09/06/02 北神戸  オリックス9回戦(対オリックス5勝4敗)

◎福田4二塁打リーグタイ記録◎

 
中   日
オリックス 13

[本塁打]由 田2号(3回1点山内)
     柴 田1号(7回2点清水昭)
      谷 3号(9回1点山崎正)
[勝 投]高 木  (14試合2勝2敗)
[敗 投]山 内  (7試合1勝3敗)

 
中   日 12
オリックス 11 11

 打率長打率出塁率
遊   岩崎達 .152 .152 .200
三   柳 田 .260 .397 .331
  二   沢 井 .385 .413 .429
二三   谷  .301 .495 .333
右   李炳圭 .321 .512 .370
  右   小林高 .333 .333 .400
左   中 川 .229 .257 .289
  打左  西 川 .240 .300 .333
中   中村一 .236 .326 .263
一   福 田 .326 .581 .356
指   加 藤 .000 .000 .071
  打指  岩崎恭 .333 .444 .367
捕   前 田 .263 .439 .333
39 12 .259 .380 .319
 打率長打率出塁率

  防御率 三振率
山 内 81 22 4.89 5.12
岩 田 10 10.80 6.00
赤 坂 25 4.50 4.50
清水昭 36 5.74 7.47
高 島 24 18.00 9.00

【失策】中村一

《相手投手》高木(7回)−宮本(1回)−山崎正(1回)

D3番二塁→三塁・谷

  大差の負け試合も9回、谷が本塁打で一矢報いた。8点を追う9回2死、
 山崎正の高めのスライダーを流し打って右翼ポール際にたたき込み、今季ウ
 ・リーグ3号のソロアーチ。5月19日に1軍合流後、一度も出場機会のない
 まま25日に登録抹消されていたが「下でしっかり結果を残し続けます」と口
 を結んだ。

D7番一塁・福田

  福田がウエスタン・リーグの歴史に名を刻んだ。4打席すべて二塁打。1
 試合4二塁打はウ・リーグ史上、2人目。元中日の堀込基明外野手(故人)が
 南海時代の1962年6月23日にマークしており、47年ぶりのタイ記録だ。

   福田   「記録? そうなんですか? 調子はいいんですけれど二塁
         打4本はまぐれです」

 とご謙遜。さすがに狙って残せるような記録でもないが、50年近い時の隔た
 りには目を白黒させた。

  この日は7番一塁で先発出場。0−1で迎えた2回1死一、三塁、オリッ
 クスの先発左腕・高木の内角球を引っ張って左翼線を破る同点打。これで波
 に乗ると4回、7回と同じように左翼線を破った。記録達成の8回の打席も
 インコースを中前へ。

   福田   「(ボールになる)変化球の低めを振らなくなりました」

 鋭い選球眼で好調を維持している。

  新井が1軍に合流したのをきっかけに5月26日の阪神戦(ナゴヤ球場)から
 スタメン起用のチャンスが巡ってきた。以降、この日を含めて6戦で5度ス
 タメン起用され3度のマルチ安打。期待に応えている。

   高柳コーチ「タイミングの取り方がよくなった。もともと振れる力もあ
         るし、スイングスピードもある」

 パワーヒッターらしい長打の連続を評価。

   高柳コーチ「上(1軍)へというのにはまだまだだけれど、若いのが出て
         きてもらわないとね」

D2番手・岩田

  大荒れだった投手陣の中、岩田が1イニングを3者凡退の好投。4イニン
 グ8失点でマウンドを降りた先発山内の後を引き継ぎ5回に登板し浜中、後
 藤、木元と3人をすべてフライアウトに打ち取った。

   岩田   「ストライクがポンポンと取れたんで」

 コントロールのよさに満足そうだ。

                 【6月3日付け中日スポーツより引用】