若竜も熱い!! ウ・リーグ29日開幕
<2003年3月22日付け「中日スポーツ」より引用>
○大橋2軍監督「ここでどれだけ考え、実践するかだ」
−今年は将来が楽しみな新人がそろいましたね
大橋監督「森岡は試合で出せるものを持っている。それに1軍を経験して
きた桜井が、どう成長していくか。瀬間仲もいいものを持って
おり楽しみ。森岡、都築の二遊間。1、2番コンビが面白いと
思う」
−新人に刺激される形で、2年目以上の選手も頑張っているようですが
大橋監督「3年目の仲沢、土谷。それに2年目の都築あたりも良くなった。
昨年に比べれば試合に出して、勉強させるだけのことがあるよ
うになった」
−投手でも楽しみな選手が増えましたね
大橋監督「2年目の高橋聡が投げられるようになったし、ルーキー・長峰
も試合に出せるまでになった。たとえ打たれたとしても勉強だ
から先のことを考えれば楽しみ。大卒の植、小林の2人はやっ
てもらわなくてはいけないし、彼らの成長があれば洗平ら先輩
はウカウカしていられないはずだ」
−若手を育てることと、1軍への選手供給が2軍首脳陣の一番の仕事になり
ますが
大橋監督「当然そう。何年もプロでやってる選手は、1軍になにかあれば、
いつでもとって代われるようにしておかないと駄目。その上で
若手を使ってどれだけ底上げというか、全体のレベルアップを
図るかだと思う」
−いま1軍で活躍している選手も、大半はナゴヤ球場出身
大橋監督「最初から1軍だったら別だが、大半はここから上に行っている。
しっかり心身ともに鍛える場だし、ここでどれだけ考えて、実
践していくかにかかっていると思う」
−ナゴヤ球場に足を運んでくれるお客さんが多いが
大橋監督「本当に多い。イースタンも経験しているが、地方球場の巨人戦
は別にして、ジャイアンツ球場でもこれほどは来ないよ。多け
れば気持ちも違うし、力も入る。温かく見守ってもらいたいね」
−新しいシーズンが始まりますが
大橋監督「昨年と同じで失敗を恐れないように果敢にチャレンジしてほし
い。目的意識を持って、失敗を糧にして、生かす形でやっても
らえればいい」
○森岡−がむしゃらに振りにいきます
ファンのみなさんにアピールしたいのはバッティングですね。思いっきり
振ることを心掛けています。打てなくても当たり前という気持ちで、何も考
えずに打席に入っているのがいいんですかね?
初の実戦で感じたことなんですけど、やっぱりプロはすごいですね。スピ
ードが違います。でも早く慣れるように、いろいろ勉強しています。
キャンプ中に肩を痛めて心配かけましたけど、守備練習もみっちりやれる
ようになりました。捕球の仕方や、送球などプロの形作りをやっている段階
です。しんどいけど楽しんでやってますよ。
2軍戦でも、お客さんが多いのには結構驚いています。すごくうれしいで
す。1球1球を大切にプレーしていきますので、どんどん見に来てください。
応援よろしくお願いします。
○桜井−ファンの声が励みになります
1軍ではいろいろ勉強させてもらいました。特にファンの大切さがよく分
かりました。
調子が悪くなったとき、スタンドから、あるいはバスに乗り込む前に「頑
張れよ」「切り替えろよ」と声をかけていただいたのが、本当に励みになり
ました。
ドラゴンズはチームとファンの一体感を感じますね。ファンが見ててくれ
ると思うと、いいプレーができるような気がしますし、心強く思います。
今僕は肩の痛みも取れて、スローイングの練習をしているんですが、いい
イメージがわいてきたので、それを1カ月ぐらいで習得して、早く皆さんに
いいプレーを見せたいです。
あと、僕の売りは何と言っても長打力だと思うので、ファンの皆さんぜひ
見に来てください。
○瀬間仲−グラウンドでは常に全力プレー
ファンの皆さんに伝えたいことがあります。僕はまだプロ1年目の新人で
す。サインを頼まれたときはうれしいんですが、先輩が待っているときや練
習がまだあるときは断ることがあります。ごめんなさい。本当はしたいんで
すが…分かってください。
その代わりに、グラウンドに入ったら全力でいいプレーを見せます。
この前、ファンの皆さんが雨の中でも大勢見に来てくれたのは、すごくう
れしいし、やる気になりました。ドラゴンズに入ったことを幸せに思います。
ファンから「甲子園で見た特大弾を将来自慢できるような選手になってほ
しい」と言われました。そうなれるよう努力します。
本当にありがたいですね。チームのため、ファンのため、自分のために頑
張ります。