土谷ドーム初安打!! 山田監督見てくれましたか
           <2003年8月19日付け「中日スポーツ」より引用>


 3年目の土谷が、16日にナゴヤドームで行われたウ・リーグの阪神戦で右
翼手として途中出場。ドーム初安打を放った。7回裏に回ってきた打席で阪
神・川尻から左翼線へ二塁打。視察の山田監督にアピールした。

  土谷   「緩いスライダーを狙っていた。その球がいきなりきたので
        打ちにいった。振りだすタイミングが早かったけど、ヒッ
        トになって良かったです」

 左腕だと出場機会が減る。だが、対左の打率は4割7厘、対右は2割4分
2厘。左のほうが相性はいい。また、前半戦よりも後半戦の方が、いい感じ
でスイングできているという。

  土谷   「スイング自体は変えていないが、タイミングの取り方だけ
        を意識している。これからも常に全力プレー。結果を出し
        て、1軍に呼んでもらえるように頑張ります」

 気合を込め、目を輝かせた。


打撃上昇の土谷、集中力磨け!!
           <2003年6月23日付け「中日スポーツ」より引用>


 土谷の打撃が力強くなってきた。21日のウエスタン・リーグのサーパス戦
では今季1号のソロ本塁打。左腕・島脇の内角寄りの速球をフルスイングし、
右中間席にたたき込んだ。

  土谷   「振っているところにボールがきました。たまたまですよ。
        でも、びっくりするくらい飛びました」

 ウ・リーグ開幕当初はスタメンで起用されることが、多かった。それなり
の結果も残していた。現在の外野陣は、都築が中堅手で固定。残る2つのポ
ジションを、土谷、藤立、森、幕田で争っている。少しでも調子が悪いと、
スタメンを外されるという緊張感がある。

  土谷   「ボールを呼びこもうとしてやっています。打撃コーチから
        は、右翼へ引っ張るつもりでやれと言われています」
  大橋監督 「タイミングの取り方が悪い。ベンチの中でも集中して試合
        に入っていってほしい」

 集中力のなさを指摘している。ボールに差し込まれて飛球を打つことが多
い。もっとポイントを前にしてゴロを打つことだ。そうなれば、自慢の脚力
が生かせれる。


土谷、食事改善で1軍狙う
           <2003年4月4日付け「中日スポーツ」より引用>


 3年目の土谷が、食事改善で悲願の1軍切符を狙うことを誓った。

  土谷   「これまでは肉ばっかり食べていました。これからは肉を控
        え、炭水化物を摂ります。ほとんど肉は食べません」

 さらにパワーアップするための自己改革宣言だ。

 現在、体重は74キロ。身長が177センチであることを考えれば、 決して太
っているわけではない。むしろスマートなくらいだ。だが、

  土谷   「腹とか見ると、余分な肉があるんですよね」

 もともとセールスポイントがコンパクトな打撃と走力だけに、さらに絞ろ
うと考えた。

 ここまでウ・リーグ4試合では9打数3安打、4打点とまずまずのスター
トを切った。入団当時は“九州のイチロー”と呼ばれていた土谷。3年目の
今年、1軍昇格を目指し、地道なところから努力していく。