09/03/08 ナゴヤ  教育リーグ

◎鈴木復帰1イニング無失点◎

 
阪  神
中  日

[勝 投]能 見
[敗 投]朝 倉

 
阪  神
中  日

 打率
遊三   谷  .250
二   柳 田 .154
  二   沢 井 1.00
左   中村公 .214
  左   小林高 .000
一   新 井 .167
指   平 田 .385
中   英 智 .167
右   中村一 .167
三   堂上直 .000
  遊   岩崎恭 .000
捕   小 田 .000
  捕   前 田 .167
  捕   田 中 -
  打   福 田 .000
28 .191
 打率

  防御率
朝 倉 22 1.80
鈴 木 0.00
小林正 0.00
菊 地 0.00
中 里 0.00

【盗塁】谷
【失策】柳田

《相手投手》能見(4回)−若竹(3回)−筒井(2回)

【注】防御率は失点で計算しているので正確ではありません。

D先発・朝倉

  右腕血行障害から復活を目指す朝倉が2軍戦で上昇気配を見せた。先発で
 5イニングを投げ、失策絡みの1失点(自責はゼロ)のみ。安打5、三振4、
 四死球3、MAX141キロという内容だった。

   小林コーチ「一番良かったときと比較すると、どうしてもマイナスの部
         分を感じるけど、去年秋のフェニックス・リーグの状態を
         考えるとずっと進歩している」

 3日のロッテ戦では3イニング5失点と低調。その後は1軍で修正を続けて
 きたが、今後また2軍戦で投げるか、1軍に戻るかは未定。

D2番手・鈴木

  右ひじ疲労骨折からの復活を目指す鈴木が、開幕復帰への光明を見せた。
 約1年ぶりに実戦登板。1イニング無失点、2奪三振と快投し、順調な回復
 ぶりを示した。

  約1年ぶりとは思えない巧みさだった。

   鈴木   「思ったよりもピッチングになっていましたね。内角に真っ
         すぐを見せておいて外にスライダー、とか」

 自分で意外そうに話したのは鈴木だった。

  6回にマウンドヘ。 試合は昨年4月19日の横浜戦以来約1年、323日ぶり。
 先頭にスライダーを二塁打されたものの、そこから2者連続空振り三振。最
 後は遊ゴロ。右ひじ疲労骨折からの復帰登板は1イニング無失点の貫禄投球
 だった。

  MAX139キロ。

   鈴木   「もう少し腕が振れるんじゃないか、という感じはあります。
         あとは明日になって体の状態がどうなるか」

 慎重に自己分析した。本人以上に高評価したのは小林投手コーチだった。

   小林コーチ「こっちが思っていた以上のボールも何球かあった。非常に
         明るい材料になった」

  次回登板は体に問題がなければ13−15日の教育リーグ・オリックス戦(神
 戸サブ)。その次の見通しを小林コーチが語った。

   小林コーチ「上(1軍)から『見たい』と言われれば、もちろん推薦する、
         というレベルまで来た感じ。現状報告という意味でも、上
         で投げさせてもらうのはいいと思う」

  たとえテストでも、1軍合流が見えてきた。その先には開幕1軍が待つ。
 もっとも

   鈴木   「いつまでに(1軍)ということはまったく考えてないです」

 ここまでリハビリから地道にステップを踏んできた。開幕に合わせるのでは
 ない。体の事情が最優先。それでも地力のあるリリーバーには開幕1軍が寄
 ってきそうだ。

D2番二塁(途中出場)・沢井

  左ふくらはぎ肉離れでキャンプ中盤から別メニュー調整を続けていた沢井
 が実戦復帰。7回から二塁の守備に就いた。復帰第1打席となった9回2死、
 左腕・筒井からチーム唯一の長打となる右翼フェンス直撃の二塁打を放った。

   沢井   「今年一番の当たり。(スタンドに)入るかと思った」

 あともう少しでスタンドインという大飛球を放ち、復帰初戦を自らのバット
 で祝った。

D9番捕手(途中出場)・田中

  自主トレ開始直前の1月中旬に右肩を痛め、出遅れていた田中が今季初め
 て実戦出場し、9回から1イニング、マスクをかぶった。

   田中   「ゲームに入ったら肩の不安とかは気にならなかった。遅れ
         た分をこれから取り戻したい」
   中村コーチ「見た目では問題ないと思う。でもやっと試合に出られるよ
         うになったという段階。これからだよ」

                 【3月9日付け中日スポーツより引用】