10/07/18 ナゴヤ  オリックス20回戦(対オリックス7勝10敗3分)

◎山本昌5回5安打無失点◎

 
オリックス
中   日

[本塁打]一 輝3号(6回2点小笠原)
[勝 投]梶 本  (13試合6勝1敗)
[敗 投]小笠原  (5試合1勝2敗)

 
オリックス 14
中   日

 打率長打率出塁率
遊    谷  .264 .438 .310
二   岩崎恭 .243 .306 .364
  投   矢 地 - - -
  投   久 本 .000 .000 .000
  捕   前 田 .197 .263 .319
  打   小林高 .095 .095 .095
左   中 川 .293 .447 .360
一   中田亮 .266 .392 .322
  打一  福 田 .304 .432 .320
右   小 池 .300 .400 .310
三   新 井 .229 .229 .339
中   中 村 .254 .331 .302
  中   加 藤 .167 .167 .231
捕   田 中 .225 .275 .319
  投   小笠原 .000 .000 .000
  二   沢 井 .295 .333 .370
投   山本昌 .000 .000 .000
  捕   松井雅 .250 .469 .294
  投   小 熊 - - -
28 .268 .363 .335
 打率長打率出塁率

  防御率 三振率
山本昌 70 19 3.38 2.25
小笠原 11/3 34 10 6.33 2.95
矢 地  2/3 1.38 5.54
久 本 13 4.40 8.48
小 熊 22 9.31 3.72

【失策】沢井

《相手投手》梶本(6回)−前田佑(2回)−阿南(1回)

オリックス
右  大 村(山本昌)
左安
  二ゴ  三ゴ  中安    
 走右 柴 田                左安
 投  阿 南                  
三  高 島投犠  捕邪    (小笠原)
中安
四球  右安
中右 赤 田中飛    左安  右飛(矢地)
[二ゴ]
  中3
二  一 輝左安    右飛  左本三併  中飛
一  喜 田  中飛  遊飛  一ゴ  (久本)
三邪
  
 捕  前田大                二ゴ
左  丹 羽  左飛  右安  三振  右飛  
遊  長 田  二ゴ  二ゴ    投安遊ゴ  
捕一 土 井    右安  一邪  投ゴ  (小熊)
中飛
投  梶 本    捕犠  三振        
 打  バイナ            中安    
 投  前田佑                  
 打中 坂 口                中安
中   日
遊   谷 (梶本)
左飛
  三直    遊直    (阿南)
三振
二  岩崎恭右飛  三振    三振      
 投  矢 地                  
 投  久 本                  
 捕  前 田                  
 打  小林高                右飛
左  中 川四球    右飛    (前田佑)
遊ゴ
  中飛
一  中田亮三振    一ゴ          
 打一 福 田            二ゴ    
右  小 池  二飛  二ゴ    二ゴ    
三  新 井  中安    左安    遊直  
中  中 村  二ゴ    遊併        
 中  加 藤              三ゴ  
捕  田 中  三振    左飛        
 投  小笠原                  
 二  沢 井              四球  
投  山本昌    三振            
 捕  松井雅          三振  三飛  
 投  小 熊                  
    (  )内は対戦投手、[  ]は失策出塁

D先発・山本昌

  27年目のベテラン左腕・山本昌が先発し、復帰後最長タイとなる5イニン
 グを無失点だった。5安打は許したが、要所を締める投球で球宴明けの1軍
 復帰に向けアピールした。中日2軍はこの試合で前半戦を終了。65試合を消
 化して24勝35敗6分けの最下位でシーズンを折り返すこととなった。

  名球会左腕が自らの梅雨明けを宣言した。5イニングを投げ終えた山本昌。

   山本昌  「普通に投げられるようになった」

 笑顔を浮かべる。普通とは、もちろん1軍で投げられるレベル。復帰準備O
 Kなのだ。

  いきなりピンチを背負った。1回に2死二塁。4番の一輝にレフト前ヒツ
 トを許した。だが左翼・中川の好返球で二塁走者の大村は本塁で憤死。これ
 で44歳のベテラン左腕はリズムを取り戻した。

  2回以降はキレ味鋭い直球を主体にテンポよく投げ込み、危なげなく5回
 まで乗り切る。合計5安打は与えたが、持ち前の粘りを発揮した。中でも無
 四球という投球内容が光る。

   山本昌  「今日はフォアボールが無かったし、真っすぐ中心で投げら
         れた。変化球も試合が進むにつれてよくなってきた。試合
         に投げられる準備は整った」

  すっかり日焼けした山本昌。蒸し暑さを吹き飛ばすようなさわやかな表情
 を浮かべ、炎天下で投げた70球を振り返った。この日、47歳の西武・工藤が
 ひとあし先に1軍に上がった。3月に左ひじを痛め、2軍で汗を流してきた
 球界の先輩に負けてはいられない。

   小林コーチ「前回よりも良かったね。球のキレもワンステップ上がった。
         レベルアップしているのは間違いないんで、上(1軍に)に
         はそう報告するよ」

 状態は投げるごとに上昇している。

  朝倉、川井が2軍に落ちている現在、1軍の先発ローテーションも楽では
 ない。吉見、チェン、中田、山井で回っているが、連戦になればあと2枚必
 要となる。夏場に強い山本昌。キャリアも抜群。球宴後に向け、期待はさら
 に大きくなるはずだ。

   山本昌  「細かいところをじっくり調整していくよ」

 大好きな夏本番を迎えて、ベテランがアクセルを踏み込んだ。

D6番三塁・新井

  チーム全安打となる2安打を放ち

   新井   「下半身始動で打つように取り組んでる。継続することが大
         事。また(1軍に)呼んでもらえるようにやっていきます」

◆川相2軍監督、個々の意識改革進んでると評価

  ウ・リーグを最下位で折り返すことになった中日。

   川相監督 「結果はよくないが、少しはこちらがやってほしいことをや
         ってくれているのが見えるようになった。『全力でやる』
         『スキのないプレーをする』ことを言い続けているけど、
         少しずつ表現できてきている」

  成績には直結してはいないが、個々の選手が少しずつ意識改革していると
 評価。

   川相監督 「チームの勝ちも大事だが、個々の選手が成績を残すことも
         大切。『オレはこれで生きていくんだ』というものをもっ
         ともっとアピールしてほしい」

 後半戦での奮起を促した。

                 【7月19日付け中日スポーツより引用】