22/10/27 ひむか  フェニックスリーグ

◎星野2安打4打点、味谷2安打3打点◎

 
中  日 17
楽  天

[本塁打]鵜 飼(7回1点高田)
     郡 司(7回2点津留崎)
     小 郷(9回1点森)

 
中  日 17
楽  天

 打率長打率出塁率
中指  岡 林 .224 .286 .269
  打指  伊 藤 .261 .348 .452
一   福 元 .389 .556 .431
  走指中 三 好 .212 .273 .316
三   高橋周 .381 .476 .429
左   鵜 飼 .250 .643 .306
指一  郡 司 .296 .444 .387
右   ブライト .270 .270 .440
二   石 垣 .278 .389 .316
捕   味 谷 .281 .375 .324
遊   星 野 .225 .325 .279
41 17 17 .285 .425 .359
 打率長打率出塁率

  防御率 三振率
高橋宏 24 0.00 10.64
石川翔 1.17 8.22
竹 内 5.40 5.40
 森  4.50 10.13

《相手投手》泰(5回)−高田(1回1/3)−津留崎(1回2/3)−吉川(1回)

中  日  
中指 岡 林(泰)
遊ゴ
  左飛捕ゴ  中安右2      
 打指 伊 藤                  (吉川)
三振
一  福 元右2    右飛死球          
 走指中三 好          右3三飛    捕邪
三  高橋周右安    右安中安二ゴ(津留崎)
右安
    左飛
左  鵜 飼二併    四球右犠  左本遊飛    
指一 郡 司  中飛  四球右安  四球左本    
右  ブライト  三振  死球右犠  右安三振    
二  石 垣  右飛  三振三振  左安  右飛  
捕  味 谷    三振中安  (高田)
左飛
中2  三振  
遊  星 野    右飛左2  三振左2  二ゴ  
楽  天  
三  渡 辺(高橋宏)
三振
  左安  投ゴ          
 三  水 上                (竹内)
中飛
右飛
遊  伊 藤三振  三振    一飛        
 遊  沢 野                三飛  
二  黒 川三振  左安    中2    投ゴ  
右指 小 郷  中飛二ゴ    三振      (森)
右本
中  武 藤  投ゴ  遊ゴ  左安      中安
指  堀 内  左安  一直  一ゴ        
 右  大河原                  死球
 走  堀 内                    
一  安 田  四球  右邪    (石川翔)
三振
    中安
捕  江 川  三振    二飛  二飛    二ゴ
左  吉 野    三ゴ  遊ゴ  一ゴ    三振
    (  )内は対戦投手、[  ]は失策出塁
    楽天・堀内、代走は特別ルールによる臨時代走
[得点経過]
4回 1死、高橋周右前打、鵜飼、郡司連続四球で満塁に
ブライトが死球を受けて押し出しとなり先制
2死後、味谷が二遊間を破る2点適時打
なおも一、二塁で星野が左越え2点適時二塁打
5回 先頭福元が右膝付近に死球を受け三好が代走
高橋周中前打で三好三塁、送球間に高橋周二塁へ
鵜飼の右犠飛で追加点
郡司右前打で1死一、三塁としブライトも右犠飛
6回 2死、岡林が二遊間を破り、三好は右越え適時三塁打
7回 先頭の鵜飼が今リーグ6本目となる左越えソロ本塁打
さらに郡司四球、ブライト右前打で無死一、二塁とし
石垣左前適時打、味谷左中間適時二塁打に続き
星野も左越え2点適時二塁打
岡林も右翼右に適時二塁打
1死後、高橋4安打目は一、二塁間を破る適時打
2死後、郡司が大学の同級生から左越え2ラン
[失点経過]
9回 森が登板、先頭にソロ本塁打被弾
さらに安打、死球、安打で無死満塁、二ゴロ間に失点
2死後、暴投で3失点目

D先発・高橋宏

  宮崎での最終登板は6イニングを5安打無失点。最速154キロをマークし、
 6奪三振も、満足とは程遠い内容だった。

   高橋宏  「調子自体はあまり良くなかったです。結果にこだわると言
         ったなか、ゼロで終われたのは最低限よかったです」

  立ち上がりは完璧だった。先頭・渡辺佳に粘られながら三振を奪うと、続
 く伊藤、黒川も圧倒。三者連続三振と格の違いを見せつけた。

  だが、2回は2死から安打と四球で、3回は1死から2安打で得点圏に走
 者を背負い、3回終了時点で球数は62球。ピリッとしない内容に、ベンチで
 山井2軍投手コーチから「リズムを上げていこう」と声を掛けられ、

   高橋宏  「勝負を早めにしていこうと意識した」

 4回、5回はいずれも12球ずつで三者凡退に退けたものの、今季6勝を挙げ
 た右腕にとって、規定打席に到達した打者がいない楽天打線はいわば“格下”
 それでも、6イニングで104球を要し、許した5安打のうち3本が追い込ん
 でからだった。

   高橋宏  「決め球、打ち取ろうとしたボールが全部甘く入ってしまっ
         た」

   片岡監督 「球数も投げられて、(11月の)侍ジャパンに向けて良い準備
         になったんじゃないかな」

   片岡監督 「ちょっと1軍を経験している打者には、簡単にアウトを取
         れなかった印象もある。今回2試合見て、どの打者にも全
         力で投げる。その辺りの強弱、メリハリがもっと付けられ
         るようになれば、球数も減っていくと思う」

   高橋宏  「球数が110球程度の予定で6、7回、8回まで投げたかっ
         たが、課題がたくさん出てしまった」

D4番左翼・鵜飼

  強烈な破壊音とともに、美しい放物線が打ち上がった。鵜飼が今リーグ6
 本目となるアーチを宮崎の空に架けた。

   鵜飼   「狙っていた初球を一振りで仕留められた。完璧でした」

  先頭で迎えた7回の4打席目だった。2番手・高田の初球を振り抜くと、
 打球はあっという間に場外へと消えていった。打った瞬間それと分かる一打
 は、中村紀2軍打撃コーチの教えを体現した一発だった。

   鵜飼   「ノリさんから『7割の力で打て』とずっと言われていた。
         力まなくてもあそこまで飛ばせるんだと感じた」

  ただ、豪快な一発よりも片岡2軍監督が評価したのは5回無死二、三塁で
 の右犠飛。

   鵜飼   「得点圏で追い込まれてから、ああいうバッティングができ
         るようになってくれば変わってくる。簡単に三振するので
         はなく、最低限というのができるようになってほしい。一
         つきっかけにしてほしいね」

  フェニックス・リーグでの6本塁打以上には2009年の日本ハム・中田(現
 巨人、6本)、18年のヤクルト・村上(10本)、19年の同・塩見(9本)といっ
 た球界を代表する打者が名を連ねる。

   鵜飼   「これまでは点差が開いた場面とかが多い。先制や逆転の一
         発を打ちたい」

D片岡2軍監督

  17得点での大勝に

   片岡監督 「8月、9月の2カ月分を一気に取ったんちゃうん?」

  特に7回は2本塁打に5連打で一挙に9得点。

   片岡監督 「ブライト、石垣、味谷、星野の4連打はファーストストラ
         イクを仕留めた。これまでずっとやってきた、積極的にや
         っていこうというのが結果として表れた」

  さらに2安打3打点の味谷、2安打4打点の星野と大暴れした高卒ルーキ
 ーについて

   片岡監督 「この2人は特に自信を持っていい内容だった」

                 【10月28日付け中日スポーツより引用】