然違う。やりがいがあります」

久しぶりのブルペンに多少戸惑いを感じながらも、投げられる喜びに表情を
緩ませた。

 驚いたのは昨年11勝を挙げた独特の“すり足投法”ではなく、左足を大き
く上げるオーソドックスなフォームに戻したことだ。

  鹿島コーチ「上体だけで投げがちなすり足だと、ひじに負担がかかるの
        で」
  朝倉   「マウンドは傾斜があるので、バランスが取れずにちょっと
        怖かった。1年半ぐらい(足を上げるフォームで)投げてな
        かったですからね。でも徐々にやっていきます」

このフォームには乗り気だ。

 今後は右ひじの状態を見ながらになるが、良ければ続けてブルペンに入る
予定。順調なら10月11日からの高知・よさこいリーグでの実戦登板を目標に
仕上げていくという。故障を機に原点回帰。朝倉が来季を見据え、復活への
第一歩を踏み出した。


朝倉投げた−20メートル、30球
           <2003年7月26日付け「中日スポーツ」より引用>


 25日のナゴヤ球場での試合前の練習で、朝倉がキャッチボールを行った。
外野で鹿島2軍投手コーチを相手に、20メートルぐらいの距離で約30球。投
げるのは5月23日、ウ・リーグ広島戦以来。6月5日に右ひじの骨棘の除去、
形成手術を行い、リハビリに努めていた。

  朝倉   「4分程度です。指にあまりかかっていないが、久しぶりに
        してはスンナリと投げられました。
        (ひじの状態と)相談しながら、これから少しずつでも距離
        を伸ばしたり、力を入れるなどペースを上げていきたい」


朝倉調子良くなってきた
           <2003年5月15日付け「中日スポーツ」より引用>


 2軍で調整中の朝倉には「先発陣再編」に向けての大きな期待がかかる。
14日のウエスタン・リーグの近鉄戦(藤井寺)に先発予定だったが、試合は降
雨中止。このため16日の同リーグ阪神戦(ナゴヤ球場)に登板は延びた。川上
の離脱によって先発投手が不足してきたことを知らされると、

  朝倉   「次の阪神戦はビシッといきます」

 10日のウ・リーグ、サーパス戦(豊田)で最速150キロを計測し、 朝倉は自
信を取り戻した。

  朝倉   「調子は良くなってきました。後ろに(力を)ためようとし過
        ぎてボールがすっぽ抜けていた。今は前に体重をかけよう
        としている。これがうまくいっています」

 フォームの矯正に成功したというから、ひと安心だ。これで抜けるスライ
ダーがなくなり、速球やフォークも体全体を使って投げられることになる。

  都コーチ 「速さが本来のものになってきた。後はスライダーが抜けな
        ければ、OKが出せる」

 朝倉の1軍復帰の条件を挙げた。